めっちゃ面白いししっかり怖くて最高!
Anemone/2019年8月期JUMP新世界漫画賞
主人公・亜久里の能力(タグ)は、花を咲かせること。しかしその能力で亜久里は意図せず人を傷つけてしまい…。堀越先生激賞の第28回新世界漫画賞準入選&超新星賞獲得作品!!
めっちゃ面白いししっかり怖くて最高!
人が減る速さがえげつない
生き残ってる3人の見た目が似ていて見分けがつきにくい。描いてる側にしてみれば「何でだよ全然違うじゃん」という感じだろうが、読み手にしてみれば猿が3匹いるようなもので、「それぞれ違う動物にしてくれ」という感じ。髪の色や長さをバラけさせてほしい。
人が海に引っ張りこまれた所の「え?」のコマの2人の位置関係が急にすごく近くなってるのとか、有毒物質をウイルスと読ませるおかしさとかが気になってしまった。ウイルスを「物質」と呼ぶのは違和感がある。
作者があれだけ上手な絵を描けるのは素晴らしいことなので、知識の面を編集者が補ってやるといいのではと思う。編集者にも知識がなくて忙しくて調べ物もできないなら、知識のある人の意見を聞いてみるとか。(色々な科学的な事実を無視しないと漫画は描けないというのもわかるが。)
読者は細かい事にいちいちうるせえと編集者はお思いだろうが、前回の隊が15人なのにモニターに写ってる顔写真が多すぎるとか明らかな突っ込み所が目立つと、読者を馬鹿にしているというか 編集者が漫画作りに真剣に向き合ってないのかなという印象を受けてしまう。
原爆・水爆の被害についてちょっとでも知っていれば、建物がひとつ壊れただけ(周りの木々は無事)の爆発を「核と同規模の爆発だからね」と言うのがどれだけシュールかわかると思う。
爆発について「3000度の熱」と説明されていたが、木は数百度で自然発火する。
フィクションなのだからストーリーのために科学的な事を無視する部分はたくさんあって当然だと思うけど、部分的には常識や現実に基づいたものにした方が説得力が出ると思う。
漫画に使う素材や言葉について、よくわからないまま雰囲気で何となく使うんじゃなくて一つ一つ調べながら話を作っていくと、より奥行きを感じさせるかっこいい漫画になると思う。
画力が凄いからこそ気になってしまう部分はあるね。。
ありがとうって言われたくらいでちょっとほだされちゃうアネモネさんが何だか可愛いぞ…?🤭
この作品、色々ツッコまれたり厳しいことばっか言われてるけど、絵の緻密さなどの魅力によって、それだけ人の気を引けているということではある。
(全然人の興味を引かず、粗探しすらほとんどされずにスルーされる作品も世の中にはあるから…)
この作品がこの先ヒットするか、それとも次以降の作品でヒットするかはわからないけど、応援してる。これからも(健康第一で)頑張ってほしい!😆
オカッパのおばちゃんが言った「ご武運を」は、戦に出かける人にかける言葉で、現代では鬼滅の影響で若者が冗談半分に使うことはあっても真面目に使われることはないと思うので、「おもしれーおばちゃん^^おばちゃん鬼滅好きなのか?」と思ったw
いずれまた人間のお客さんが研究所に来ることもわかってただろうに、ラーテル君に警備を任せる時「何でもかんでもすぐ殺さない」って指示してなかったのかな。
研究所にいた誰かさん、警備員ラーテル君の暴走を制止しようとせずに瞬殺しちゃうんだ。ケダモノ相手とはいえシビア。
ラーテルはアネモネを見たはずなのに一切言及しない。アネモネが、主人公の体内に引っ込んでる時なのに1コマだけ現れたりする。不自然に伸び縮みする距離や空間。違和感の少ない漫画を描くのって実はもの凄く難しいことなのかもしれない、と思わされる。
でも未熟なぶん伸びしろが大きいとも言えるし、まだ作者さんの作家人生は始まったばかり。大変だろうけど最後まで、より魅力的な漫画を描き上げてほしい。
今週は結構良かったと思う。
でもロベリアが「人間とは何か?」等と一人語りしてる部分が、ページが無駄につぶれてもったいないように感じた。(謎がもりだくさんなので話を進めてほしい。)作者、知的な雰囲気を出すことには向いていないタイプだと思う。かえって逆効果になりがちかも。もし知性の感じられるものを描きたいなら、いつか色々な本を山ほど読んでからがいいかもしれない。
ただ吹っ飛ばす、ただ切り刻む、という場面はもう楽しませてもらったから、そろそろ関係性や感情のドラマを見せてもらえるとうれしい。
ここまで出てきた島の生き物達は(アネモネ以外は)とにかく人間を攻撃してくるし、その理由は捕食もしくは単に「暴力や殺すことが好きだから」って感じだけど、いつもそれだと浅くて飽きてしまうから、いつか「攻撃してこない怪物」や「それなりに複雑な事情や感情が理由で攻撃してくる生き物」も出てくるといいかもしれない。
