彼岸島

残酷描写が魅力

彼岸島
名無し
1年以上前

吸血鬼VS人間を描いた作品。最初は無力で一方的に吸血鬼になぶられる主人公たち。少しずつ力を付け、吸血鬼が巣食う島のボス・雅に挑むというストーリーです。 この作品の魅力はなんといっても残酷な描写です。 化け物たちによって、人が虫ケラのように殺されていきます。 あまりにも無力で、まったく太刀打ちできない場面を見ていると恐怖すら覚えます…。 ちなみに丸太がやたらと登場します笑 武器として振り回したり、盾に使ったりするのはもちろん、船代わりにしたり。「そんな使い道あったんだ!」と思わずツッコミたくなる作品でもあります。

JIN―仁―

医療の進歩を実感

JIN―仁―
名無し
1年以上前

ドラマの再放送を拝見して面白かったので、原作を読んでみました。 ドラマでは描ききれなかった話も面白かったです。 主人公の南方仁がコレラウイルスと懸命に戦う姿は、現代のコロナウイルスと戦う医者の姿そのものではないかと思います。 医学的知識がなくてもヒューマンドラマや歴史物としても楽しめます。 是非一度読まれてみてはいかがでしょうか。

怪異と乙女と神隠し

全人類に履修してほしい良質オカルト漫画 #1巻応援

怪異と乙女と神隠し
ふでだるま
ふでだるま
1年以上前

首都圏のとある町の本屋で働く作家志望の”緒川菫子”と童顔で口の減らない謎が多い少年”化野蓮”の書店員コンビが町に溢れる怪異に挑む現代怪異譚。 全人類に履修してほしい本当に良質なオカルト漫画です。 この漫画には現在怪異譚かくあるべしという内容に28歳短太眉むっちりヒロインという僕の大好きが詰まっています。 オカルト漫画は古くは"妖怪ハンター"や最近では”オカルトちゃんは語れない”等知的好奇心をくすぐり時に理不尽さを加えた、人間の想像力の豊かさを感じることができる素敵なジャンルです。そして、この漫画ではオカルトの楽しさを存分に楽しむことができます。 タイトルにあるようにこの漫画には”怪異”と”乙女”と”神隠し”が出てきます。 ”怪異”という言葉は広辞苑に『あやしいこと。ふしぎなこと』『ばけもの。へんげ。』と記載されています。つまり怪異とはあやしい現象やふしぎな事象、それに伴う化物のことを指します。僕の中で”怪異”というのは現象に近いと思っています。俗に言う妖怪や幽霊というのは恨みによる行動原理や意思があるイメージで怪異というのはそれらが起こす現象であったりを指す物だと思っています。 次に”乙女”とは本作の28歳短太眉地味むっちりヒロインの緒川菫子さんのことだと思われます。小説家の卵で1つめの怪異の被害者でもある絶対ヒロイン。 そして”神隠し”に関してはネタバレになりそうなので細かくは書けません。気になる方は2話で一端が出てくるので是非読んで確かめてください。 怪異の話をすると怪異に引かれるとよく言います。 この漫画を読んだ人は怪異の話をしたくなるので、皆たくさん怪異の話をして怪異に引かれて快適なオカルトライフを満喫してください。

クレイジーピエロ

クレイジーピエロとしか言えない

クレイジーピエロ
マンガトリツカレ男
マンガトリツカレ男
1年以上前

内容はまさに「クレイジーピエロ」としか言えない内容 「クレイジーピエロ」「クレイジーピエロ 殺人サーカス」「クレイジーピエロの伝説」の3作で成り立っている 勧善懲悪のとか問題の解決とか道理など全くなく、「クレイジーピエロ」があらゆる方法で殺戮をくりかえす。問題を大きくしてより大きな破壊より多くの死をもたらしているだけで救いもほとんどない。あまりにもやばくて敵が発狂するシーンまである このセリフが内容の全てを表していると思う 「俺はクレイジーだからな、そんな道理はわかりゃしないのさ」 併録されている「義眼物語」「顔がない」も素晴らしいのでぜひ読んで欲しい

