ワンダフルワンダーワールド

最期は切ない

ワンダフルワンダーワールド
六文銭
六文銭
1年以上前

わたくし ロボットとか人間以外の存在が感情をもつ とか 記憶を亡くしたはずなのになぜか特定の事・人だけ本能で覚えている とか、こういう設定が弱いんですよね。 掛け算されたら、シナジーが発生して号泣必至です。 本作は、まさにそんな作品で、もうドツボでした。 登場人物の1人が、ある日ゾンビになってしまい、そこに家族や最愛の人を前にしてどう行動するのか?をオムニバス形式で描いた作品。 ゾンビになって理性を失い記憶が欠落しても、なくならないものってある。 それは愛なのか、大事なものを失いたくないという本能なのかわからないのですが、ギリギリのラインで耐える瞬間は感動します。 特に#2の父親と娘の話は、何度も読んでもグッときます。 #4の老夫婦の話も好き。 ゾンビ漫画ってだいたいパニックホラーが多いですが、 こんなヒューマン・ドラマな側面とも相性が良くて、また1つゾンビ漫画の奥深さを痛感しました。

平和の国の島崎へ

こいつは日本で平和に暮らさせてあげてくれ

平和の国の島崎へ
さいろく
さいろく
1年以上前

久しぶりに「来たなー、この感じ。」と喜んでしまった。 ギャグは挟んでないシリアスな流れだけど、テンポがゴリラーマンっぽい。 かといって常に緊迫感ある状態でもなく、日常を平和に過ごさせてあげたいと思ってしまうのは主人公の彼への同情なのか。 ファブルとは違い、感性がそもそも日本人じゃないのがわかる。(ファブルのメンバーもみんなおかしいけど、そういう意味ではなく) それにしてもこれは面白くなってくれそう。この後が楽しみすぎる。

きょうのキラ君

感動します

きょうのキラ君
motomi
motomi
1年以上前

クラスで浮きまくってる孤独なニノがお隣に住むキラ君が余命1年だと知り、最期まで見守ることを決意します。 キラ君によって恋、友情、色んな感情を知ってゆくニノ。 そして、キラ君もニノのまっすぐで純粋なところに感化され、生きる喜びを再確認してゆく。 2人が引っ張り合いながら懸命に頑張る姿にキュンキュンします!! 爽やかなラブストーリーです!! 出てくるキャラ、先生、ヤベくん、レイちゃん、2人の家族・・みんなステキです。

よふかしのうた

深夜の世界

よふかしのうた
motomi
motomi
1年以上前

学校に行かなくなり、夜更かしをするようになった少年が、夜中の町で吸血鬼の女の子に出会います。 設定は個人的におもしろいと思うし、普段知ることのなかった深夜の世界が、自由になった気がする場所だというのも、中学生ならではだな。と思いました。 夜中に外に出るのってドキドキワクワクで中学生なら尚更、特別だとおもいます。

ボボボーボ・ボーボボ

タイトル難しい

ボボボーボ・ボーボボ
motomi
motomi
1年以上前

タイトルだけでインパクトがすごくある漫画です。 何も考えずに無心で笑えます。すごくくだらないです。 くだらない言葉遊びや、毛ネタなど、わかりやすいギャグ漫画の王道であり、直感的に楽しめる作品。ストーリーについてあれこれ考えずに没頭できます。 内容的には好き嫌いが別れそうですが。。 意味がわからないのが面白いという感じです。

