――恋人は、双子の弟(の女装姿)に恋した男。「可愛い」嫌いな女子・ネリと、「可愛い」服を着こなす女装男子・キリは双子の姉弟。ネリはキリの同居人・周防(すおう)と付き合うことになるが、彼は高校の頃からずっと、女装したキリへの恋心に囚われていた。自分はキリの代わりに選ばれたのではないかと、ネリの心中は複雑で…。「周防君は私の見た目を好きになったのかな」女と男と女装男子、三者三様、恋と自意識。この恋は、得体の知れない『理想の女の子』と戦いなのか? 巻末に描き下ろしエピソード、作者あとがきも収録した、13月のゆうれい最終巻!
高野雀先生の描く画もキャラクターもストーリーも好き。 偏っているようで、偏ってなくて、友達がビシバシ本音を言ってくれて、スッキリする。 自分の気持ちも一人で考えていてもぐるぐる同じところを回ってしまうけど、周りの人たちに相談することで考えが整理できて自分の気持ちが精査できる。 目線を変えると洋服と同じように選択肢が増えるってことで、解決できることも多々ある。 色々考えさせられる作品。