死後出版(読切)

死後出版の感想 #推しを3行で推す

死後出版(読切)
マンガトリツカレ男
マンガトリツカレ男
1年以上前

・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 掲載誌のヤングキングBULLっぽくない読切だな。なんとなく読み始めたけど予想以上に面白かった。 ・特に好きなところは? 主人公の「死後出版じゃなかったら書けなかった気がする」までの流れ。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 全く知らない作家だったが他の単行本を読んでみたくなるくらい面白かった

はしっこの恋

北海道の端っこで温かい恋をする2人。

はしっこの恋
Pom
Pom
1年以上前

情景を想像しながら、北海道に旅行した様な気分にもなりました〜 酪農家と、漁師の恋ってのもあまりない感じで良かったなぁ。 何よりも、私は園美の人柄がとても好きです。 ゆるゆると、でもしっかりとゆっくりと育まれていくテツと園美の恋。 時に笑いがあり、ゆるい気持ちで読めたし自分の休日にぴったりの漫画でした。

チャンプ

チャンプの感想 #推しを3行で推す

チャンプ
マンガトリツカレ男
マンガトリツカレ男
1年以上前

・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 俺の好きな要素しかないのにまじで続きが読めないのがつらい。続いていれば「あしたのジョー」「がんばれ元気」などと並ぶ少年ボクシング漫画の傑作に確実になっていたと思うね ・特に好きなところは? 太一のライバルである桜庭と部屋に貼ってあるポスターについてやりとりするところ。全然本編に関係なさそうなところだが、よくこんなシーンでトレーニングの成果を表現できるな。さすがというしかない感じだった。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 一応ちょうどいいところで終わっているという感じですがやはり続きが読みたい。歳を重ねるごとに「ちばあきお」の描く主人公がいいなと思えてくる

画太郎先生ありがとう いつもおもしろい漫画を描いてくれて…

画太郎先生ありがとう いつもおもしろい漫画を描いてくれて…の感想 #推しを3行で推す

画太郎先生ありがとう いつもおもしろい漫画を描いてくれて…
マンガトリツカレ男
マンガトリツカレ男
1年以上前

・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 画太郎先生ありがとう いつもおもしろい漫画を描いてくれて…としか思えないね ・特に好きなところは? 「災いは口のもと」の全て。マンガは絵とストーリーのどっちが大切かというよくある話が、「災いは口のもと」を見るとやはり両方とも必要だというのが良くわかった ・作品の応援や未読の方へオススメする一言!  「エスカレーション」の完成度の高さと、「災いは口のもと」の面白さはすごい。漫☆画太郎版「笑ゥせぇるすまん」と言えばいいのか「ババアゾーン」もいい。短編集なので漫☆画太郎の絵の変遷もわかっておもしろい

おはよう!スパンク なかよし60周年記念版

泣ける・・動物との友情物語!!

おはよう!スパンク なかよし60周年記念版
酒チャビン
酒チャビン
1年以上前

子どものころアニメをやっていたのか、なんとなく印象にはあったのですが、内容はほぼ知らず、ただ主人公のスパンク(犬)が昔飼っていたうさぎを彷彿とさせるところがあったので、なんとなく気になって読んでみました。 結果・・面白い!!アニメの記憶では、なんとなくスパンクのルックスからして、ドタバタ生活コメディかと勝手に想像していたのですが、全然違いました!少女漫画らしく、飼い主の甘酸っぱい恋愛話などもあるのですが、メインは飼い主とスパンクとの尊い友情の物語だと思います。スパンクが信じられないくらい愛くるしく、性格もすごく良いので、大ファンになりました!(けっこう昔のマンガ特有の、悲惨でシリアスな状況に追い込まれがちな描写もあります) ちょっと調べたところ、ちょうど今発売中のなかよし2022年9月号から期間限定新れんさいで続編のような4コマが掲載されているのと、なんと「おはよう!スパンク HAPPYステショセット」(ポーチ、シャーペン、定規)がついているとのことで、思わず今日朝イチくまざわに購入しに行ってしまいました。 ゆるキャンのようなほんわりとした作品が好きな方や、感動ものが好きな方には全員にオススメできる作品です!!ぜひ試し読みでもいいので読んでみてください!!!

単行本未収録傑作集 死神

ブラック横山光輝

単行本未収録傑作集 死神
かしこ
かしこ
1年以上前

単行本のタイトルになってるだけあって「死神」が1番面白かったです。こういう主人公が死神になっちゃうオチってよくあるはずなのに上手いことダマされました。好奇心は身を滅ぼすっていうことよりも、前任の死神の消滅の仕方が後味悪いのが大人向けの漫画っぽくていいですね。2番目に好きなのは「汚れた勝負服」かな。ラスト1ページで主人公が極悪人だったことが判明するダイナミックさに驚いた。

あとかたの街

非常識が常識になる

あとかたの街
名無し
1年以上前

昔の常識が今の常識とは限らず、逆も言えます。 常識と思っていたことが今読むと全然違う。 夏のこの時期に読んで戦争とは人間をどういうものにするか考えるのが良いですね…。 思考も思想も変えてしまうし皆苦しむし悲しむ。 漫画になってるとすごくわかりやすいので頭にスッと入ってきます。 説教臭くなく、考える部分は読者に委ねられてる感じが好印象です。