あと、今後誰かが誰かを助ける時は、「相手の事はよく知らないし愛着もないが人として助ける」だけではない、感情の絆ができた上での私情挟みまくりの人助けも見たい。
何かよくわかんないけどこの漫画に心を奪われてしまってるので続きを楽しみにしています。
今週、話が進んでよかったし絵もわかりやすかった。
先程いきなりぶっ飛ばしてきた暴力女ロベリアに対して、どうでもいいこと(アネモネとの関係の浅さ)をごちゃごちゃ説明しようとする鉢植君。やっぱり鉢植君てちょっと変わってるな…😅(ロベリアは多分2人の関係にそれほど興味無いと思う…)
その空気の読めなさ(一般的な感覚とのズレ)が、コミュ障の陰キャである鉢植君「らしい」と言えば「らしい」…
狼やカマキリの絵は精細で素晴らしいと思う。
始めの船の上からだけど、背景や位置関係が変幻自在でつじつまが合わないのが気になってしまう。
例えば舞台が地下なら地下階の見取り図とか、部屋がどれくらいの広さと天井の高さで どの辺にどんな感じの設備があって、とかをざっくりとでも設計した上で、今キャラがどこにいるかを決めて描くと、背景のちぐはぐさや位置関係の不自然な変化が減って、整合性や説得力が出るのかも。
この作品はたまに日本語が不自然で、作者や編集は国語があまり得意ではない印象だったけど、そのわりには今回のナレーションとかよく頑張ってると思った。(上から目線でこめんなさい)
復活したスッポンポンの彼のこれからが楽しみ。
鉢植君はキャラが薄いので、奥行きや存在感を増すような意外な面があったりするといいのかな…?
誰かの言動によってロベリアの心が少しでも救われてほしい。
単純な正論を振りかざしそうな陰キャで良い子の主人公よりも、陽キャなピアス男あたりが適任だろうか。
ロベリアが求めているのは自分を特別に見てくれる誰かであって、誰にでも平等に優しい主人公やアフロ君ではないかもしれない。皆を平等に愛することは、誰も愛していないことと似ている。
読んだ漫画について思ったことをネットに書く人は
千人に一人とかとても少なく
書かれる内容もマイナス面に偏りがちなものだけど。
しんどい中での 自作品や読者に対する姿勢や
パクリを多用するかどうかとかそういう
作品の出来以外の精神性みたいなもの
(頑張りや弱さや矜恃)も、多くの人がちゃんと見てる。
好意を持って見守ったり心の中で応援したり、
作者の未来に期待してる人達もきっとたくさんいる。
主人公は当初、コミュ障で臆病な自分を弱いと考えて変えたいと思ってたわけだけど(コミュ障自体は悪ではない。虐める奴が100%悪い。)、ヨシオ君を探すためにあんな怖い見た目のラーテル相手にも話しかけたりできてたので、コミュ障と臆病はだいぶ改善してるかも。人助けにも勇気を出したし。
自信が持てない陰キャの主人公やクラゲちゃんからしたら、陽キャの首チョンパ蘇生男みたいな性格が理想なのかもしれないが、陰キャには陰キャの良さもあるからな。自己肯定感の高い幸せな陰キャになるのもありか。
アネモネがもう一度爆発を起こしたい(から研究所に行きたい)と言ってたことは、もう無かったことになったのかな?
今回の調査隊の使命の一つだったはずの「前回の調査隊の救助」も、命じられていなかったことになってる(主人公が勝手にやること)みたいだし。
再度の爆発を起こせる可能性のあったロベリアは頼める関係じゃないし、そもそもまた爆発を起こしたからってアネモネが歩けるようになる保証はないな。
アネモネは今どういう気持ちで、何を考えてるんだろう。
血まみれのヨシオ君、何があった...
考えてみれば、兎達にとって神のような存在のヨシオ君は、ウサギ町長にしてみれば「目の上のタンコブ」よね。
「同じ格好の人知らない?」と聞かれただけで、あの兎はよく、探されてるのがヨシオだと特定できたな。
兎の思い込み・決めつけがたまたま合ってただけで、もし違ってたら、主人公が「え、探してるのはその人じゃなくてヨシオコタロウっていうんだけど...」ってなったのかな
ロップの名前の由来はロップイヤーラビット(垂れ耳うさぎ)かな?
ロップの耳はlop(垂れる)してないけども
“第二次調査隊”としてガラパゴス諸島に上陸した、内気な青年・鉢植萼。彼の目的は、弱気な自分を変えるため、そして先に調査隊としてガラパゴス諸島へ向かった親友を捜すため。しかし、「生物の楽園」と呼ばれたその島で、調査隊を待ち受けていたのは、未知な進化をした動物達だった――。
“第二次調査隊”としてガラパゴス諸島に上陸した、内気な青年・鉢植萼。彼の目的は、弱気な自分を変えるため、そして先に調査隊としてガラパゴス諸島へ向かった親友を捜すため。しかし、「生物の楽園」と呼ばれたその島で、調査隊を待ち受けていたのは、未知な進化をした動物達だった――。