#1巻応援
ネタバレ

あくまでもこの作品はホラーとかミステリーの類で、クリーチャーやモンスターを見る感覚で楽しむのがいいと思います。
いいとは思うんですが、こういう人って実際にいるんだよなあ……という現実が余韻となって襲ってきます。

人気エッセイスト・中井ルミンのオンラインサロンには悩みを抱えた多くの人たちが集まります。
「みんなで幸せになろう」を合言葉に、おっとりとした口調とあたたかい言葉で人々を照らす彼女。
学生時代にクラスであったいじめや、執拗なファンに誹謗中傷されたことなど、自身の辛い経験を糧としながら人のために前を向く彼女。
たしかに魅力的だけどなんかもやもやする……と思って読み進めていくと、徐々にその違和感の正体が明かされていきます。

中井ルミンを暴く側の視点だけでなく、中井ルミン視点も描かれているのがこの作品の面白いところです。
誰も嘘をついているつもりがないから救いようがないし、まともな人間は心折れて立ち去るしかないのだなと思い知らされます。

相手は化け物なんだから逃げるしかないと思えればいいけれど、逃げるしかないと気づいた時にはもう遅い。
月並みな言葉だけど、お化けより何より人間がいちばん怖いと思い知らされる作品でした。

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望まれて生まれてきたあなたへ

望まれて生まれてきたあなたへ

産まれたばかりの赤ちゃんを母親が埋める新生児遺体遺棄事件。そんな悲しい事件の犯人は、幼い頃に親しかった友人だった。タイムラインに流れる事件の見出しと、感情的なコメント。あの頃、たしかに幸福な日々を送った「わたし」と「あなた」は、いったい何が似ていて、何が違っていたのか? 切なく儚い人生の断片を描く、渾身のセミフィクション。『わたしは家族がわからない』『わたしが誰だかわかりましたか?』に続く、やまもとりえ最新作。【あらすじ】家族から継いだ個人病院に勤務する小児科医のまどかはある日、母親が産まれたばかりの赤ちゃんを埋める新生児遺体遺棄事件が近所で起きたことをニュースで知る。テレビ画面に映る、無表情で疲れ果てた様子の容疑者の女性――それは、まどかが幼い頃に親しくしていた友人ののぞみだった。公園を走り回ったこと、夏にスイカを食べたこと、可愛い女の子の絵を描いたこと、東京で一緒に暮らす約束をしたこと……。まどかは、かつて幸福な毎日を過ごし、やがて少しずつすれ違い、別の道を歩んでいった2人の記憶を蘇らせるのだった。【解説】村井理子(翻訳家・エッセイスト)【「シリーズ 立ち行かないわたしたち」について】「シリーズ 立ち行かないわたしたち」は、KADOKAWAコミックエッセイ編集部による、コミックエッセイとセミフィクションのシリーズです。本シリーズでは、思いもよらない出来事を経験したり、困難に直面したりと、ままならない日々を生きる人物の姿を、他人事ではなく「わたしたちの物語」として想像できるような作品を刊行します。見知らぬ誰かの日常であると同時に、いつか自分にも起こるかもしれない日常の物語を、ぜひお楽しみください。

わたしは家族がわからない【タテスク】

わたしは家族がわからない【タテスク】

役所勤めの真面目な夫、「普通がいちばん」が口癖のパートの妻、活発な保育園児の娘という3人暮らしの平凡な家庭。しかしある日、父親はなんの前触れもなく失踪し、1週間後に帰宅する。それから数年が経ち中学生になった娘は、父親の姿を家から離れた駅で何度も見かけたとクラスメートに聞かされ、不審に思って待ち伏せることに。大好きだった父が家に帰ってこなかった、幼い頃のおぼろげな記憶。1週間ぶりに帰宅した夫を問い詰めず、何もなかったことにした母。過去の記憶と現在の父親の行動には何か関係があるのか。父は何を隠しているのか。やがて平穏な生活は崩れ、「普通」だったはずの家族の形が少しずつ変容していく……。やまもとりえが挑む、「家族のあり方」を揺るがす衝撃のミステリコミックエッセイ!

うちらはマブダチ

うちらはマブダチ

美大に通うために鹿児島から一人で出てきた関西。人見知りで友達が誰もいなかった私(やまもとりえ)はある日、卓球部の仲間に入れてもらった。いつも谷間が見えているYちゃん。気は優しくて力持ちな親分。見た目は日本人形で中身はオッサンなコッペちゃん。人の話を聞いてないMちゃん。小柄で童顔なモンピちゃん。ピンク色の髪で身体中ピアスだらけAやん。クールビューティーなSやん。年中薄着のたーやん。ツンデレのツンが多すぎるP氏。卓球部のラスボスゆりやん。個性的なんて言葉じゃ表せないくらい変な仲間=マブダチたちと、貧乏だったけれど、いつもバカばっかりして、笑い転げてた。そして美大を卒業してからも、相変わらずやっぱりバカばっかりしてた。人生に良いことなんかたまにしかないし、大変なことばっかりだけど、でもこういう友達がいるから、それだけで生きていけるって思える。人気イラストレーター・やまもとりえが描く、笑えて、笑えて、ほんのちょっとだけ泣ける、すばらしきマブダチとの青春の日々。大反響を呼んだSNSでの投稿に加えて、とあることで失意の底にいた作者のもとに友達が集結した日を描く、「マブダチ最高!」な長編エピソードを描き下ろしで収録。さらに、巻末付録として伝説の「イラ語辞典」(抜粋版)も!【電子特典:描き下ろしおまけマンガ】

わたしが誰だかわかりましたか?

