「日出処の天子」読んでみた
かないさんがいい人
冒頭、かないさんは絶対やばい奴だと思いました。 読み進めていくうちに、かないさんの事めちゃくちゃ気になるし、目めちゃいい人!!!! 婚約者の彼女に赤ちゃんできて速攻禁煙しているのも素敵だし、なのに彼女も赤ちゃんも急にいなくなってしまって可哀そうでした。 応援したくなります。
トリックに問題あり
島田荘司の「占星術殺人事件」あるいは金成陽三郎/さとうふみやの「金田一少年の事件簿 異人館村殺人事件」のメイントリックをそのまま使用しています。 よりにもよって裁判沙汰にもなって有名なこのトリックを何故使用したのか、編集は何故OKを出して本誌に掲載したのか、疑問に思います。
「日向さん、星野です。」感想
引きこもり女子とクラスの人気者(ワケあり)男子がドア越しに交流を重ねていくラブコメ。結構重めなテーマだが、重くなり過ぎず、むしろ読んでてホッコリした気持ちになれる。メイン二人も良いが、原くんや花園さんや三樹くんなど個性豊かなキャラが脇を固めているのも良き!1巻が気になるところで終わったので、続き早よ。
ひとりぶらりごはんの感想 #推しを3行で推す
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 相変わらず柘植文の漫画はおもしろいな。「ひとりぶらりごはん」ということで一人でいろんな店に入って飯を食べるが飯本編よりも他の客の描写が面白い ・特に好きなところは? 喫茶店のツンデレ華道。実際見たら笑いを堪える自信がないね ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 柘植文の漫画は寝る前に読むのにちょうどいいのが多くていいな。
重い…
悔しいとか憎いとかいう思いを漫画に昇華するのはアリだと思いますが、そういう感情の乗った事実をそのまま漫画にするのは否定派です。 (漫画により誰かを傷つけたいという感情が孕むから) でも知って欲しかったんですね、なんか事件よりも夫は苦しんでた、という事実を知ってほしい気持ちの方が伝わってきました。 魚戸さんの優しい画風であるから尚のこと笑顔のコマとかじんわりと…
気持ち良すぎるアクションと、秀逸な制約と、兄妹の絆と #1巻応援
やしろ学さんの名前を知っている人は少なくても、「叢鋼-ムラハガネ-」や「夏と神輿と巨大怪獣」といった作品を覚えている方は結構いるかもしれません。 「叢鋼-ムラハガネ-」を読んだ時は圧倒的な画力に驚嘆し、すぐにでも連載が始まるかと思っていました。 その数年後、横田卓馬さんとの共作である「夏と神輿と巨大怪獣」が登場した時も「あのやしろ学さんが!」となりましたが、その後暫く音沙汰がなかったので何をされているんだろう、と思いながら10年近くが経ち、遂に遂に個人連載作品である『戦車椅子-TANK CHAIR-』が登場! どこへ行っていたンだッ チャンピオンッッ 俺達は君を待っていたッッッ やしろ学の登場だ――――――――ッ と叫びたくなる気分です。 最初はApple Books限定で知る人ぞ知る作品となっていましたが、マガポケでの掲載を経て、本日遂に単行本が発売となりました。 そして、肝心の内容ですがこれがまた最高なんですよ! まず問答無用で絵が良いです。画力はますます磨きが掛かっており、特にアクション描写は疾走感全開。魅せる構図も演出も豊富。ページを捲るたび脳から色々なものがドッパドパに溢れてきて気持ちいい! タイトルにある「戦闘椅子」のデザインもクールで、ロマンの塊。キャラクターについても、カッコいいキャラやかわいいキャラ、味のあるキャラが盛り沢山です。おまけページの騰子かわいい。 そしてまた、ストーリーの根幹となる設定が非常に面白いです。 「殺意を向けられている時だけ意識を取り戻す」兄のため、妹は最高の殺意を向けてくれる相手を探し求め続ける。 バトルマンガにおいて重要な主人公の弱点として斬新さもありながら、面白い駆け引きを生む制約としても秀逸です。 そしてまた敵を倒した後、束の間だけ取れる兄妹のコミュニケーションが良いんですよね。ここにも設定の妙が強く生きています。ダークさもありながら、根底にあるのが兄妹の絆であることで感情移入がしやすい作りになっているのも巧いところ。 バトルアクション好きの方も、そうでない方もまずは1話だけでも読んでみてください。言葉でなく心で「理解」ります。
駅伝とアイドルと!
