虎鶫 とらつぐみ -TSUGUMI PROJECT-

世界の広さ、奥行きが感じられる画力に魅せられる

虎鶫 とらつぐみ -TSUGUMI PROJECT-
さいろく
さいろく
1年以上前

すごい。 5巻を読み途中で栞挟んだままにしていて、先程続きを読み終わってやっぱりすごいなと。 フランスで始まったという本作は今やヤンマガ掲載作品のようだけど、マンガ家になる事でドリームを掴む事が出来る仕組みがマンガ大国である日本にないのは申し訳ない気持ちになる。 が、これは面白い。最初は銃夢みたいだなって思ったけど、悲壮感はそこまで無いし、サイバーパンクではない。 フランスの死刑囚が死刑を免れたかったら行って来いと言われて放たれた先は日本。そこでの主人公たちのサバイバルは正にフランスから来たこのマンガそのものなのではないかと思ってしまった。 そんな事情はともかく、画力は本当にすごくて、キレイだし、細かいし、奥行きがあって濃くて存在感がある。キャラも魅力的だ。ポリコレにも怒られなそうな有色人種ベースになってるのはさすがと言えるかもしれない、フカヨミしすぎかもだけど元々多様性を入れ込むのが根付いてるのかも。

ラブらず 恋が分からない男女の話

現代人に激しい共感を生む「ラブらないコメ」 #1巻応援

ラブらず 恋が分からない男女の話
兎来栄寿
兎来栄寿
1年以上前

結婚するときに「互いの好きなものを尊重して否定しない」というのは大事な条件だと思います。世間ではたまに夫の鉄道模型やガンプラが留守の間にすべて処分されるなどの悲劇も起こってしまっています。お互いに同じものが好きであれば理想ですが、せめて自分にとっては興味がなくとも相手の中ではそうではないかもと想像できるとこの世の悲しみは幾分減ります。趣味嗜好がより細分化していっている現代ではなおさらでしょう。 私の家族は「ジャンルは何にせよオタクはオタクと結婚するのが幸せ」と主張しています。自分に命より大切にしているものがあるからこそ、相手のそれを侵さないということを自然に行える人が多いからです。 1話を読んだときから大好きになって、こうして1巻が発売して紹介できるのを楽しみにしていた『ラブらず 恋が分からない男女の話』のふたりは、そういう意味では夫婦としてはある種理想的です。 塚瀬清春と早見りこ。恋愛という感情をまるで理解できない同僚の男女同士が、互いに協力してその気持ちを何とか理解してみようと悪戦苦闘する「ラブらないコメ」です。現代ではこのふたりの考えに共感できる方も非常に多くなってきているでしょう。 清春は、握手会などにも行く推しに生かされているドルオタ。一方りこは、鉄オタで同人誌を作って即売会にも参加するほどの熱量。このお互いの趣味に対して、無関心でいてくれるならそれだけでもういい伴侶でしょう。しかし、清春はりこのサークルの売り子として即売会に参加するのみならずりこの本を熟読してツボを押さえた感想を述べてくれるし、りこはりこで清春の推しへの想いを最大限に尊重しながらも握手会にも付き合ってくれるのです。 もちろん、実際に結婚して一緒に生活するとなったら他の細かい部分に関する許容値の多寡も問題になってきますが、入口はパーフェクトではないかと思わされます。 ふたりは本物の恋人同士がやるようなこと、例えば高いレストランに行ったり綺麗な夜景を見に行ったりといったことにも一生懸命トライするのですが、それでも恋愛が理解できず変な思考と言動に陥る様は笑えながらも人によっては強く共感するところでしょう。 私自身、三次元の人間と恋愛したりましてや結婚したりする気はさらさらなかったので、清春とりこの気持ちは非常に解ります。ただ、気付けば至極円満な結婚生活を送って数年。私も恋愛という過程はほぼ経ずに「何だか一緒にいることによるストレスが全くないなぁ」で結婚に漕ぎ着けたので、彼らもきっと夫婦になったらいい関係性でやっていけるだろうと思います。 そこまで行くかどうかはわかりませんが、普段は穏やかでありながら熱い心も持ち思い遣りに溢れたふたりのやり取りだけでも微笑ましく楽しいので、今後も見届けて行きたい物語です。

