完全に表紙買いだったけどよかった
まず表紙がエロい。大事なことです。そして肝心な内容ですがこれまたよかったです。お互いに彼氏彼女がいる高校生の男女2人が本命と緊張しないように色んな予習をするという話なんですが、普通にキスシーンがエロかったりするだけじゃなくて、本命との関係が2人とも複雑なので単なる浮気だろ…と断言できないところが面白いです。作者さんは吉田基已と青山景がお好きらしいですが、この名前でピンと来られる方は多いはず。これは2巻で関係がどうなっちゃうのかめちゃくちゃ気になりますね。
誰にも言えない秘密の関係──。親友の彼女と始めた“ないしょの予習”。キスや手繋ぎ…色んな予習は全部ホントの彼女と上手くやる為…!! とはいえ[よくない事]だと解っていても、止まらないリビドー!! 曖昧で危うくて切ない、そんな青く未熟な思春期の衝動が此処に─…!! 胸がギュッとなる、新感覚背徳ラブコメ!!!
本命の恋人がいながら、友達の恋人とキスをしたり手を繋いだりそっと触れたりの「予習」をする。
そんな都合のいいことあるわけないし、していいわけない、なのに止められない。
恋人のことが本当に好きなのに、背徳感や性欲に唆されてどんどん予習相手を好きになってしまう感覚が伝わってくる。思春期のうちにこんなことしてたら頭おかしくなっちゃうよ…!!
とにかく予習相手・北見さんのキャラクター性が素晴らしい。
ショートカットで幼く見えるのに妙な色気があって、天真爛漫なのに影があって、こんな女の子が身近にいたらどうにかなりそう!と、自分まで思春期男子の気持ちになっちゃう……!
ひとまず大人であることは忘れて、思春期男子になったつもりで読んでみましょう。一緒に悶えましょう。