さすが高橋しんの女の子は可愛い! 爽やか青春なランナーがマッチしてよかったです。 箱根駅伝は見ない派なんですが思えば人間ドラマの宝庫だよなあ…
さあいざ出陣しようぞ!
血湧き肉躍るとはまさにこのこと。 現代で国内領地戦争したらどうなるかと考えたことはありますがこうもぴったりくる漫画があったとは! 現代というか日本が滅んだifの話なので昔なような現代なような…。 まず掴みがすごい。 勢いがすごい。 妻を殺され激昂するかと思いきや弁論で人を動かす主人公! そうそう、本当の意味で国を動かすのは腕力、力ではなく弁論なんですよ。人を動かすのは嘘でも本当でも信用が要になってくるんですよね! こんなにビリリとくる漫画なかなか出会わないので感動で震えました。 騙されたと思ってまず一巻読んで欲しいです!
共感しかない
こんなにリアルタイムで話してるような漫画に出会ったことがない…と思いましたが思いませんでしたか!? すぐに作者と友達になれる そして同じようなこと考えて生きてる人結構いるのかもと思いました。 会社の人間、マッチングアプリ、結婚、地元…諸々… 主人公もとい作者の会話とモノローグにもう共感しかないですね! 言語化(漫画家)してくれてありがとうという気持ち!
読んだこと知られたくない漫画
政府は真実を隠蔽しているとか清純派女優の裏の顔とかセンセーショナルで悪趣味なものを凝縮した漫画がこちらです。 読んでおきながらこんなこと言うのはアレだけど、好きな人がこの漫画読んでたら嫌だなあと思いました。 嘘をつくと猛烈な頭痛に襲われる音が流れるボックスに入れられた挑戦者が、視聴者から寄せられた質問に答えていくという話。 清純派女優が下品な質問に答えたり、政治家が原発問題の真実を問われたり…という人の嫌なところを煮詰めたような展開がずっと続きます。 Twitterで政治問題とAV女優へのリプと懸賞リツイート繰り返してる人の頭の中ってこんな感じかもしれない。
罪な食べ物おにぎり
人の握ったおにぎりを食べられるか問題。 家族や友達なら喜んで食べる。友達の家族とか親戚はちょっと嫌。スーパーとか弁当屋さんの人が握ったやつなら大丈夫。 これって感覚的なものだから仕方ないんですよね。 でも自分が握ったおにぎりを大切な人に拒否されたらやっぱり傷つくと思います。 あんなにお手軽で美味しいのに争いを生むんだから、おにぎりって罪な食べ物。 自分の握ったおにぎりを食べてくれる人を大切にしたいですね。
喧嘩稼業ファン必読かもしれん
なにかの理由で少年院から出てきた主人公巻島が高校デビューを目論見、ひょんなことから不良とシバき合いに発展するというストーリー自体はシンプルだが、まず木多先生リスペクトだろうと思われる画力がすごい。 そして後半、ギアが入ってからの演出と展開の切れ味が半端なく鋭くて読んでて「うおお!」と思った。だからこそここで終わってしまったのが残念でならない…。 喧嘩商売・稼業の続きが読みたくてしょうがない人間は読んでみてほしい。確実に刺激されるものがある。
好きなもん全部描いてるんだろうな
ニューヨークで美女ののぞき行為に勤しんでいたところターゲットが露出度が高すぎるスナイパーに狙撃されて殺されるところを目撃してしまった男!(情報量が多い) 見てはいけない場面を見てしまったことでのっぴきならない状況に陥っていくストーリーかと思ったが意外な方向に展開していくのは面白かった。 先輩は刑事パイもちょっとだけ読んだけど癖(ヘキ)が全部出てて清々しいなと思いました。
連邦軍の料理人と錬金術師&捕虜がサバイバル!!【最新話の感想】
※ネタバレを含むクチコミです。
『飛んで回らない』の感想
女の子2人の思春期特有の学校という閉塞した世界を蚕に重ねた作品。デフォルメが強めで可愛らしいのに、背景はリアルなギャップが好き。面白いかは微妙だけど、死と閉塞感と百合みのある友情が混ざり合ってた雰囲気がよかった。
奇跡のアニメ化!