サチコと神ねこ様【フルカラー】

でもやっぱりねこかわいい

サチコと神ねこ様【フルカラー】
野愛
野愛
1年以上前

ねこが出てくる漫画なのにねこがどうでもよくなるくらいサチコさんがかっこよくて面白くて好き。 友達や同僚になりたいかは別として好き。ジローとは友達になりたい。 ねこがどうでもよくなるとは言ったけど、神なのにアホかわいい神ねことサチコさんの掛け合いがまたよい。 木下とクロちゃんの愛重めでめんどくさい2人もまたよい。 時事ネタとか流行りものを気持ちよく斬ってくれるから、こんなことあったな〜って思い出せるのも楽しい。 ジャーサラダとかあったな。なんであんな危険なものを流行らせようとしたんだろう。

女子攻兵

7巻の展開がすごい #完結応援

女子攻兵
名無し
1年以上前

「女子攻兵」に乗り込むパイロットは段々と自我が女子高生のそれに侵食されてくる(俗っぽく言うとSAN値が削られる…みたいな)設定があるので、幻覚やフラッシュバックなど、元々サイケデリックな表現が特徴の作品ではあるのだが、それでも7巻はちょっとすごい。 終盤、作中を貫く狂気の根源に迫る、エヴァンゲリオンで言うところのネルフ最深部みたいなところにいよいよ乗り込む展開がアツいのだが、7巻に入った途端一気にようすが変わる。 セカイ系ということばが浸透して随分経つような気もするが、やっぱり本作みたいに舞台装置そのものを揺らしながら描くような作品ってすごいと思ってしまった。

河畔の街のセリーヌ

パリの女性達を記述する少女 #1巻応援

河畔の街のセリーヌ
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
1年以上前

舞台は十九世紀、膨張をはじめたパリ。十四歳の少女が老紳士に請われるがまま、さまざまな職業を体験する物語。 端正で美しい筆致で、笑わない少女と職業夫人たち(時に男性とも)の出会いが描かれる。派手な演出は少なく、冷静に描かれることで、少女の心の僅かな機微、理性的で正直な思考と行動、その目で捉えた正確な人物像が伝わってくる。 少女は女性たちと触れ合い、少し何かを渡し、何かを受け取り、記述してゆく。そこには少女の頬の赤みのような、微かでも強いエンパワメントがある。 少女が何かの道を極める物語ではない。その歩みは彷徨と呼ぶのが相応しい。しかし民俗学者の採集のような地道さと、少女特有の丁寧さと鋭さで記述されたその彷徨が、どんなパリ職業婦人記として完成されるのか、考えるとワクワクしてしまう。

らぶ あんど ぴーす

ステルス男子が学園の百合を守る!

らぶ あんど ぴーす
名無し
1年以上前

共学になって間もない元お嬢様学校で肩身の狭い思いをしている男子の中のひとり・マモルくんは、人の喧嘩を前にすると防衛本能からステルス(自分の姿を消す)能力が身についてしまった。彼は強面でありながらとても優しい心の持ち主で、その能力を使って学園の女子たちのいざこざを解決し、その結果無事に百合カップルが生まれてゆく…というすごい設定の漫画です。マモルくんの影の努力によって学園にひとつ平和が訪れたときには自然とニコニコしている自分がいます。タイトルに偽りなしですね。

なないろ革命

女子中学生の革命

なないろ革命
Nano
Nano
1年以上前

主人公奈菜は可愛い友達ゆゆのお願いを断ることができない。 髪型もキーホルダーも全部一緒。断ったら居場所がなくなるから。でも自分がどんどんすり減ってしまうようで辛い。 そんな奈菜は、クラスの男子詩丘くんと出会い自分の本音を彼にぶつける。流されてばかりの弱い自分はもう嫌だ。奈菜は髪を切り「もうゆゆのお願いはきかない」と宣言する。 ざっくり一話の内容。本当に一人の女子中学生が革命を起こすんですよ。 奈菜の周りで起こることとか心情が本当にリアルで、何度も共感した。 ゆゆは言っちゃえばクレイジーサイコレズなんだけど嫌いにはなれないんだよなあ…。

腕撃のパンツァー

世界を終わらせないためにスカートを捲る

腕撃のパンツァー
兎来栄寿
兎来栄寿
1年以上前

「20XX年 世界は異世界のメスガキに支配された」から始まる叛逆の物語。流石は『女子小学生はじめました P!』の牛乳のみおさん、ブレません。また三十路男が美少女になるお話です。 お股から魔素が出る彼女たちに対抗できるのは「スカートめくり人類最強」と謳われた主人公だけ、という清々しいほど頭の悪い作品。 そんな主人公に対抗するべく敵(メスガキ)もパンツと一体となったコルセットを装備してきたり、技名が「五等分の俺」だったり、読めば読むほど混沌を極めていきます。 こんな設定でありながら、ちょっと良い話になるのも良い混乱。 描き下ろしスピンオフの「この学校では同級生のパンツを3つ集めた者だけが進級できる」という設定も天才的であると言わざるを得ません。 こういったバカマンガからしか接種できない栄養素が欲しくなった貴方に。

