予想外の展開からすごい世界へ
お仕事マンガのお手本のような素晴らしい漫画
お仕事マンガ、昨今は色々な構成でいろんな職業が紹介されていて刺さる人には刺さるみたいなマニアックさが売りだったり、詳細説明して興味を持たせよう業界の門戸を広げようみたいなものもあったり様々。 ただ、私はそういった中でもやはり"漫画的な構成・物語・キャラクター"がいかに光っているかが気になる。漫画として読んでいて感動させてほしい。 そんな欲望を叶えてくれるお仕事マンガの1つが本作。 ベタな話だったとしてもスピリッツらしい泣かせ方をしてくるあたりが本当にニクい。 キャラも多く、かの『動物のお医者さん』よろしく、本当にここ行ってみたいなぁ、実在してほしいなぁ、と思わされる博物館。こんな研究者達が世の中いっぱいいるんだ、ナショジオのアレって本当なんだ、って思わされる。 この歳になっても夢を拡げてくれるこういうマンガ、好きだわー
この夫婦の話毎週読みたい
まず出会い、交際するに至った経緯、そして結婚までを順を追って詳細にすべて教えてほしい。そのうえで日々の暮らしを連載で読みたい。
予想外のオチにびっくり
先入観による勝手な思い込みはよくないな…と思ったけど読み返せば伏線はバッチリありましたね。いい話でした。
アサシンもプライベートの時間を大事にする時代
必ず定時で帰る新卒のアサシンと、それが気に入らない先輩のアサシン。こういう職業でも、守りたいプライベートのためにいかにして仕事を時間内に確実に終わらせるための努力は必要なんですね。そのほうが質も上がるかもしれない。先輩の本当の顔が最後まで明かされなかったのがよかった。さすがアサシン
百合として読むのもアリ
こういうやついるいるー!ムカつくよね!!というのをバチボコにしてくれる爽快感はもちろんのこと、ともみとけいちゃんの百合として読んでもとても良いものです。
忘れてしまいたくない記憶たち
燃え殻さんのエッセイのコミカライズ。しんどいものや幸せだったものでも気づくと忘れてしまうのが人間。その中でも「これは忘れたくない」と思うものを記した連載。燃え殻さんの本は、すみません、読んだことないんですけど、独特のエモさがありますね。自分の忘れたくない記憶って何だろうと考えてみたくなります。
「ヤバイ考察」(または「ヤバイ話題」)のための雑談※ネタバレOK
※ネタバレを含むクチコミです。
身も蓋もない結末は本編の最終回に相応しいものなのか…?
※ネタバレを含むクチコミです。
アンドロイドをレンタルして何をしたいですか? #1巻応援
ソフトバンクの孫さんが「ChatGPTを使ってない人は人生を悔い改めた方がいい」と発言して物議を醸していますが、AI分野が非常に盛り上がっている昨今。 『並木橋通りアオバ自転車店』の宮尾岳さんが描く、AIを駆使したアンドロイドをテーマにしたオムニバス作品です。 近未来の日本を舞台に、「貸人サービス」というアンドロイドを好きな容姿や人格に設定して一定期間レンタルできるサービスに関わる人々を描いていきます。 第1話の1コマ目が ″だから父さん! 免許返納してくれよ! もう80歳なんだぞ!″ というセリフから始まる辺りは現代的ですね。 家族の代わりとして利用する人もいれば、彼氏が欲しい女性や二次元の推しキャラに似せる少年など、目的やニーズは多種多様。 ヒューマンドラマの名手が描くAIと人間の交流ということで、素朴な温かさが感じられる話が多いです。派手な面白さや非常に斬新な発想や設定があるわけではないですが、それがいい。 個人的には、現在AIと人力を合わせて生み出すサービスに関わっており日々人間にできてAIにできないことやそれをどうシステムに落とし込めるかなどを考えているのですが、そのひとつの例となるお話もあってこのタイミングで読めたことに意義を感じました。ガンプラ的なものを大好きすぎる男性の話なども好きです。 「アンドロイドがいる未来に最も柔軟に付き合えるのは、アトム以来何十年もアンドロイドを見つめてきた日本人ではないでしょうか」 という宮尾さんのあとがきにも首肯します。これくらい精巧なアンドロイドが現実世界で活躍するのはいつくらいになるでしょうね。