わたしが誰だかわかりましたか?

バツイチ子持ちで、誰かを信じることに疲れ切っていたある日、同じバツイチの男と運命的な恋に落ちた。でも、そう思っていたのは私だけだった?40歳を過ぎての恋、反抗期の息子、産婦人科に通う友人…平凡な物語はやがて、予想を覆す結末へ。他人を信じるとは、信じた人に裏切られるとは何か。「人を信じること」の意味を問いかける、最後の1コマまで先の読めない衝撃のセミフィクション。全ページフルカラーで描く、やまもとりえ渾身作。【あらすじ】海野サチ、42歳、先日シングルマザーになった。42年間まじめにコツコツ誰にも迷惑かけずに生きてきたのに、手元に残ったのは親身になってくれぬ友人と、反抗期の息子と、その息子を養うための仕事だけ。そんなある日、サチは仕事の集まりで同じくバツイチ子持ちの男と出会い意気投合する。何年ぶりだろう、男の人の手に触れたいと思ったのは。初めてかもしれない、男の人の匂いをかぎたいと思ったのは。男とメールをするうちに恋に落ちていくサチ。しかし男は仕事と育児を理由に会おうとせず、サチはSNSなどで調べ始めるのだが…。【「シリーズ 立ち行かないわたしたち」について】「シリーズ 立ち行かないわたしたち」は、KADOKAWAコミックエッセイ編集部による、コミックエッセイとセミフィクションのシリーズです。本シリーズでは、思いもよらない出来事を経験したり、困難に直面したりと、ままならない日々を生きる人物の姿を、他人事ではなく「わたしたちの物語」として想像できるような作品を刊行します。見知らぬ誰かの日常であると同時に、いつか自分にも起こるかもしれない日常の物語を、ぜひお楽しみください。

わたしは家族がわからない

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ねこでよければ フルカラー版

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お母さんは息子推し ヒヨくんあっくん成長日記

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クスッと笑えてほろっと泣ける、読み応えたっぷりすぎて読み終わらない!? 子育て世代に絶大な人気を誇るイラストレーター、やまもとりえの子育てイラスト&コミックエッセイ第2弾! 第1弾で壮絶な(!)登園拒否をしていた長男・ヒヨくん。やっと保育園にも慣れ、兄としての自覚も生まれ、ひと安心かと思いきや…… 今度は親離れに向かう子どもたちをさみしく思う母心よ…… そして、ゴリラに憧れる次男・あっくんの成長が止まらない!? 兄弟の成長の様子が多く語られる。凸凹コンビの兄弟との暮らしは意外と平和…!?

お母さんは心配症!? ヒヨくんあっくん育児日記

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「共感!」「かわいい!」「癒される!」イラストレーターやまもとりえの『1日1コマ育児絵日記』がついに書籍化! 描下ろし漫画&コラム他合計50ページ超! クスッと笑えてほろっと泣ける、読み応えたっぷりすぎる子育てエッセイ。 あの新生児の頃の夜中の授乳をなかなか寝ない1才児の時を大変だったイヤイヤ期も… また、同じ道をこの体力で歩けるのだろうか―― やまもと家に、次男が誕生!? 母の体力、長男の心… 生まれる前から2人目育児に心配事は尽きないけれど… 産むと決めたらやるっきゃない! 長男「試し行動」「登園拒否」「赤ちゃん返り」、母「副鼻腔炎」「膀胱炎」…… 問題多発の2人目育児、どーする!? どーなる!?

30歳女子、ネコを飼いはじめました。

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【フルカラー版!】恋人、婚活、趣味、仕事、なにもかも中途半端な30歳女子の下に喋るネコさんがやってきた。正論のするどいツッコミに落ち込んだり、ふて寝したり、空回ったり…。後ろ向きでも愚痴っぽくても、ネコさんの力を借りても、一歩ずつ自分らしく生きていこう。「うちのネコも喋ったらいいのに…」な女子急上昇中!? のエッセイコミックはじまりはじまり。

気がつけば地獄

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都内近郊に暮らす主婦の紗衣は、イタリアンレストランでパート勤めをしながらほぼワンオペで一人息子・拓哉の育児をこなしている。彩りのない日々に少しでも潤いを…と、5万円超の高級美顔器をネットで購入するが誤ってマンションの別の部屋の住人の元に届いてしまう。その誤配達を仕組んだのは、夫・祐一の浮気相手である夏希だった。荷物を取り戻そうと奔走するうちに紗枝と夏希はSNSでつながり、距離を縮めていく…。あり得ない友情、変わりゆく夫婦関係、衝撃のラストは―――!?

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