※ネタバレを含むクチコミです。
単行本が出たら買いたいです
微妙にイケてないを自覚している女の子の恋に どきどき共感しました。男子も絶妙。楽しそう。 極端な言動とか行動とか、恋を思い出して 泣いちゃった。なんか、すごく良かったです。 この作者の作品をもっと読んでみたいです。
鼻血を出すことにすべてを懸ける少年
注目を浴びてチヤホヤされるために、気合い?で鼻血を好きな時に出せる能力を身に着けた少年・花田。自分の欲求を満たすことだけにその力を使っていたが、あるとき隣の席の女子のピンチに気づき…どうする花田少年!?というエキセントリックなギャグ。めっちゃおもしろい。世の中にはいろいろと矛盾してても面白ければそれでいい!というものもある。
たけうちしおり先生の新作読切
※ネタバレを含むクチコミです。
青春ギャグ漫画。
陽が当たらない2人の温かい話。 いつもハジッコを歩いているからドブに落ちる「ンヶ崎」さんと8番バッターの「和和島くん」の青春ギャグ漫画。 卒業式で仲良し5人組が四葉のクローバーを渡すシーンがとっても秀逸で、久しぶりに声を出して笑いました。 ラブストーリーっぽく見せていますが、所々にギャグが詰まっています。 シュールな笑いが好きな方にはおすすめ。
奇才
野球部が全員「田中」という苗字。 たったそれだけの設定でここまで面白い作品作るのはすごい。 婿入りして田中の苗字になった前任の監督が離婚して苗字が田中でなくなると、空から槍が降ってきて亡くなったとか、秀逸すぎますね。 奇才です。 僕の大好きな野球漫画ドカベンのキャラもオマージュされていて良かったです。 この人のギャグ漫画はもっと読みたい。
惚れてまうやろー
個性的なタイトルに惹かれて読んでみました。 終電な過ごしたサラリーマンが、知らない駅のとある居酒屋で働いている女の子に恋をする話です。 非常に短い話ですが、嫌な時はうまいもん食って、ビール飲んで、可愛いおねちゃんがいてくれたら最高だなと再認識させてくれました。 居酒屋にいるよね?ちょっとヤンキーっぽくって仕事ができる可愛い店員さん。 そして妙に距離近い子。 惚れてまうやろー
人の気持ちを否定してはいけない。
大好きなペットの猫が死んだらどうする? 火葬する?それとも剥製にする?? この二択の議論で、カップル2人が大喧嘩。 結局どうなる?? 僕はペットを飼ったことがないのでよくわかりませんが、大切な家族が亡くなるとこの漫画のような気持ちになるのだろうね。 この漫画で教えてくれた事は、共感できないからって人の気持ちを否定してはいけないという事。
某漫画家がこの作品に触発されて自分も聖徳太子の話を描いたと聞いたことがありますが、才能ある漫画家に嫉妬される程の作品ってすごいですよね!私のような凡人はただ圧倒されるばかりで「もっと日本史を勉強しとけばよかった…」と後悔しました(笑) しかも山岸凉子先生はこの作品をほとんど資料なしで描き始めたと語られているから驚きです。オリジナリティ溢れた大胆な解釈で描かれた作品ですが、栄華を極めた聖徳太子がすぐに衰退したのはそういう理由があったのかとスッと飲み込めました。もし毛人が厩戸王子の誘いを断らなければ歴史は変わっていたのかもしれないですね!