ネタバレ

四角関係。親御さんをいれると六。
ハーレム、いや、姫である。
姫もハーレムも同じようなものなんだろうか。

ただ、主人公・結は抱える心の病気のせいで、他人に触れることが難しい。
ハーレムうはは!とならず、根暗もあって戸惑う。
やってきたキラキラ系義弟たちによって、だんだん改善していくのだけども…

結を守る丹羽ちゃんがとてもイケメンな理由、結が発症した原因、お父さんが「変わっている」と言われる理由、キラキラ系義弟が家族を大切にしすぎる理由。

いろいろ明らかになるにつれて、途中、気持ちと症状のギャップとフラッシュバックに苦しむ結の姿に、なんだかホロリときてしまった。
読み始めはタイトルの強さに押されて、「ハーレムものか」と軽く読み始めたのに。

そして、タイトルからは想像もできない、とても明るいハッピーエンド。
好きです、ハッピーエンド。

ただ、冬吾の将来の話を読んでいて、それって必須??と疑問に思ってしまった。
こだわるのは出自のヒントを得るためかと思ったら、資格が理由と言っていて、その職にそれは必須ではなく…
あれば新卒就職時に有利なのかもしれないけど、ねえ、うーん。。

まあ、親友と過ごす日々を得た結の姿という、ハッピーエンドを前にすれば、些末なことなんですけどね。

読みたい
ヤンキー君と白杖ガール

目からの情報過多な世の中

ヤンキー君と白杖ガール
ゆゆゆ
ゆゆゆ

登場するヤンキーは顔の傷がなくて、服の趣味が良ければ、ものすごく人が良くて純愛している好青年。 弱視の女の子に「ポエマー」と言われるほど、大好きなユキコさんの前では好青年。 一線を越えると黒豹に戻るようだけど、ユキコさん第一なので基本は好青年。 コミュニケーションお化けのようなユキコさんも、見えないからそう変わらざるを得なかったとあって、相当な苦労の上であの人となりができていて、結果が一話冒頭の白杖ケツアタックなんだなぁと思った。 コメディになる部分は、NHKの番組バリバラでみた、障害者コントを思い出させた。 障害は触れるのを避けるべきことでもなく、彼女たちには当たり前なことで、その中でのからかいや日常の楽しみ、苦労が興味深く描かれている。 もちろんコメディ要素だけでなく、しれっとヤングケアラーとなっているきょうだい児の話や、人は年を取ればいずれ見えなくなることが描かれていて、でも重たい話のはずがドロドロしておらず、あっという間に読み終えてしまった。 視力がオレサマはなるほどなと思ってしまった。 かき氷シロップはオレサマを感じさせてくれる食べ物。食品に絞ると、嗅覚が2番手のオレサマ。 ちなみに登場キャラクターのなかでは、高校生男子らしくムラムラ大好きな青野くんがとても好きだ。

ワタシってサバサバしてるから

広告で見たことがあるやつだ

ワタシってサバサバしてるから
ゆゆゆ
ゆゆゆ

主人公が「私ってサバサバしてるから〜」っていうタイプの人間でした。 「みんな私のこと「かわいい」って言ってくれるけど本命にはしてくれないね?」で知ったのですが、主人公を「うわー何こいつ」って言いたくなるキャラクター(悪役)にして、当人が落ちていくさまを眺めるジャンルっていうのがあるんですね。 身近にいたら、さりげなくフェードアウトしたくなるタイプの性格ですが、「女の敵は女」というあたりはリアルです。 そして、男の中で生きようとしているわけでなく、同性と仲良くするわけでなく、人がいっぱいいるところに飛び込んでいるのに、孤高です。 読んでいて、どうしてそういう考えに?と思ってしまい、主人公なのについていけません。 本編を悪役サイドで見ている気持ちです。 とはいえ、ライバル視されている本田さんが主人公だと、「私ってメンタル強めだから〜」と、メンタルの強さを過剰に見せつけてくるキャラクターに改変されてしまいそうで、そんな本田さんは見たくないなと思ってしまいます。 よくよく考えれば、周囲がこれほどひいた反応を取っていてもへこたれず、ゴーイングマイウェイでいられる主人公の網浜奈美は非常にメンタルが強いです。 ビジュアルが本田さんと主人公が入れ替わっていたら、どんな感想になっていたんでしょう。