虐めを待つ人

壮絶な虐待体験

虐めを待つ人
名無し
11ヶ月前

----「虐待」とは「虐めを待つ」と書く。 重苦しい序文と、悲惨な虐待シーンから始まります。 慎ましくも幸せそうな生活から一転、両親の離婚、児童保護施設での生活、そして父が新しい母と再婚し、義母から虐待を受けるまでの過程が、つぶさに描かれています。 昭和50年代の話とはいえ、今も虐待問題の本質は変わらないと突きつけられているようです。 個人的に「ストーリーな女たち」系漫画は、ある種の悲惨さを売りにしたものが多い印象でしたが、この作品はそれらとは違うと思いました。 しかし1話目でこの重さですか。。 次話以降も相当心して読まねばなりません。

世にも奇妙なスーパーマーケット

まさに「世にも奇妙な」でした。

世にも奇妙なスーパーマーケット
nyae
nyae
1年以上前

基本はなにも考えずに気軽に読めますが、話によっては結末を知るのがちょっと怖いものもあって、読みながら「これ世にも奇妙な物語っぽいな」と思ったんですけど、タイトルがそもそもそうなってることに途中で気付きました。なにも考えなさすぎた。 店長のコバヤシの態度が不躾でタメ口なんだけど誰も怒らないのがいい。

不登校少年

不登校生活を描いたエッセイ

不登校少年
名無し
1年以上前

不登校の子供達が多いというニュースは良く目にしていたが、実際の不登校児たちの日々の生活というのは、どういうものなのか想像もつかなかった。でもこの漫画を読んでみてその闇は想像以上に深刻なのだということが分かりました。軽いタッチで描かれていますが、なかなか考えさせられる内容でした。

夏の魔物

これは決して夏のせいなんかじゃない #1巻応援

夏の魔物
せのおです( ˘ω˘ )
せのおです( ˘ω˘ )
1年以上前

ララ先生は、個人的にコミティアの新刊の中で一番楽しみにしていた作家さんですが、遂にデビューされました! 私がララ先生の作風で、そして『夏の魔物』で一番好きな点は、 人物たちが抱える、あらゆる方向性を持った複雑な感情が、全て綺麗に表情に現れているところです。 微妙に変わったり、コロコロと変わったりと、1コマ1コマ全て違う表情をしている人物の顔に、我々は釘付けになります。 『夏の魔物』の中で、主人公の佐藤さんと村田くんが複雑な感情を持っているのは、枷になっていることがあるからです。 それは、絶対に覆ることのない、女性アルファと男性オメガの、オメガバースの関係性です。 オメガバースには、オメガが弱者、アルファが強者という、カースト制が存在します。 (詳しくはググっていただけると助かります…笑) オメガは、ある時期に入ると、無条件にアルファを惹きつけてしまうので、恋愛・肉体関係においてオメガに選択権や決定権はないものとされています。 『夏の魔物』の魅力は、 "絶対的なカースト制がある世界観のもとで生まれたこの感情は、自身の体質≒階級(アルファ・オメガ)を排除したものだと信じたい(信じている)" という想いから溢れ出る、主人公たちの言葉や行動です。 オメガは無条件にアルファを引き寄せますが、その中でも特別惹かれあったアルファとオメガの繋がりを「運命の番」などと言います。 しかし、本作は違うんです…! 2人はアルファだから・オメガだから惹かれあっているんじゃないんです。 佐藤さんは、第一話で村田くんに告白するために空き教室に呼び出しますが、 そこで初めて自身がアルファであること、また、村田くんがオメガであったことに気づき、 「この気持ちは、ずっと恋だと思っていた。でも違った!私がアルファだから!」と混乱し、取り乱してしまいます。 ここで取り乱してしまうのも、今までの村田くんに対する感情は本物の恋であったことを信じている故なのです。 なので、読んでいてとても苦しいシーンでした。 村田くんも、オメガだから佐藤さんを受け入れた(ナニがあったかはもう是非読んでください…!!笑)訳ではないという気持ちを打ち明けるタイミングが、また絶妙なんですよね…!! 彼は佐藤さんに対して、少し投げやりな台詞や行動をとるのですが、それはまるで、 "自分は決してアルファ=佐藤さんに支配される側ではなく、アルファとオメガの関係性とは全く無縁のところで、佐藤さんを想っている" ということを遠回しに言っているかのようです。 そんな村田くんのちょっと生意気な性格と表情、是非みなさんにも見て欲しいです。 絶対虜になります…!笑 本作は、2020年4月現在、コミックシーモアにて先行配信されていますが、今後各電子書籍サイトでも配信予定だそうです。 もしかしたら、「オメガバース」というジャンルに抵抗を持っている方もいるかもしれませんが、まずは試し読みをしてみて欲しいです…! もちろん、オメガバースを知らなくても楽しめます。 この作品のあの空気感に触れたら、読者は「夏の魔物」に取り憑かれること間違いなしです。 …余談ですが、過去のコミティア出展の際に、Twitterで大童澄瞳先生から絶賛のコメントを頂いたことのある作家さんなので、 作画や構成力はピカイチです!

