無敵のギャルでもちゃんと傷つくしちゃんと反省する
友情・愛情、どっちがどうというでもなく、世界がそこしかないあの頃はすべての大きさが大きかった。 私は本作を読んでいて、大人になったら全部が広がってしまって自分の持っていた感情やら価値やらがぜーんぶ小さくなってしまっているタイプだなぁと思った。 それは「全てにおいて希薄になった」と自分自身に言われたような気持ちになって少し寂しいなと思いつつ、全部が同じ比率で大きくなったらツラいのかと初めて考える瞬間だった。 ナカタニエイトさんのクチコミですごく惹かれて読んでみて、読みながらずっと胸が破裂しそうな気持ちになりながらもギャルに癒やされて目頭を熱くしながら読了しました。 本当にとてもよかった。