女性とか男性とか人間とか。
高野雀先生の描く画もキャラクターもストーリーも好き。 偏っているようで、偏ってなくて、友達がビシバシ本音を言ってくれて、スッキリする。 自分の気持ちも一人で考えていてもぐるぐる同じところを回ってしまうけど、周りの人たちに相談することで考えが整理できて自分の気持ちが精査できる。 目線を変えると洋服と同じように選択肢が増えるってことで、解決できることも多々ある。 色々考えさせられる作品。
女と男と女装男子の三角関係。ネリが3年ぶりに再会した、双子の弟・キリ。彼はネリにそっくりな顔で、ネリがおよそ着ないような「可愛い」服に身を包んでいた。「キリはいつ女の子になっちゃったの?」弟の女装姿に動揺したまま、ネリは偶然にもキリの同居人・周防(すおう)と知り合う。男子校時代の同級生だという周防が抱く、キリへの“ともだち以上”の感情に気づいてしまい――? 巻末に描き下ろしエピソード、作者あとがきも収録。ちぐはぐな三角関係ストーリー第1巻!
キャラクターそれぞれが絡み合って、それぞれの過去と自意識を精算していく様が気持ち良い。
ネリも周防くんも過去の経験から口走ってしまう「男の子はみんな」「女の子はみんな」というデカい主語、「元カレ・元カノの敗者復活戦じゃない」とちゃんとお互いに言い返せている構図になっているのが良い。
あとポエム大好き!!