虹の娘

おすすめ短編集

虹の娘
モロッコヨーグル
1年以上前

会話が上手いのでどの短編を読んでも面白いです。でも一番読み応えがあるのはやっぱり表題作の「虹の娘」かなと思います。ヌードモデルをしている弟と久しぶりに再会した兄が共同生活する話です。弟は性転換の手術をしようとしているのですが兄が常によき理解者でいてくれるのがいいですね。グッとくるシーンで「わぁーい神様見てるゥ?」って抜け感のあるセリフを出してもしっかりハマってるのがいいなと思います。もう一編の「アマネの日記」も好きです。死んだ兄が幽霊になって帰ってくるという話で、悲しさがあるテーマなんですが笑えるのがいいです。あの卑猥なストラップにこんなにほっこりさせられるとは思いませんでした。「愛され洋輔」の元になった短編もあるのでギャグが好きな人にもオススメです。

そば屋幻庵

蕎麦が食べたくなる、正統派時代劇!

そば屋幻庵
名無し
1年以上前

そば屋、といっても普通のおそば屋さんではありません。めったに店が出ない神出鬼没の屋台のおそば屋さん。その店主も有能だった元旗本が早隠居して、家族に隠れて商っているという異色の存在。そんなそば屋のまわりでおこるいろいろな事件を、主人公の牧野がそば屋の店主として、また以前の人脈や剣の腕で解決していくお話。武家の顔と町人の顔を使い分ける主人公はかっこいい!家族や周りの人に正体がバレそうになったり、実際バレてしまったりするのもまた楽しい。ストーリーそのものは昔ながらの時代劇を見ているような勧善懲悪展開が気持ちいい!またそば屋で出すおそばも楽しみの一つ。主人公が結構なそば馬鹿で、屋台で出すそばが毎回工夫が重ねられているので、読んでるとそばを食べたくなります。絵も綺麗でテンポも良く、すいすいと読み進められる名作だと思います。

思春期生命体ベガ

地球を守るのは、先輩のキス!?

思春期生命体ベガ
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
1年以上前

西暦2030年、地球は宇宙生命体の脅威に晒されていた。それに対抗するのは、一人の宇宙人・琴平ベガ(通称ベガ子)。闘い続ける高校生の彼女は、ある日急に能力の大部分を失う。取り戻す為に必要なのは……同じ部活の鷲峰先輩のキス!? ♡♡♡♡♡ 冒頭少しだけ試し読みされた方は「芸能人お料理番組百合」だと思うことだろう。これはこれでいい!しかし本編は、この料理番組が終わってから。 怪獣と闘う宇宙人・ベガ子の腕には光る石、それを囲むストライプ紋様。本来は巨大化し、光線で怪獣を倒す……要はウルトラ的なやつ。 しかし彼女はある時から、同じ料理部の鷲峰先輩が原因で力を失い、先輩とのキスで力をチャージしないと闘えないと言い出す。キスをせがむベガ子だが、力の事ばかりを言う無神経なベガ子を、鷲峰先輩は拒絶する。 一冊を通して、大事な事をすっ飛ばしている宇宙人ベガ子の「見えない本心」に鷲峰先輩は翻弄される。 何しろ相手は宇宙人。地球人の心の機微や物事の順序がすっかり抜け落ちていて、二人は見事にすれ違い、やきもきさせられる。鈍感な人に振り回される王道ラブコメが、もっとすっとんきょうになった感じ……これは普通でない面白さ! 「キス」を巡る二人の派手なボケ&ツッコミを笑いながら、想いが噛み合う至高の瞬間を待ちたい、そんな作品だ。 そして締めはまた別の(本編と関連する)芸能界百合だ!