DYS CASCADE

これはいい刑事コンビ…しっかり引き込む力がある

DYS CASCADE
さいろく
さいろく
1年以上前

主人公コンビはニヒルな感じのベテラン老刑事とイケイケ女警部補。 この2人がバディを組んでいる理由、物語の主軸となる犯罪、伏線、決して超うまいとは言えないけど特徴的で読みやすい絵柄。 まだ2巻だけど、引き込まれる要素を多数持った良い作品の予感がしますねぇ 背景の空白の使い方だったりに特徴があるように感じて、なんとなくアフタヌーンっぽさ(刻刻みたいな独特の"間"の持ち方?とか)があるなーと思っていたらデビューはアフタヌーンだった様子。 最初になんとなく思ったのは「亜人」だったんだけど、雰囲気かな。

文豪ストレイドッグス

勉強になります。

文豪ストレイドッグス
干し芋
干し芋
1年以上前

名の知れた文豪たちが、探偵社とマフィアに分かれて戦います。 台詞のに文豪らしく、難しい漢字がたくさん出てきますが、フリガナがふってあるので読めます。 素敵な日本の漢字、最近使わなくなった漢字、読めなくなった漢字、勉強にもなります。 文豪たちが持っている能力は、その文豪の作品に因んでいます。 この作品から入って、気になる文豪の作品を紐解いてみるのもいいかもしれません。

修羅の刻 陸奥圓明流外伝

この物語は史実である

修羅の刻 陸奥圓明流外伝
マウナケア
マウナケア
1年以上前

古武術・陸奥圓明流の継承者、陸奥九十九を主人公とした『修羅の門』の外伝で、千年不敗の歴史の中で活躍した各時代の陸奥継承者を描くシリーズ。本編は現代劇ですが、外伝はほぼ時代劇ということもあって、より何でもありの内容。明朗活劇としては断然こっちのほうが楽しめます。何せ相手は宮本武蔵に柳生十兵衛、新撰組に西郷四郎。時代も幕末、鎌倉時代、さらにはアメリカ西部開拓時代と相手も時代も男子なら血沸き肉躍る設定ばかり。著者のストーリーテラーとしての才能がこの中で存分に発揮されています。その極め付けは2、3巻の幕末風雲編。著者の坂本龍馬への思い入れが半端じゃなく、また龍馬と陸奥出海の関係が青春ストーリーのようで、ついのめり込んでしまいます。本編、外伝通じてここまでまっすぐに友情を描いているのは珍しんですよね。結果、陸奥が主人公らしくなくて、まさしく外伝という体裁になっています。幕末ファンの方はひと言いいたくなる内容かもしれません。ですが、あとがきにあるように「この物語は史実である」と思って読んでもらいたいですね。

降り積もれ孤独な死よ

絵がきれいな分、怖さも増します

降り積もれ孤独な死よ
ママ子
ママ子
1年以上前

絵がきれいでジャケ読みでした。 ネグレストや虐待や殺人・・・見ているのもつらいこともありました。 謎が謎を生み、それが絡み合ってさらに事件が起こる。 拾われた命だったはずなのに、虐待の被害者は加害者になりやすいというが、犯人はだれなのだろう。 こんな誰も信じられない状態で捜査で真実が見えてくるのだろうか。 ヘビーな内容だけど、気になってしまって続き読みたいです。

異世界の貧乏農家に転生したので、レンガを作って城を建てることにしました@COMIC

才能があったのは、土系スキルでしたがなんかいろいろやってます

異世界の貧乏農家に転生したので、レンガを作って城を建てることにしました@COMIC
ママ子
ママ子
1年以上前

転生した先は貧乏な農村。 生活魔法はみんなもらえるもので、照明つけたり水を出したり。 アルスは土系魔法に適性があったらしく、小さな器からレンガ、畑まで! 何か売れるものはないかと商人と渡り合い、貴族までかかわるような話に・・・ 使役獣たちが、鳴くとろこは何とも可愛いです。 今のところハーレムとかでなく、彼や家族や村全体のQOLを上げていくストーリーかな。 一難去ってまた一難解決していくところも面白いです。

少年メイド

小学生なのにスキル高くない??