聖女メリアと千年王国の騎士

少女が聖女となる物語

聖女メリアと千年王国の騎士
兎来栄寿
兎来栄寿
1年以上前

『しかばね少女と描かない画家』を読んで以来、神江ちずさんのオリジナルファンタジー作品に全幅の信頼を置いています。この新作、『聖女メリアと千年王国の騎士』も非常に楽しみにしていました。 表紙・裏表紙を見ていただければ解る通り、まず何と言っても絵が良いですね。試し読んでいただけるのであれば、1ページ目のカラーも美麗で、これから始まる物語に期待を高まらせてくれます。また、本作はカバー裏の絵もデザイン含めファンタジー全開で、大好きです。 物語としては、いわゆるシンデレラストーリー、あるいは貴種流離譚的なタイプです。主人公のメリアは、ある特別な才能を持っているのですが過酷な境遇で生活することを余儀なくされて育ってきました。しかしある日、王室直属の七騎士のひとりであるダグラスと出逢うことで運命の輪は回り出していきます。 苦境を乗り越えて元々持っていた特別な才能を発揮するシーンは王道ですが、カタルシス抜群です。 千年前に受けた王家の呪いを解く物語であることは明言されていますが、それをいかにして成していくのか。1000年前の謎など、散りばめられたピースがどう産められていくのか。メリアとダグラスの関係性の行く末や、個性豊かな七騎士たちが全員出揃うのも楽しみです。

漁師はエビで、愛を釣りたい

腹が減ってはBLは読めぬ

漁師はエビで、愛を釣りたい
兎来栄寿
兎来栄寿
1年以上前

タイトルも良いですが、 「ペンギンとカワウソとコブダイ以外で求愛してきたのは、キミが初めてです」 というフレーズがパンチラインすぎました。 漁師見習い兼動画配信者のユーサクが、自分の料理をそれはもう美味しそうに食べてくれる魚マニアの先生といい感じになる痴話からのほのぼのハッピーなBLです。『作りたい女と食べたい女』のように、食べる方の幸せと作る方の幸せ双方が描かれます。 毎回登場するグルメ部分が本格的で、伊勢海老の腹足の落とし方からアカエイの調理方法までしっかりと解説されます。そして、できあがる料理の数々はとても美味しそうで、素材を入手するハードルは高いもののどれも実際に食べてみたいと思わせてくれるものばかりでした。これは胃袋を掴まれてしまうのもやむなし、と納得させられます。 そして、食欲が満たされたら次に満たすのは、ということで毎回水の中で鍛えられた良い肉体同士が熱く交わります。元気の良い攻めの若者と、少し枯れ気味の受けのおじさんという組み合わせがお好きな方は読んでみてください。 電子限定かきおろし漫画も、幸福感マシマシでご馳走さまでした。 なお、初出は GUSHmaniaEX巨根デカチン 2022年1月 とろ甘セックス 2022年2月 ガチイキ発情期 2022年3月 メスイキ雄乳首 2022年5月 限界ギリギリ奥攻め 2022年6月 となっており、声に出して読みたい初出といった様相を呈しています。

河畔の街のセリーヌ

華やかなパリで、しずやかに沁みる

河畔の街のセリーヌ
兎来栄寿
兎来栄寿
1年以上前

『エーゲ海を渡る花たち』の日之下あかめさんによる待望の新作です。今回もヨーロッパが舞台となっており、19世紀フランスはパリの物語。前作に引き続き背景の描き込み密度が濃く、実際にパリの街を歩いているような気分に浸れます。 フランス北部のルーアンの隣村からパリに出てきた14歳の少女セリーヌが、パリの人々を書く本を書きたいものの体が不自由になってしまった70の老人から自分の代わりの目と脚となって、パリのさまざまな場所で見聞を広めてそれを報告して欲しいというミッションを請け負う物語です。 ミッションのために、お針子や雑役女中、百貨店の販売員など多種多様な職業体験をこなしていきます。職業マンガを読むのが好きな人も多いと思いますが、知らない世界のことを知るのは楽しいものです。そういう意味では、毎回違った職業体験を通して色々な世界を見せてくれるこの作品は一粒で何度も美味しいです。とりわけ、19世紀のパリということで現代とは多少感覚の違った部分もあり、その辺りのギャップも面白いものです。 そして、本作の特徴としては主人公のセリーヌの性格。非常に受動的かつ生真面目で、言われたことを頑なに守ろうとする一方で、表情に乏しく、空気を読むのは苦手で何を考えてるのか解りにくいところがある少女です。しかし、そんな彼女もさまざまな場所でさまざまな人と交流することによって少しずつ変化・成長していきます。 ひとつひとつのエピソードも味わいが深くしっとりと優しく心に沁み入ってくるので、セリーヌの様子をずっと見守っていたい、この物語が終わらず長いこと見続けてさせて欲しい、そんな風に思わせてくれる作品です。

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