イケメン女子と金髪ショタ

おねショタ好きでなくとも響く物語 #1巻応援

イケメン女子と金髪ショタ
兎来栄寿
兎来栄寿
1年以上前

第1,2話がバレンタインデーのエピソードから始まる『イケメン女子と金髪ショタ』。正に本日2月14日に読むに相応しい作品です。 背が高く容姿端麗で運動神経がよく性格も優しく料理やお菓子作りも得意な愛波昴(まなみすばる)は、女子校で王子様ポジション。バレンタインデーにはチョコレートで山が築かれるほど大人気。そんな昴の家の隣に、最近引っ越してきたのが日本人の父とアメリカ人の母を持つハーフの少年・マルクくん。物怖じしながらも、ときには海外流のスキンシップも厭わない無垢な少年によって昴の心は掻き乱されていきます。 いわゆる「おねショタ」ですが、王子様系女子のクールな佇まいが崩され、ドギマギするのが好きな方も多いのではないでしょうか。ふじもとまめさんの可愛らしい絵柄もあいまって、ラブコメとして非常に秀逸です。 ただ、タイトルからしてもライトな内容を想像するかもしれませんが、この物語の価値を高めているのは一見穏やかに見える状態の裏に登場人物たちが秘めている気持ちとその描き方です。昴は、周囲からは完璧な王子様であることを求められているが故にその役割を全うすることを半ば自分にも強いています。しかし、どこかでそれは本当の自分ではないのではないかという気持ちも抱いています。そんな自分の素の気持ちを引き出してくれる役割がマルクくんという存在。 マルクくんはマルクくんで、友達と別れてやってきた異国の慣れない環境で、ひとり色の違う自分が新しく通う学校で無事に友達ができて上手くやっていけるか不安を抱えています。そんなときに手を差し伸べてくれた昴の存在は、彼にとってどんなにか大きくありがたいものだったか。 ただ明るく楽しいだけではない仄暗さもありながら、お互いが関わり合うことによって光の差す方へと進んでいく。一見すればタイトル通りのおねショタではあるのですが、その奥にある本質的な部分での繋がり、救い合う関係性は、もしふたりがまた違った年齢・性別であったとしても変わりなく尊いものです。そうした関係性が丁寧に描かれているからこそ、読んだときにハートフルさが胸を温めてくれます。 個人的には、昴の本質に気付いておりその上で自分の想いに自覚的な幼馴染みの紀代乃ちゃんがとっても気になります。本作のタイトルからしても概ね大道寺さくらちゃんポジションになってしまうとは思うのですが、だからこそ美しい。そういうものもあります。 おねショタ好きの方はもちろんですが、そうでない方にも広くお薦めしたい作品です。

カタワレオレンジ

切った半分は世界に一つしかない

カタワレオレンジ
ママ子
ママ子
1年以上前

結婚式三日前に浮気現場の出くわして、しかもお前が潔癖で不感症だからと言い逃れて婚約解消とか元カレはどんだけクズだったんだろうと思う。 結婚しなくてよかったよ。 傷心の沖縄旅行で運命ともいえる出会いをして、 心も体も相性がいいってなかなかいないから、手放さなければよかったけど期間限定として一緒にいたからわがままも言えず。 再会後もすぐに付き合うでもなく、じれったい!! ハッピーエンドになるのか結末待ちです。

ピーチガール

ももちゃん

ピーチガール
ユーカリ
ユーカリ
1年以上前

ハラハラする展開が多くて単純に面白い。当時小学生だったかな?やきもき、どきどきしながら読んだ記憶があります。 一言で言えば、見かけによらない純情な女の子の一途な恋愛物語。こう言うギャップは、少女マンガには欠かせませんよね。 わかりやすく悪役が設定されてるんだけど、その悪役を立たせるのがすごく上手いなと思いました。 女の子だけじゃなく、相手の男の子も見かけと中身が違うってことを教えてくれる話でもあります。少女漫画のお手本とも言える作品。 読んでいた当時ははかいり派でしたが、読み返した今はとうじが良いです。

GALS!

当時の小学生には憧れの世界

GALS!
ユーカリ
ユーカリ
1年以上前

別にギャルになりたいとか思ってなかったけど、当時地方の小学生だったので渋谷の女子高生なんて憧れだった。りぼんで毎月読んでたなー懐かしい。 主人公は渋谷のギャル寿蘭。蘭の友達、美由と綾と渋谷で高校生活を楽しみながら、青春を送っていく物語。蘭、美由、綾にそれぞれ個性があって、とても明るくて楽しいマンガ。 大人になってから読み返すと、足細すぎて驚く笑。でも服とかすごい凝ってて可愛いし、ギャグのようで真剣なときは真剣で、良い話も多い。