3回くらい読んだけど
※ネタバレを含むクチコミです。
ちょっとだけ切なかったり
ほのぼのしていてたまにちょっと切なくておもしろい。おもしろいというか心地よい。 霊感のない中学生男子・小丸くんと美術室にとりついた幽霊の女子・麗ちゃんを中心としたとある美術部の日常漫画。 美術室にとりついた幽霊なんて聞いてしまうとおどろおどろしいけれど、麗ちゃんは等身大の中学生女子で可愛らしい。 霊感がなくて自分が見えない小丸くんにちょっかいを出したり仲良くお話したり、幽霊である以外はごく普通の日々。 それでも麗ちゃんが幽霊であることが要所要所で効いている。でも湿っぽくはならなくて、ずっと優しくて可愛らしい。 麗ちゃんは生きている頃もいい子だったんだろうな、愛されていたんだろうなというのを感じて切なくなるけれど、幽霊になってもみんなに仲間と思ってもらえるのは素敵な人生だなあ。
風よ雲よ剣よの感想 #推しを3行で推す
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 久しぶりに読んでいまさら気づいたけどこれ「武芸紀行」のリメイクなんだな。 主人公が風吹波之進がいろんな出会いを繰り返し成長し同時に剣の道とは悩み続けていく劇画だった。「無用ノ介」とどっちがすきかと言われたら「無用ノ介」だけどかなり好きな内容ではあった。あと「武芸紀行」に比べて性描写がかなり多かったな ・特に好きなところは? 赤彦の兄貴。風吹波之進とは対立しつつも最終的には風吹波之進を助けるあたりがいいね。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 風吹波之進の関係者が軒並み不幸になっているような気もするが終わり方が俺の好きな「行く末は誰もしらない」の終わり方だったので良かった
いつか続き出してくれないかな…
全身武器マンの哀愁漂うおっさんが主人公がひたすらに悪人をぶった斬るマンガ。 終戦後の架空日本が舞台で、荒廃したパンクな世界感がすごく好きだった。今でも読み返す度になぜこんなに面白いマンガが1巻で止まってしまったのかと、やるせない気持ちになる。 叶わぬ願いかもしれないが、もし続編があるならいつまでも待つのでぜひ読みたい。
おすすめ
絵が上手い、景色が上手い、ババアが上手い
禁猟区の感想 #推しを3行で推す
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 久しぶりに読んだがやはりさいとう・たかを劇画座招待席シリーズは面白いのうが多い。この禁猟区は風巻剛が事件を元に色々な問題に手を出したり巻き込まる。所々なぜこういう生活をしているかの話が出てくるが妙に浪花節感があっていいな ・特に好きなところは? 最終話のエピソード。謎の男Mの過去や海外に行って新しい生活をできるのにあえて残る主人公の生き方だな ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 文字は多いし内容も少し複雑だしバイオレンスな描写も多いので万人に受けるとは思わないがやはりさいとう・たかをは偉大だったなと思わせる劇画だとは思う
バンドマンのごくごくフツーな日常漫画
そーっと(?)メジャーデビューしたロックバンドの日常漫画。元製薬会社の営業マンだったモーちゃんを筆頭にマニアな音楽好きが喜ぶような曲をやってるカッコいいバンドなんだけど演奏シーンはあんまりない!とはいえ単行本の最後ではドレスコーズの志磨涼平とかフジファブリックの名前があったので取材はしっかりしてるのかも…?もしかしてステージに立ってない時のミュージシャンのリアルってこうなのかッ!!?という面白さが読み終わってからジワジワ湧いてきました。読み返すのが楽しみだ。ちなみに1巻にはねねちゃんと巴ちゃん、3巻にはゴロちゃんとマキオくんの「誰も寝てはならぬ」メンバーも登場します。