少年メイド
ママ子
ママ子
1年以上前

母親がなくなって、あったこともないおじさんとの共同生活が始まる。 居候としているのは借りを作るようで嫌だという彼に、それならばと「家事」という労働で対価を払うことを提案したおじさん。 家事全般オールマイティにこなせるなんて、うちにもぜひ来ていただきたい笑 お友達たちもいい子だし、意見を汲んでくれる素敵な家族に巡り合えて、 この先の生活は安定していそうでよかった。

粋奥

スーパー奥さん!

粋奥
ママ子
ママ子
1年以上前

旦那様想いで、困っている人がいたら助けずにはいられないスーパーワイフ。 しゃべってないけど、噴き出しと視線だけでなんとなく何考えているかわかるところが面白い、無声映画みたい。 良い事を重ねたら情けは人のためならず、自分に返ってくる。 料理も洗濯もしっかりこなしてちゃっかりお得もしてる。 絵も好みだし一巻しか出てないの?もっと出してもいいと思う!

天幕のジャードゥーガル

次の巻が気になる!早く読みたい!

天幕のジャードゥーガル
こめつぶ
こめつぶ
1年以上前

2023年話題作!という本屋さんのポップがあって結構推されていたので気になったこちら! 設定が13世紀のモンゴル帝国。 ファーティマがこれまで培ってきた知恵や元々の地頭の良さをこれから発揮していくのか~!と思うと次巻が楽しみ! 日本史は愚か、世界史なんて全く理解できていない私ですが、13世紀のモンゴル帝国が舞台ということもあり、 歴史も自然に知れてその当時の世界観も知れるので、面白みが増します!

ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される(コミック)

キュロスの甘やかしに期待

ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される(コミック)
ママ子
ママ子
1年以上前

虐げられていた男爵家の令嬢のマリーが、間違えて姉が求婚されてしまった。 グラナド伯爵はしっかり確認してから求婚すべきだったと思う。 手違いとはいえ、代役で嫁いできたと思い込んでいるマリーが少々可哀そうでした。 召使のような暮らしをさせられていたので、何もかもマイナスにとらえてしまう。 なので、伯爵さまは責任取って思う存分甘やかしてあげてほしいです!。

1リットルの涙

実話だから余計泣ける

1リットルの涙
motomi
motomi
1年以上前

ドラマを見て読んだんですが、すんなり入ってきて色んな事を考えさせられる話でした。 身体の自由がきくことへの有り難み、一生懸命に生きることや命の大切さ、思いやりの必要性を改めて感じることの出来る作品です 実話だけあってすごく重みがあって泣けます。 普段普通にしている生活ができて当たり前だと思っていても実はすごく有り難いことなのだと気づかされました。 何かつらいことに出会ったら、また読んでみようと思います。

バガボンド

井上雄彦先生最高

バガボンド
motomi
motomi
1年以上前

SLAM DUNKも好きですが、井上雄彦先生の漫画作品のなかだったら、バガボンドもめちゃくちゃおすすめです!! 強さを求め続ける宮本武蔵の物語! 筆で描かれたような圧のある画力で描かれる切り合いのシーンは手に汗握ります。強くなりたいと願っていた宮本武蔵が「強さとは」という答えを見つけるために自分と向き合う姿は深いです。 キャラクターも人間味があふれていて、話に引き込まれやすくなっています。また様々な名言と言えるセリフから、自分を見つめ直すきっかけも与えてくれます。

黒

だまし絵のような日常が怖い

ママ子
ママ子
10ヶ月前

シャドーハウスの作者さんの前作らしい。 ほのぼのとしてかわいらしい作画の中に、影のようにずーっと気持ち悪い違和感がある。 家出した黒猫のクロが帰ってきたけどなんか違う・・・だけどそれを認めたら一人ぼってになってしまうから、見て見ぬふりをしているココ。 クロはいったい何になってしまったのだろうか。 奇妙な日常が続いて、ココの笑顔が絶えませんように