午前3時の無法地帯

制作会社は変わった人が多いよね

午前3時の無法地帯
ゆゆゆ
ゆゆゆ
1年以上前

蕎麦屋で美味しい丼が食べられることを知ったのは、この漫画を読んだからだった。 東京ほどの蕎麦文化のない地域の人間には理解できなかったから、この漫画を読まなければ、蕎麦屋に行ってわざわざ丼を食べなかったと思う。 広告制作会社と呼んでいいのか分からない、吹けば飛ぶような場末の小さな会社で毎日終電まで働き、夜9時には帰宅したいと嘆いていたあの頃。 上京して働くって大変なんだなと思い始めた頃にこの漫画を読み、「褒められたい!!」「私も恋愛したい!!!」と心のなかで叫んだ。 漫画からデザイナーさんの大変さを知り、デザイナーさんまじスゴイと尊敬し直した。 そして蕎麦屋の丼に助けられた。 「これだからゲーム作りはやめられない! 」を一話お試し読みして、ふと思い出した本作。 フィールヤング誌なので基本は恋愛恋愛しているのだけど、添え物の制作会社に勤める人たちの日常が非常にリアル。

組長娘と世話係

極道の娘と組と家族のほんわかコメディ

組長娘と世話係
宮っしぃ
宮っしぃ
1年以上前

久しぶりこの手の作品でハマりそうな感じ 極道の娘の世話係を命じられた霧島は、普段は組を潰しまくってる手がつけられない程の狂犬だが、世話係を通じて組長の娘と組の仲間たちに心を開いていく 娘もどんどん霧島に懐いていき、次第に心の距離が縮まっていくのは見ていてホッコリする 絵も上手いし、笑いもあり、コメディと真面目なストーリーのバランスも良く、総じて高水準 単純な日常コメディで収まっていないのも良い所 本当にハートフル(一部血みどろ)なので、万人にオススメできる良作です

東千石さんのメイクアップドール

ガール meets かわいいを作れるスパダリ #1巻応援

東千石さんのメイクアップドール
兎来栄寿
兎来栄寿
1年以上前

シンデレラの原型として最古のものと考えられているロドピスのお話は紀元前から存在し、類型となる物語は世界中にあるといいます。 少女マンガはもちろんのこと、少年マンガにおいても「変身」は普遍的なテーマです。普段の自分を脱して、憧れていた特別な存在に変わること。潜在的に多くの人が持つ願望を叶える物語は、2000年以上前から現代でも王道として親しまれる強靭な型です。 『東千石さんのメイクアップドール』は、そんなシンデレラ・ストーリーの最先端。万年ジャージ女子大生・玲(あきら)が、美容学生である東千石に「練習用人形(メイクアップドール)」として起用されることで、今までとまったく違う日常を過ごしていく物語です。 この最新鋭シンデレラ・ストーリーにおいては、シンデレラを着飾るのも綺麗にするのも魔女ではなく王子様である東千石さん自身。パーティ用のガッツリメイクから、普段用のナチュラルメイクまで完璧に仕上げてくれます。しかも、お召しになる素敵なドレスや衣類もすべて当然王子様からのプレゼント。何なら、ガラスの靴ではなく初めてのヒールすら王子様が跪いて履かせてくれるとなっては、 「こっ こんなの頭おかしくなっちゃうよ」 という反応が現れるのもむべなるかな。 更には、王子様はメイクの傍らで美味しい食事まで拵えてご馳走してくれるし、オイルマッサージなどエステ的な施術もしてくれます。旧来の少女マンガならヒロインが料理をして好感度を上げるところですが、ある意味ではシンデレラ以上の好待遇。玲に関してはやっかむような家族や貴族的な人もほぼ存在しません。逆に、美しくなったことを讃えてくれたり、王子様との関係性を囃し立てながらも応援してくれる良き友人がいるばかり。この辺りの優しい世界観も令和的です。 それでも、玲がこんな厚遇を受けるのを素直に納得できて応援できるのは、玲が気は優しくて力持ちで、「義理と人情」を金科玉条のように掲げて日々人助けをしながら生きており、王子様に料理を振る舞われたならお返しに自分も作ってあげようとするような気立ての良さ。また、幼い頃にかわいい格好をして笑われたトラウマから、半ばかわいくなることを諦めていたという事情。何の躊躇いもなく幸せになって欲しいと応援できるふたりです。 筆者のことぶきりーさんが、フリーのヘアメイクのお仕事をしながら漫画家も兼業しているということで、「丸顔だからヘアは額出して縦のライン強調させた方が大人っぽくなる」など、作中のメイク関連の技術や知識、アイテムなどかなり細かくしっかりと描かれています。玲の髪型も、細かく描き分けられていてそれぞれ可愛いです。そう、純粋に絵がかわいいしカッコよくて魅力的です。巻末のオマケマンガ「〜玲のめいくあっぷ道場〜 突然ですが教えてくださいっ東千石さん」も非常に実践的な内容となっていました。 ただ、「練習用人形」でいられる期間は1ヶ月。その12時の鐘が鳴ってしまったら、果たしてどうなってしまうのか。 スパダリ王子が登場する甘い王道恋愛が読みたい方に強くお薦めです。 余談ですが、単行本の作者コメントから感じる地元愛にも共感します。