心を容赦なく抉ってくる怪作
コロコロ版笑ゥせぇるすまんと言った作品。 ヒーローベルトの回など情け容赦ないオチの話が多く、 コロコロ作品とは思えないくらい心を容赦なく抉ってくる。 再読はあんまりしたくはないけど、作者の漫画力の高さを 堪能できるので一読の価値はアリ。
同じ食べる姿を見るなら、美味しそうに食べている人の姿が良い
作りたいと食べたい。 趣味というか趣向が似通っていたら、料理が共通点だったら、たしかに仲良くなれそうな気がします。 必要なのは話しかけ仲良くなり、みたことあるだけの人を超える勇気。 春日さん、そんな男性と間違えかねないキャラクター設定でなくても…と思ったものの、春日さんの食べ方は豪快で、でも汚いことはなく、みていて気持ちがいいです。 『ソフト百合♡クッキング』のように、若い女性二人がわちゃわちゃ料理をしているのも楽しいですが、それなりに働いてそれなりの年齢になった女性ふたりが手慣れた感じで焼きおにぎりやら餃子やら作って「あーおいし」となっているのもいいですね。 しかし、あれだけ食べて、あの体型を維持できる春日さん。普段、どれほど体を動かしているんだろう。
うる星やつらについて語ろう(総合)
久しぶりに読んでみたんだけどやっぱり面白いな
女性の感性が良く出た不良漫画の傑作
心理描写の細かさと繊細な絵柄が他の不良漫画にない 独特な雰囲気を醸し出している。恋愛や友情の描き方が より感情移入できるようになっているなと思った。 無駄な引き延ばしもなく、高校3年間をしっかり描けていた のもポイントが高い。今日俺や湘南爆走族などの 他の不良漫画と読み比べるのもまた一興だ。
ユーキャンドゥーイッツの感想 #推しを3行で推す
※ネタバレを含むクチコミです。
【連載版】ザ・ボクサー【タテヨミ】の感想 #推しを3行で推す
最初の方しか読んでないですが、作者の方はボクシング知ってますか? 多分、ド素人が書いたボクシング漫画かと思います。 取材とかしました? こんな低俗な漫画が、素人を勘違いさせて、リング禍が起こるんですよ。 作者は、ボクシングのド素人です。 真に受けてはいけません。 読んでほしいなら、せめてボクシングジムに取材してください! リアリティのかけらもない、SF漫画です!
銃・病原菌・鉄・歴史・宗教・美少女
イングランドとフランスの百年戦争を舞台に、本物の魔女(生娘)が戦争を食い止めるためにドタバタ孤軍奮闘する話。 石川雅之先生の描く女の子には独特で不思議な質感の色気がありますね。 連載当時の十余年前にも読んでいたはずですが、今よりずっと歴史や宗教の知識が無かったのでさっぱりわからずじまいだったと記憶しています。 信仰とは救いとは何なのかといった問いから始まり、道徳や善など倫理学的なテーマにも通ずるストーリーになっており、大変深くて濃い味がします。御託は抜きに、感情や価値観をガッシガッシ揺さぶられてシンプルにめちゃめちゃ面白い。 というかこんなゴリゴリに人文学なマンガ描いておられたと思ったら最新作『惑わない星』はバキバキ理系なやつなの本当に在野のインテリって感じでかっこいいです。
ゾンビ化、というとウォーキングデッド的な鉄板の感染だったりを想像しがちだけどコレはそうじゃなかった。 攫われて殺されて雑木林に棄てられてもゾンビとして目が覚めて普通に生活をしてしまう…これは生きてても死んでてもいいのかもしれないね…? 当然悩みは尽きないが意外と防腐剤でなんとかなっちゃうらしいぞ、という金田一蓮十郎センセイらしい軽いノリとかわいくて怖い女性キャラ達も売りだ。 ゾンビ日常系漫画の爆誕である。