最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか

殴るためのお肉

最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか
ゆゆゆ
ゆゆゆ

このタイトルで、この絵柄で、いわば北斗の拳。 いや、くにおくんかもしれません。 陰湿なイジメが繰り広げられる恋愛モノかと思えば、メリケンサックが出てくるタイプの恋愛モノでした。 メリケンサックと恋愛モノって、同時に存在しうるんですね。 「パワー・アントワネット」と違い、ムキムキでもなく、筋肉でもなく。 公爵令嬢として腐った世の中を正すため、いや殴りたいから主人公は暴力をふるいます。 ストッパーが無くなった彼女は強いです。 ターゲットの名前がいつの間にか「肉」呼ばわりになっていて、こうやって人でないから殴ってよしと正当化するのかなとチラと思えば、その肉がことごとく、言い訳できないレベルの悪役たちで、世直しのためには、殴っとこうかという気持ちを読者に湧き立てさせます。 そして、時の女神の力を借りて、倍速やらなんやらブーストさせて、「ボンボコボンボコ」殴って蹴って。 暴力シーン(連続)もこのきれいな絵柄のママ繰り広げられ、「創竜伝」の龍堂兄弟のようなめちゃくちゃな振る舞いも、このきれいな絵柄のママ繰り広げられます。 とりあえず公爵令嬢なので、一線は越えていないそうです。不殺です。 すべて峰打ちなので大丈夫らしいです。さすがです。 暴力で解決はよくないけれど、早いんだということはよくわかります。

ネクラには刺激が強すぎるキラキラした弟が2人もできました 単行本版

ねくらにはしげきがつよすぎるきらきらしたおとうとがふたりもできましたたんこうぼんばん
ジャンル:恋愛・ラブコメ
最新刊:
2023/05/15
ねくらにはしげきがつよすぎるきらきらしたおとうとがふたりもできましたたんこうぼんばん
ネクラには刺激が強すぎるキラキラした弟が2人もできました 単行本版 1巻
ネクラには刺激が強すぎるキラキラした弟が2人もできました 単行本版 2巻
ネクラには刺激が強すぎるキラキラした弟が2人もできました 単行本版 3巻
ネクラには刺激が強すぎるキラキラした弟が2人もできました 単行本版 4巻
ネクラには刺激が強すぎるキラキラした弟が2人もできました 単行本版 5巻
ネクラには刺激が強すぎるキラキラした弟が2人もできました 単行本版 6巻
本棚に追加
本棚から外す
読みたい
積読
読んでる
読んだ
フォローする
メモを登録
メモ(非公開)
保存する
お気に入り度を登録
また読みたい
自己chuラヴァーズ

自己chuラヴァーズ

あたし宮原綾花(みやはら・あやか)17歳。頭悪いし、自己中(ジコチュー)。でも、年上のカレシ・浩(こう)ちゃんとは超ラブラブ!一見平凡そうな浩ちゃんだけど、見た目とは違う綾花の純な本音をわかってくれるし、優しさとHは超スゴイのだ。だから、浩ちゃんを狙ってるライバルにはぜ――ったい負けない!最強おバカカップルがパワー全開で贈る、NONSTOP爆走ラブコメ登場!!

目と手で感じたい!

目と手で感じたい!

彼氏の浅田は、カッコイイけど女好きの浮気男。それで奈智(なち)がブルー入っちゃったとき、笑わせてくれるのは、目と手だけでわかりあえる、幼なじみの男の子ユキ。「どっちがホントに好き?」ときかれて、すぐに答えられないのはなぜだろう?心と身体にビリビリ響く、いしだ絵里の傑作LOVEストーリー、5作収録!!

17’sコンプレックス

17’sコンプレックス

きゅんとして、ほろにがいんだ。17サイの恋愛は。学校一モテるのに、なぜか処女の里緒。コスプレパブのバイトが生きがいの真奈美。美人なのにセカンド止まりの京香。仲良し3人組の恋は、どれも一筋縄じゃいかないみたい。三者三様の切ない恋模様を描いた、オムニバスシリーズ!

タイトルからハーレムものかよ、と読んでみたらにコメントする
※ご自身のコメントに返信しようとしていますが、よろしいですか?最近、自作自演行為に関する報告が増えておりますため、訂正や補足コメントを除き、そのような行為はお控えいただくようお願いしております。
※コミュニティ運営およびシステム負荷の制限のため、1日の投稿数を制限しております。ご理解とご協力をお願いいたします。また、複数の環境からの制限以上の投稿も禁止しており、確認次第ブロック対応を行いますので、ご了承ください。