虹色ゲームメーカー

ゲームを作る人たちの話

虹色ゲームメーカー
ゆゆゆ
ゆゆゆ
1年以上前

趣味でポチポチとゲームを作っていた根暗な女の子。 リリースを世界に発信したSNSアカウントの存在が、クラスメイトにバレてイタズラというか、イジメに近い形で拡散される。 下手な作品だと笑われて終わりだったはずが、作品の出来映えの良さに、内輪だけでなく、本当に世界へ拡散され… 出だしは酷いが、才能が発掘され、すばらしい才能の成果物が広く共有され、彼女を育ててくれる環境もあり、非常に夢があるストーリー。 私にもそんな才能が欲しかった。 読んでいておもしろいところは展開のどんでん返しもあるが、主人公が人を否定しないところだと思う。 相手を受け入れ、ゲームづくりに昇華していく。 その過程で相手の心も救う。 ゲームを作る人はやっぱりゲームが好きで、ゲーム作りは苦しいけど楽しいんだな、ということが強く伝わってくる作品。

本好きの下剋上 第一部

本がたくさん読める幸せ

本好きの下剋上 第一部
ゆゆゆ
ゆゆゆ
1年以上前

「本は須く(すべからく)うらのもの」がネーミングの由来という、本の虫というか本がすべての女性「本須麗乃」が本に潰されて死に、マインという虚弱少女に異世界転生して、「本がないなら作ればいいじゃん!!!」と死にかけながら本づくりを転生パワーで突き進めるお話。 マインの本を読みたい熱に巻き込まれる家族、友達、知り合い、すごい人、偉い人、いろんな人。 本人は本と家族がいれば十分なのに、巻き込む勢いが大きすぎてそうはいかず… 原作が長編すぎるせいか、コミック版「本好きの下剋上」は複数人の漫画家さんが並行して描いている。 第一部と第二部は鈴華先生によるもの。 Web小説からのコミカライズや書籍は途中打ち切りの作品が多いというのに、アニメ化されたとはいえ、同時進行とはなんと気前の良い振る舞いだろう。 出版元は印刷博物館とのコラボをしていたり、作中で登場していそうなアイテムをグッズ化してどんどん売り出していたり。 「本好きの下剋上」ワールドは沼が深い。 私は原作「本好きの下剋上」が好きだったので、コミカライズ版も読んだクチ。 マンガ版では小説の挿絵では描かれなかった、細かいところま描き込まれている様子に感激した。 漫画だと視点が完全な主人公視点ではなくなるので、小説版でしばし起きた「主人公視点によるミスリード」がどう描かれるかも見物だった。 まずはマンガ版を読んでみてほしい。 おもしろいなと思ったら、小説版を。 無料で読める「小説家になろう」版もおもしろいし、書籍版はなろう版より加筆されているので、それはそれでまたおもしろく読むことができる。

漫才同好会の2人

青春漫才

漫才同好会の2人
野愛
野愛
1年以上前

ハイテンション女子とクール男子の高校生漫才コンビ。文化祭で披露する最後の漫才!! まあ文化祭でこれやったら絶対盛り上がる。クラスメイトだったらキャー!ってなる。 でもこれをハイスクールマンザイとか目指してるガチな高校生漫才師が見たらキレちゃうだろうなあ。 そういう背景まで想像して青春だなと思った。

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