極主夫道

ギャップがいい

極主夫道
motomi
motomi
1年以上前

最初は極道もの?と思いきや、なんともかわいいキャラ弁を手際よく作ってて、意外と面白くてハマってしまいました。キャラ弁のクオリティが高いので子供を持つ母としては、作ってもらいたいです。 「まあまあやな」ってセリフがありますが、「全然まあまあじゃない!」って思わずつっこんでしまいました(笑) 本人は、専業主夫真面目にやってて言動も主婦からしたら当たり前の事も極道感が抜けてないから、誤解が多くて、見た目極道なのに、専業主夫のクオリティの高さに笑えてしまいます。

きんいろモザイク

お互い違うからこそ興味がわく

きんいろモザイク
ママ子
ママ子
1年以上前

ふわふわ女の子たちの日常学園もの。 黒髪ぱっつんで海外ものが大好きなシノブと、ホストファミリーとして受け入れ先の娘だった金髪のアリス。 シノブが来て、日本が大好きになりすぎてに留学しに来ちゃった!! アニメでやってたのと少し感じが違うけど、そこもよし〇! 漫画タイムきらららしい作品で、どの女の子たちもかわいいです。難しいこと考えず読めます。

おじさんとマシュマロ

これはれっきとしたラブコメです

おじさんとマシュマロ
ママ子
ママ子
8日前

優しそうなおじさんの日下さんには、お気に入りのマシュマロがある。 マシュマロをめぐってよくもまあこんなにお話が続けられたなと思う。 若林さんの一方通行な好意がいつか日下さんに届くのでしょうか、 社会人でしたよねこの方々、追っかけっこになっているところとかまるで中学生のようなやり取り笑。 マシュマロそんなに好きじゃないけど、食べっこマシュマロは食べてみたくなった。

進撃の巨人 attack on titan

衝撃的

進撃の巨人 attack on titan
motomi
motomi
1年以上前

展開とゆーかここまで謎が謎を呼ぶ漫画は ほかにないと思います。 アニメから見始めましたが衝撃的でした。 こんなに残酷な世界があるのかと! ほんとに読んだら止まらなくなる漫画です。 個人的にはアルミンの考えや言動がとても好きです。 ショックだったのはシンプルに巨人は腹一杯になったら吐き出されるってところでした。 なんて無意味な死なんだろうと。。衝撃的な事がいっぱいありました。

定額制夫の「こづかい万歳」 月額2万千円の金欠ライフ

なにごともストイックに取り組む姿は美しいですね。

定額制夫の「こづかい万歳」 月額2万千円の金欠ライフ
酒チャビン
酒チャビン
1年以上前

節約にストイックに取り組む人々の群像劇です。 節約を描いたマンガとしては「つるピカハゲ丸」が最高峰ですが、それを覆すポテンシャルを秘めたマンガです。いや、すでに抜いているかもしれません。 あちらはセコさをギャグに昇華して見せるスタイルを採り、「つるセコ」というオリジナル概念で流行語大賞目前までいきましたが、こちらはとことんストイックなところをリアルに細かく描写(作画自体はリアルでも細かくも無いですが)して心情を揺さぶってきます。そういう意味では、大きな枠組みとして捉えれば、本作もスポ根マンガと言えるかもしれません。 会社の経費の立て替えでポンタポイントを貯める人や、家飲みを突き詰めた結果、キッチンが居酒屋っぽく改装されてしまった人など、相当高みを極めた(というかヤバい)方々が登場します。2巻とか相当やばかったですね。 ただやはりその対象が何であれ、何かを極めんと欲して試行錯誤する姿は純粋に美しいものですし、我々の心を打ち、日々の生き方を変えてくれる(つまり世の中を変革する)もので、作者をはじめ、本作に登場される方々には尊敬の念を抱かずにはいられません(ホメてます)。 読んでいるときの心情としては、尊敬5、感動3、クスクス(ギャグ要素)2、くらいのイメージです。

