鬼はよく燃えているか

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名無し

島田荘司の「占星術殺人事件」あるいは金成陽三郎/さとうふみやの「金田一少年の事件簿 異人館村殺人事件」のメイントリックをそのまま使用しています。
よりにもよって裁判沙汰にもなって有名なこのトリックを何故使用したのか、編集は何故OKを出して本誌に掲載したのか、疑問に思います。

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「金田一少年の事件簿」(案:天樹 征丸/作:金成 陽三郎/画:さとう ふみや)には、過去の推理小説からのトリック借用が多いのですが、中でも悪質なのが「異人館村殺人事件」で、「占星術殺人事件」(島田 荘司)の盗用と言える程です。

いやー燃えすぎでは…

ただの外野の意見だけど、最初から占い師が出てるし推理が物語の主題でないなら、オマージュの範囲じゃないの?とは思った。

パクリ疑惑とかトレス疑惑って度々あるけど、違う雑誌で描いて復活する人って結構いるよね。作者さんお若そうだし才能あるからまた頑張ってほしいな。

占星術殺人事件のトリックも一人増えるだまし絵と同じトリックと言われたらそれまでのような…
というか、島田荘司が「人形はなぜ殺される」のトリックを流用した件はファンの間ではなかった事になっているの?
金田一にネタバレされたのは同情するが、そこまで占星術のトリックにオリジナリティがあるとは思えない

現代のミステリのトリックはどうしても先行作のアレンジになるんだけど、このトリックが特にまずいのは先行作と同じネタと気づくと真相まで一直線なことと、その真相が基本的に同じドラマにしかならないことと、どうしても状況が似たようなものになるので同じトリックとバレやすいことなんだよね。
類似トリックと明かして新人賞をとった短編『六枚のとんかつ』は発想こそ同じでも、状況を完全に変えているし構造も違っていたりする。

ちなみにこの漫画家の別の漫画も前例があるけど、こっちはちゃんと意外性があって面白いし、真相にちゃんとドラマとしての個性がある。


結局はアレンジが足りなかったということかな。

自分も金田一少年にパクられたと抗議したら自分の作品の方が後に発表されていて恥かいていた作家もいたし、もうトリックやプロットの被りは仕方ない部分もある
異人館村のトリックもちょっとアレンジしたけど、元ネタがかなり特徴的だからアレンジしきれなくてアウトだった
今回の漫画も人によってはアウトなのかな

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