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最強の勇者として魔王を倒したラウルは、世界の救世主となる――はずだった。 私利私欲を貪る貴族たちにより、仲間や家族を殺されたラウルは、偽りの罪で処刑される。命が潰えるその直前、ついに彼の心は悪に墜ちた。……あの裏切り者どもを、火炙りにして殺す。八つ裂きにして殺す。串刺しにして殺す。地獄のような苦しみの中で、憎き者たちを全員容赦なく殺してやる……!!!! 闇の力を手に入れ蘇生を果たしたラウルは、復讐を誓い、嗤う。「ああ、たのしみだな。――これからあいつらの血を、思う存分浴びることができる」 勇者の復活から数日後。花の咲き乱れる王都で、残虐を極めた復讐無双がはじまるのだった――。
勇者もひどいことされていて、復讐相手はろくでもない奴らばかりで、復讐もろくでもない方法で…
絵柄がとてもきれいで、ときどきくりくり純真なデフォルメ顔で描かれる勇者がまたかわいい。
でも内容は復讐。
軽快な展開で、血みどろ。
剣と魔法の世界というファンタジー設定でなければ、胸糞悪い!と読むのも辛いかもしれないくらい、血みどろ。
生き残った人たち(殺してきた側の人たち)がゲスすぎて、闇落ち勇者の心根が優しく見えることも。
ちなみに、勇者は強すぎて、負けるかも?!という雰囲気もないので、戦って強くなる的な王道展開もない。
復讐を遮るものはなにもない。