苺と骨 大東亞戦争悲話

戦争やっぱやめた方がいいような・・・

苺と骨 大東亞戦争悲話
酒チャビン
酒チャビン
1年以上前

最近マイブームの太平洋戦争ものですね。この作品では「大東亞戦争」と呼ばれています(日中戦争から含めてそう呼ぶようです)。 とはいえ戦局がどうのとかっていう話ではなく、基本的にはその時代に生きた民草の心情・生活を描いたマンガです。実話がかなりベースになっているようです。戦争に伴う殺傷の悲惨さ(ピカが落ちたり)そのものよりも、どちらかというと時代に翻弄される悲哀みたいな方に比重があるように感じました。 こういうの見ちゃうと、個人的には戦争やっぱやめとこうかなって気になってきます。戦争やってる人(やろうと企画してる人)たちも、その前に一回このような作品を読んでから決断するようなフローにしてみると、少し戦争が減るのかな、と思いました。 しかもこちらの作品は2巻完結で合計300ページなかったので、サクッと読めて、忙しい政治家の方にもオススメです。

BLUE GIANT SUPREME

死ぬ前に出会えてよかったです。

BLUE GIANT SUPREME
酒チャビン
酒チャビン
1年以上前

映画化されるとはいえ、結構地味なマンガじゃないでしょうか?みんな知ってるんですかね??ちなみに通常の(マンガマニアではない)友人に聞いたところ、知ってる人はゼロでした。映画が出ることすらも皆知りません。世の中の損失すぎる…。 ですが超名作です。本当に面白かった。別にわたしはジャズにほぼ興味はないのですが、それでも大丈夫です。マンガが面白いです。 一応続編ものなので、まだの方は前作である無印(ただのBLUE GIANT)を読んでからにしましょう。 前作は仙台→東京の物語でしたが、今作はドイツの地方都市ミュンヘンからハンブルグ・ベルリン等を経て、ヨーロッパ中に活躍の舞台が広がります!! 一人で頼るあてもなくミュンヘンにきた主人公のDですが、周りの人々に助けられどんどん成長していきます。ヨーロッパ最大のフェスに出て名前が売れてきた後も、それらの人への感謝等を忘れない気持ちがいいですね!!!あと性格も良いです!そら皆手を差し伸べたくなりますわ!!!もしわたしの周りにいたら、わたしも銀だこでクロワッサンたい焼きくらいはおごってしまうでしょう。 特にハンブルグの楽器屋の親父(ボリス)がすごくいいです。というかキャラ全員いいですね。モーレン5の奴らは最初ちょっとイラつきましたが。 あとストックホルムの空港で連弾するシーンも泣けました。普通に学生してて出会ったとしても、多分友達になっていなかったと思えるほど性格は合わない二人が、ピアノをやっていたおかげで良いライバル・友人として精神的なつながりをはぐくんでいたのでしょうなぁ。しょっちゅう会ったり連絡したりするわけではないですが、こういう友情、良いですよね!!!わたしもピアノを始めます!!

友達の妹が俺にだけウザい

うざガラミも、また愛

友達の妹が俺にだけウザい
六文銭
六文銭
1年以上前

なんと言いますか、ラノベ的な女性キャラのちょろさと言いますか、なんの労力もなくご都合主義的な流れで惚れてしまう展開とか、わかっちゃいるんですけど・・・ 大好物です!!! ええ、大好物です。もう毎日食べたいくらいです。 本作もそんな感じ。 ご多分にもれず、陰キャな主人公が無条件にモテる。 うざガラミしてくる友人の妹(惚れている)と、ひょんなことで転校してきたが態度が冷たい主人公の幼馴染(惚れている)の3人をメインに、わちゃわちゃするラブコメです。 また主人公は同人ゲーム?を指揮している立場で、友人がプログラマー、その友人の妹が声優、先生がイラストレーター、ツンデレ幼馴染がなんと・・・(ネタバレ回避) ラブコメ的展開と主人公の夢(野望?)が平行してすすみ、その過程で同人仲間との交流が進んでいくという、青春っぽい感じも良いです。 タイトルにあるウザがらみしてくる友人の妹が、とにかくかわいい。 ツンデレは、ツンとデレのギャップが良いことは周知の通りですが、ウザがらみは、普段うっとおしいのに、ふとした瞬間にしおらしくなるギャップが良いのだと認識しました。 安定のラノベ原作ラブコメですが、眼福な1冊でした。

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