愛する家族を失った無垢な少女は復讐者へと生まれ変わる…! 私利私欲を貪る貴族たちにより偽りの罪で処刑された元勇者・ラウル。悪と渡り合うには、それ以上の悪になるしかない。自分を裏切り、仲間や家族を殺した者たちへの憎しみが彼を復讐者として蘇らせる――…! 魔族奴隷の密売に手を貸す偽勇者の正体はアリンガムに父親を殺された少女・エイダだった。エイダは自らの復讐のため、ラウルを誘い出したのだ。そんな彼女に、自らの復讐への協力を求めたラウル。エイダの胸をナイフで一突きすると、彼女の精神がラウルの身体の中に取り込まれて――…!? 「復讐は生み出すよ! たまらなく心地よい喜びと震えるほどのときめきを!!」 ラウルから最強の力を貸し与えられ、少女は復讐の扉を開く――…!
親友(ラウル)を裏切った大魔導士は復讐の螺旋階段(スパイラル)へと堕ちていく…! 私利私欲を貪る貴族たちにより偽りの罪で処刑された元勇者・ラウル。悪と渡り合うには、それ以上の悪になるしかない。自分を裏切り、仲間や家族を殺した者たちへの憎しみが彼を復讐者として蘇らせる――…! 「復讐の喜び」を否定していたエイダだったがラウルの力を借りるうち、次第に復讐することの喜びを感じ始めてしまう。一方、ラウルは逃げるヴェンデルを魔空間へと引きずり込み、「報復」ショーの開始を宣言! 「誰も見たことのない芸術的で醜悪な死に様をお前に送ろう……!」 どちらがより面白い復讐を果たせるか。ラウルがエイダに持ち掛けた“復讐対決”、前代未聞のショーが今、始まる――…!
力を失った聖女は、地獄で自らの醜態と対峙する――! 私利私欲を貪る貴族たちにより偽りの罪で処刑された元勇者・ラウル。悪と渡り合うには、それ以上の悪になるしかない。自分を裏切り、仲間や家族を殺した者たちへの憎しみが彼を復讐者として蘇らせる――…! 地獄でも自分の罪を認めなかった聖女クリスティアナ。過去の罪を見せつけられた聖女は、ラウルを倒そうとするが、なぜか聖魔法を使うことができなくなっていた――…。「選ばれし聖女」ではなく、地獄に堕ちた「ただの人間」だという事実を、突きつけられてしまった聖女。ラウルはそんな聖女の信仰心の根幹を、容赦なく崩壊させていく……。「これが、信仰を捨てたお前に贈る主からの答えだ」 最強の狂信者、聖女への復讐、ついに完遂――!
勇者もひどいことされていて、復讐相手はろくでもない奴らばかりで、復讐もろくでもない方法で… 絵柄がとてもきれいで、ときどきくりくり純真なデフォルメ顔で描かれる勇者がまたかわいい。 でも内容は復讐。 軽快な展開で、血みどろ。 剣と魔法の世界というファンタジー設定でなければ、胸糞悪い!と読むのも辛いかもしれないくらい、血みどろ。 生き残った人たち(殺してきた側の人たち)がゲスすぎて、闇落ち勇者の心根が優しく見えることも。 ちなみに、勇者は強すぎて、負けるかも?!という雰囲気もないので、戦って強くなる的な王道展開もない。 復讐を遮るものはなにもない。