とある魔術の禁書目録外伝 とある科学の超電磁砲

組織が多い!

とある魔術の禁書目録外伝 とある科学の超電磁砲
名無し
1年以上前

アニメが大ヒットして3期も続いている作品。 主人公、レベル5の超能力者でもある御坂美琴が学園都市を舞台に異能力者と戦う。 とにかく組織が多く、所属している組織がまたがっていたり、実はスパイだったり、読みながら理解しないと頭が混乱します笑 しっかり伏線を回収していたりするので、その辺がわかったりすると面白いです。

くまえもん

あまりにもゆる過ぎる

くまえもん
名無し
1年以上前

色々あって、くまの編みぐるみに寄生?した宇宙人のくまえもんから見た日本のいろいろ。 「くまえもん」は海野さんご本人たっての希望で企画した話だったみたいですが、なかなか連載が実現せず、やっとウェブ媒体での連載が決まったの思ったら他の連載との掛け持ちで第一話から間に合わないという、珍しいタイプの漫画でした。なので初っ端からくまえもんが写真で登場。最初はなんだこの漫画はと思いましたが、二話目からちゃんとした漫画が始まるのでご安心を。 写真でくまえもんが出てくるのは一話だけではなく、講談社漫画賞授賞式にお邪魔する回もあります。その様子をレポートする中で東村アキコ、ひうらさとる、萩尾望都(敬称略)が登場するなど、ある意味この漫画の一番の見どころになってました。

やしろあず記

三角コーン見ると思い出す

やしろあず記
野愛
野愛
1年以上前

お母さん面白い好き。でも自分のお母さんだったらやだな、やしろあずきさんのように面白く料理できたらいいけどな。 天才に育てられたから天才になれるのか、天才だから面白エピソードに昇華できるのかよくわかんないけど面白いし楽しそうだからいい親子。 息子の厨二病を今に繋がってるからいいじゃんって否定しないのいいお母さん。黒歴史いじられてもグレずに厨二病のまますくすく育ったやしろあずきさんいい息子。 クレイジーなまま幸せな家族を形成できるのだな、と感動すら覚える。面白ければ幸せ。面白いこそ正義。 わたしが描いた絵や小説が母親の寝室から出てきたときのことを未だに根にもっていたけど(小6くらいのときのこと)そろそろ許そうと思いました。

コンビニいちばん!!【完全版】

コンビニの裏側がよく分かる

コンビニいちばん!!【完全版】
名無し
1年以上前

普段あたりまえのように存在しているコンビニ。 いつも何気なく買い物をしているけど、裏側には様々な努力や苦労があるんだなと大変勉強になります。 この作品を読んでから商品の配列だったり店員さんの働き方など、違う視点で見る楽しみが増え、ますますコンビニが好きになりました。

腹九分目

やっぱりご飯って元気の源。

腹九分目
Pom
Pom
1年以上前

ご飯って、悲しい気持ちも復活させてくれたり、元気になれたり色んなパワーがある。 4巻全て短編でまとめられてるから読みやすいし、良い終わり方をする話ばかりだったので、癒されました。 人生色んな悩みだったりあるけれど、美味しいご飯に救われる時ってすごく分かるし、共感できるところもありました。 ただ、美味しいご飯を提供してくれる人達の愛情もたっぷりで、ご飯を通して人の優しさを感じることができて、心が癒されてまた頑張れるのかもしれない。と、この漫画を通して思った。

