セントールの悩み

亜人を描く日常系漫画

セントールの悩み
名無し
1年以上前

亜人ちゃんは語りたい、モンスター娘のお医者さん、異種族女子に○○する話、爬虫類ちゃんは懐かないなどなど、いまでこそ「亜人・モンスター女子漫画」って一角のジャンルになった感じがありますが、セントールの悩みが出たころはまだ色物って感じだった気がします。いつの間にやら19巻も出ていてすごい。 1巻が出た当時はまだ若かったので、1話で異種族の女子高生たちが互いに性器を確かめあうシーンで「うわ…」と全力で引いたのを覚えがあります笑 久しぶりに読み返しましたが、とにかく絵が可愛くていろんな種族が一緒に生活してるのがいいですね。あと姫がかわいい。

シュガー【合本版】

これ以上に理想的な師弟関係があるか。

シュガー【合本版】
nyae
nyae
1年以上前

続編があるにせよ、主人公がまともにボクシングを始めるまでが長いったらない。5巻か6巻くらいまではほぼやってないんじゃないか。ただそこまでに一瞬も退屈しないので、大丈夫です。 これまでボクシング漫画をほとんど読んでない自分にも、このシュガーが王道からだいぶ外れてることはわかるけど、今後これを超えるボクシング漫画に出会える気がしない。そのくらい夢中になって読みました。 それで、あえてこの漫画の魅力をひとつ挙げるなら(本当はたっっっっっくさんあるけどキリがないので)、それは主人公・凛とボクシングジム会長・中尾の師弟関係。というと、きっと信頼し合ってて強い絆で結ばれてるんだろうなーと想像しがちですが、ぜんぜん違う。どう違うのかはもう読んでくださいとしか言えない。 これがKindle Unlimitedで全巻読めるなんてそんな素晴らしいことあるかね。あるんだから凄い…。

おおかみこどもの雨と雪

子供の人生選択…その時母に出来る事

おおかみこどもの雨と雪
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
1年以上前

恋した人は、狼男でした……やがて二人の間に姉弟の「おおかみこども」が産まれるが、母子を残して狼男は死んでしまう。人の世界に組み込まれず孤立する母子。生活に限界を感じた母は、ある決断をする。 □□□□□ 物語は、狼と人間の姿を行き来する子供達の成長を追い、人か狼かの生き方を選択するまでを追う。 性格、好奇心、本能……それぞれの人生選択は、丁寧に二人の性質を追う事で、意外なようでいて納得のいく必然性をもって描き出される。そして二人を庇護してきた母の苦労を丹念に描く事で、人生を選んだ子供に最早何もできない苦しみと、懸命の祈りが胸に迫る。 幼い二人の表情の豊かさに癒された後で、生き方を違えた二人の表情の対比に驚かされる。最後まで読み終わった後に、姉弟の最初を見返すと、ひどく懐かしい感じがする。こんなにも遠くに来てしまったのかと。 同名映画のコミカライズである本作が初単行本となった、優先生。感情の描き方の強さと複雑さに、心を動かされる。笑顔、泣き顔の表情一つひとつが強力で、表情につられて貰い泣きする場面が本当に多く、人前でおいそれと読めない感じがする。 (映画版を観ていない感想です)

三才山先輩は生きづらい

気にしすぎ過ぎ!

三才山先輩は生きづらい
nyae
nyae
1年以上前

もし自分が鬼怒川くんの立場だったら、三才山先輩みたいな人とは関わり合いたくない笑 他人の目を気にしすぎる部分って自分もものすごく持ってるので、三才山先輩が悩乱するたびつらい気持ちに…この生きづらさって結構深刻だったりしますよね。 でもある時から同じ自意識過剰でも自己評価高い方の自意識過剰(安曇野さん)が出てきたことで全体のバランスが取れて楽しく読めました。 人の目がないところで素の自分を出せている三才山先輩、めちゃくちゃ可愛いのにな…

ぶたぶたの休日

ぶたぶたさんに抱きしめられたい

ぶたぶたの休日
野愛
野愛
1年以上前

『ぶたぶた』を読み終えたばかりだけど、再びぶたぶたさんに会いたくなってこちらも読んでみた。 やっぱりぶたぶたさんは素敵なひとだ…!! かわいいぶたさんが当たり前のように喋りだす故、初めて会うひと達は驚きペースを乱される。そして、まんまるの目に見つめられてついつい心を開いてしまう。占い師も刑事も天職。 『ぶたぶた』とくらべるとこちらはちょっと重たいお話もあるので、ぶたぶたさんの可愛さに癒されながらも自分の人生を見つめ直してしまうような力もあった。 何者かになりたい気持ち、自分の人生の主人公は自分だという気持ち、いつの間にか忘れてしまった気持ちをぶたぶたさんが呼び起こしてくれるはず。

