許さないって愛だと思った。執着しているだけかもしれないけど、忘れられない許さないって愛だ。

よく笑ってくれる先輩を好きになってフラれて、先輩にお笑い芸人の彼氏ができたと聞いて自分もお笑い芸人になる。
これで先輩に振り向いてもらえたりめちゃくちゃ売れたらいいお話になるけれど、そんなあっさり報われるわけはない。報われるどころか不幸は重なりまくる。
読むのをやめたくなるほど苦しいのに、物語から目が離せない。
どうしたらいいんだと思いながら読み進めて、最後の最後に見えた少しの希望。絶望にほんの少しの光をさしてくれるのは、いちばん最初に抱いた純粋な想いなんだなあ。愛だ。

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神様のネグレクト

神様のネグレクト

高校生・真悟は父の教えで毎朝神に祈っていた。しかし宗教を理由にいじめられ、毎日の苦しみは増すばかり。ある日、同級生が真悟の父親をカツアゲしようとするが、真吾は彼らに協力を申し出て…。

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