鉄火!おたの申します

お祭りは露天があってこそ

鉄火!おたの申します
名無し
1年以上前

嶋津蓮(島津蓮)氏の、漫画雑誌デビュー作の読み切り。 おじいさんの意思を継ぎ、露天商という商売に一生懸命打ち込む少年の物語です。 主人公・鉄火は若いのにしっかりしてるし、真面目に仕事に取り組む姿勢があり好感度が高かった。 「香具師」のような馴染みのない、露天商ならではの専門用語も知れてけっこう興味深いお話でした。

かりん歩

散歩で前進する人生

かりん歩
名無し
1年以上前

名古屋には何年も住んでいたので、 名古屋を舞台にしたお散歩漫画と知って読んでみた。 予想とは全く違う面白さが数倍詰まっている漫画だった。 かりん(主人公)は妹が大好きで、大学4年生になるまで 妹のお世話ばかりで生きてきた。 だが妹の高校進学や、かりんの就職活動の不調、 喫茶店を営む祖父が倒れたことなどから、 妹離れや自身の自立を目指し喫茶店経営を継ぐことにする。 だが、成長しつつもトラウマも抱えている妹、 けして楽な経営状態ではない喫茶店など、 かりんの前に、そしてかりん自身に問題点が山積み。 それでも前進しようと踏み出したかりんの一歩は、 なぜか散歩としての歩みとなっていった(笑)。 かりんは散歩をすることで、自身や周囲の問題解決への道を 見つけていくことになる。 散歩は普通は、気晴らしとか暇つぶしに行うもので、 癒し的な効果はあると思う。 問題解決策を得る手段としては決して積極的で合理的ではない。 そもそもそういった目的での散歩は野暮だと思っていた。 かりんは、喫茶店経営のために地理学を活かした リサーチ手段として散歩を始める。 それを見て自分は、そういうストーリーもありだろうけれど、 随分と野暮な散歩話だな、と好感は感じなかった。 これでこの先の話が 「街並みの中に商売繁盛のヒントを見つけた」とか 「散歩の途中で迷子の子供を助けたら親が喫茶店の  常連になってくれた」とか 「老人ホームを発見して、そこの集会に喫茶店を  使ってもらえるようになった」とか 都合が良すぎる展開で進んだらつまらんなあ、とか思った。 そんな薄っぺらい話になったら散歩も地理学リサーチも 舐めているとしかいえないな、と。 だがそういったベタな展開は、ほぼなかった。 勿論なかには都合よく人や物と出会う話もあったが、 それはワザとらしいものではなく、そしてその出会いが導く 話の流れはごく自然で面白い展開になっていった。 このへんはホントに作者は上手いなあ、と思った。 なにせ、どちらかというと察しが悪く、 むしろ人間関係を破壊しかねない、かりんを 嫌味がないので「教えてあげたくなる娘」に描いているし。 こういう娘ならば、道や史跡について話をしてあげたくなる。 そしてそういう展開なので、街や史跡に関する説明シーンも 唐突だったり無理矢理だとか感じない。 その名古屋の歴史的な薀蓄もハイレベルみたいだし (自分はそもそも歴史知識が多いほうでもないが  この漫画の名古屋学的な知識の量と深さには恐れ入った) 勿論、漫画としての絵もとても上手い。 人間関係も深く描いている。 なにより散歩は楽しむものだ、という点が揺らいでいない。 自分に馴染みがある場所を舞台にした漫画らしいから、 当初はそれだけの理由で読んでみたのだが、 なんだか自分が好きな漫画の要素が ほぼ全方位的に想像を上回っていて、 とても面白かった。

ファミコンロッキー

童心に帰る

ファミコンロッキー
名無し
1年以上前

荒唐無稽なところもありながら、ファミコンに夢中になった時代を思い出させてくれる昔懐かしのファミコン漫画です。 拳法三昧でファミコンのことなど全く知らない主人公の少年が、ゲーム会社の息子でゲームチャンピオンに挑むところから始まります。 ファミコン修行や、異常に熱いプレイなど、当時のファミコン漫画は本当にどうかしてました(笑) 現実にはあり得ない裏技、奇天烈なテクニックの数々、もしかしたらホントにできるのか?とチャレンジしたのも懐かしい思い出です。 ファミコンと共に育ってきた世代には忘れられない作品だと思います。

もっとみる