私という猫

厳しい野良猫の世界の…

私という猫
猫あるく
猫あるく
1年以上前

厳しい野良猫の世界の物語。 人間が勝手に猫の気持ち想像しているだけなのに、それは本当の猫達の魂の叫びじゃないのかと思わされる程に伝わってくるものがある。 緩い猫漫画と一線を画すシビアでアンタッチャブルな猫の世界を迫力あるタッチで描いているので猫好きなほどずしりとくる漫画です。

よっつのドーナッツ

タヌキとドーナッツの大冒険

よっつのドーナッツ
ポンデリング派
1年以上前

二階堂幸さんがたぬき描くと、もしかして犬と勘違いされてる…?と思ってしまうくらいには浸透してます↓ https://twitter.com/nikaidooooooooo/status/1259287045240844289 絵とストーリーだけでもじゅうぶん成立するクオリティなのに、たまにツッコミがキレキレだったりボケのレベルが高かったりするところが凄い。ワンちゃんと鳥が再登場したところでヒャ〜という感じです。

ナマケモノがナマケない(読切)

ごま塩の話?

ナマケモノがナマケない(読切)
名無し
1年以上前

愛しのアニマリアと同じ世界で違う場所の話という感じですね! ナマケモノなのに一切怠けないナマケモノさんと、暇だからごま塩のごまと塩を仕分けしているキーウィくんがテレビ電話してます。たけのこのところまで完璧だったのに、最後ちょっと切なかったですね。ナマケモノの家なんだからもうすこし待ってくれてもいいのに。 ちなみにうちのごま塩は丸美屋です。

漫画版 されど愛しきお妻様

発達障害の妻と、脳梗塞の夫の実録漫画!

漫画版 されど愛しきお妻様
名無し
4ヶ月前

裏社会や貧困等を対象に取材するルポライターとして活動していた著者の実体験をもとにした書籍のコミカライズ。それをBE・LOVEで連載するんだ、という意外性もありながら、発達障害の妻を支えていた夫が脳梗塞になってしまうというはたから見るとそうとう悲劇的な物語には非常に興味があります。 1話では2人の出会いから主人公が独立するまでが描かれてますが、冒頭では脳梗塞による障害に絶望する主人公に対し、妻が笑顔で「やっと私の気持ちがわかったか」という場面にこの夫婦の関係性が垣間見えました。

怪盗レシピ

レシピ再現マンガ

怪盗レシピ
マンガトリツカレ男
マンガトリツカレ男
1年以上前

2011年当時の若林健次の事務所に近くにあった居酒屋のトモは「その舌は口にするだけで味の全てを見抜き、それを正確に再現する調理能力を合わせ持つ」料理人でEチオピアのカレーやJJ苑の焼肉のたれとMクドナルドのグラコロなどの再現やそれっぽくしていく。 最終的な料理はわかっているが、それの作り方は公開されていないので逆算して料理を作っていく過程が細かく書いていてそれに謎解きも含まれているのがよかった

船場センタービルの漫画

鬱を経て描かれた町田洋さんの初エッセイ

船場センタービルの漫画
nyae
nyae
1年以上前

この日を待っていました。新作漫画が読めてほんとに嬉しいです! 商業施設の広告漫画の制作依頼を受け、鬱の漫画が描きたいのでといって断ったものの「ではそれでお願いします」と了承されてしまったのには笑ってしまいました。船場センタービルもなかなか懐が深いですね。 自身の鬱を綴るエッセイと、広告漫画が一緒になっているってある意味史上初なのでは。広告に苦手意識があったみたいですが、行きたくなりました。船場センタービル。

健康で文化的な最低限度の生活

9巻感想 貧困ビジネス編、はじまる

健康で文化的な最低限度の生活
E崎
1年以上前

貧困ビジネス編を読みはじめたけど、「ああ、これウシジマくんでもやってた生活保護を搾取するヤツだ・・・」てなった。あそこまで酷い搾取ではないけど、オレンジパルムを仕切っている男がクロであることは明白で、もし組織的な犯罪だとすれば、生活保護ケースワーカーの職域での解決は難しいのではと思ってしまった。オレンジパルムと同じような事態がいたるところで起きているとしたら、住まいのない人たちは誰に助けを求めたらいいのだろう。

マイ ベイカー

全2巻に仕事と恋がギュッと詰まったベーカリーラブ!

マイ ベイカー
天沢聖司
天沢聖司
1年以上前

今夏の漫画原作メディア化作品をチェックしていたところ、表紙だけは知っていたこの『マイ ベイカー』の名があり、Kindle Unlimited作品だったので読んでみました。 ちっちゃいけど綺麗でパワフルな店長と、でかくて寡黙な6歳年下の新人バイト・北くん。 憧れる人は多いものの、実際は5時起き21時就寝、何十kgもある粉を運び、熱い天板でやけどし、食品を扱うため衛生管理も厳格で超過酷な仕事場である『パン屋』が舞台。 ガタイのいい北くんは、見た目に反してパンを可愛く仕上げる才能があり、しかも実は店長のことを昔から知っていて…というあらすじ。 https://twitter.com/comicgene_line/status/992238458725789697?s=20 そこで2人の距離が縮まっていくわけですが、この過程がすごくリアル! 絵柄は少女漫画っぽいですが、流石女性漫画だけあって恋の描写がくどくない。いい…! 学生が主人公の少女漫画は頻繁に『トゥンク』したり『カアァァ』ってなったりして、初恋に揺れる感情にページを割きがちですが、働く大人の女性(しかも店長)のお話なので、ラブは見せ場を絞って投入している程度に留めていて、そこが大人の恋愛という感じがしていい。 というか、どちらかというとトゥンクしてるのは北くんの方ですね…それもまたいい。 混入を防ぐため販売員でもシャープペンの使用はNGとか、蛍光灯替えると粉が降ってくるとか、焼きたてのパンを手で触るやばいババアがいるとか、パン作り以外の仕事の苦労も描かれていてとても勉強になりました。 ちっちゃい体でガンガン重たい荷物を運び、火傷にもへこたれずいつも笑顔で働いている店長。「ああ、仕事に情熱がある人ってこうだよなぁ」と、清々しい気持ちになれる素敵なお仕事ラブです! (画像は『マイ ベイカー』らくだ1巻より。このクリームがコマをまたぐ演出めっっちゃ好き)

フリクションガール

マネ厳禁!学校の壁を登る女子に出会った!

フリクションガール
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
1年以上前

一人暗く過ごしていた新高校一年生・うーちゃんは、妙な光景に出会う。え…… 誰かが非常階段を、 「外から」よじ登ってる! (注:絶対マネしないでね!) 何やってるの!と思わず声をかけたうーちゃん、登っていた女子・ギャオに誘われ、あれよあれよとボルダリングに挑戦することに。 今までピアノに打ち込んできたうーちゃん。受験に失敗し、失意の中で「指が駄目になる」覚悟で挑んだボルダリング。ギャオの喜ぶ顔を見て、もっとやってみたくなる。……「サイコーになる」って、どんなだろう? ★★★★★ この作品、ボルダリングの「魅力」の取り上げ方が、独特だ。 まず、ギャオが登る場所。学校の非常階段を外から攻略、岩を見ればマリア様の上もお構いなし、そして荘厳なステンドグラス窓も、彼女には攻略対象でしかない。 全ての壁が……自然であれ人工であれ……攻略対象なのだろうが、ギャオの場合、かなり無謀で、挑戦的だ。日常の風景の中に、まるで未踏の地を進む冒険家のようなときめきを見出している。 我々は、真似してはいけない。鍛え抜かれたギャオの挑戦の日々を、この作品で眩しく見つめるだけにしよう。 それから、途中から参加のマミちゃんの、ダイエットやインスタ映えという視点も、ああ確かに大事だよね、と思わされる。(ダイエットきっかけでボルダリングする漫画として『ぽちゃクライム!』もご覧下さい!) ★★★★★ 取り敢えず、ギャオとマミちゃんと遊ぶのが楽しい、から始まる、うーちゃんのボルダリング。 ここでカバーを見返してほしい。 物語最初の暗い表情とも、最後の柔らかな笑顔とも違う表情。いつの日かこれを見るのが、きっとこの作品の到達点なのだろう。うーちゃん変われるか!? あと、部活とかって……?

戦士に愛を

戦士に愛を…

戦士に愛を
名無し
1年以上前

人造人(じんぞうじん)という戦争のために人が作り上げた人造人間が主人公。人間に迫害され対立しているディストピア感あふれる世界で、主人公は生きるために人間側の兵士として、戦い続けるというストーリーです。人造人間からの視点などはブレードランナーやターミネーターを彷彿とさせます。人造人、機械兵、再活性化などの難しい世界観と荒削りな作画ですが、戦場の臨場感は抜群で先の展開が気になる面白さがあります。ちなみに、巻数が14巻となってますが、実質は4.5巻くらいのボリュームです。3巻まではコミックスが出ていて、途中から分冊による販売に移行したためだと思われます。

トコトコ節

こんな風に生きていたい

トコトコ節
hysysk
hysysk
5ヶ月前

最年少で世界記録樹立とか、30歳未満の優秀な人物30人とか、数億円の資金調達だとか、こんなに素晴らしい人がいるんですよ、皆も頑張ろう!夢を持とう!世界をより良い場所に!努力・友情・勝利!…生きていると日々そういった煽りが目に入ってくる。もちろんそれ自体は悪いことではないし、勇気づけられることもある。 でも別に、毎日だらだらしたり、親戚の伝手でたまに仕事したり、友達と別れる時はちゃんと見送ったり、迷った末に5000円貸してあげたり、大麻吸ってゲロ吐いたり、それで良くないか? こんなことを言うと冷笑的だととられそうだが、自分はどちらかというと熱血的でマッチョな方だと思う。努力しなければ現状維持すらままならないと思っている。でも「本当に」それが、そんな世の中が望ましいのかと聞かれたら、違うと言うだろう。誰もが慎ましく生き、他人の価値観に左右されず、ちょっとだけ悪いことをするような世界が好きだ。

限定偽婚~1年間の夫婦~【マイクロ】

“結婚”の捉え方

限定偽婚~1年間の夫婦~【マイクロ】
Pom
Pom
1年以上前

1年間の限定結婚。 職場の新しい事業で始まった、1年間の期間限定結婚。法的にも籍を入れる。 これに賛同した明日香と依頼人の話。 お互い恋に落ちるのかなと思ったら、本当に期間限定の結婚生活を淡々と送るのみ。 ただ、終わる頃には依頼主の人生観、価値観などが少しだけ希望に変わっている。明日香が知らないうちに変えている。 結婚の捉え方も、するしないも、人それぞれだなと改めて感じた話でした。

彼方のアストラ 全巻合本版

満足度の高さ

彼方のアストラ 全巻合本版
漫画を読む女S
漫画を読む女S
1年以上前

…なんで読んでなかったんだろ? 完結しているおもしろいマンガが読みたかったのでそういう検索をしていたら、マンガ大賞2019で篠原健太の名前を発見したので読みました。 私は、考えて描かれたものなんだな…!って分かる漫画が大好きです。風呂敷がきれいに広げられて畳まれる。主軸がしっかりあって、サブエピソードが無駄なく配されて、集約されていく、そういう漫画が読みたいのです。絵が見やすくて、登場人物の区別がちゃんと付くだけじゃなくて、キャラクターが掘り下げられていて、好感が持てるとさらに良い。小ネタに笑ったり、ドキッとしたり、終盤まで続きが気になったりすれば最高です。 彼方のアストラはそういう漫画でした。 計算づくで描いてて、制作裏話を作者に聞いて欲しいんだろうなってタイプにみえるこの作者のことも、嫌いじゃないのです。スケットダンスはイロモノというか反則気味な過去エピソードにばかり触れられがちだったように思うので、変わりダネだけどものすごく王道なこのマンガが面白く読めてとても嬉しかったです。 一番好きなキャラはウルガーです。

テンタクル

一本の「杖」で国家転覆の陰謀に立ち向かう #1巻応援

テンタクル
かしこ
かしこ
1年以上前

舞台は幕末。アクションだし、ミステリーだし、とにかく想像以上のスケールの大きさで驚きました!しかも「杖術」って何?初めて知った!と戸惑いましたが、文字通り「杖」を使った武術で、宮本武蔵の二刀流を倒す為に編み出されたとのこと。ちなみに岡村星先生のお父様が杖術をされているそうです。 主人公の長岡津春は武士の家の子供だけど医学生なので、相手に致命傷を負わせない杖術をしているようですが、この理由からも分かるようにとても優しいんです。そんな彼が国家転覆の陰謀に立ち向かう!って大丈夫なのかと心配になりましたが、1巻ラストから早くも覚醒の予感があったので、私の心は完全に掴まれました。続きがめちゃくちゃ気になります。杖術が炸裂するところも見たいです!

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