可もなく不可もなくすんなり楽しめる
主人公は器用貧乏な付与術師で、勇者パーティを追放されたけど、他の付与術師よりも高度なスキルを使ってたから実は強かった的な、最近よく見る追放されたけど新しい所ですごく強く活躍します系 異世界ファンタジー物としては特段面白いわけではないが、可もなく不可もなくな所が逆に良いのかなと イラストは可愛らしい感じで、バトルも結構しっかりしてるので、毎週ちょろちょろと読むにはもってこいな感じ 追放系って最初の方は盛り上がるけど、後半になるにつれて盛り下がってくのが難点だけど、これは一貫して安定してるのは高ポイント
いわゆる、勇者パーティーに追放されたけど、実はすごいスキルの持ち主だった的なお話。
元々は、剣を使うアタッカーだった主人公。
勇者パーティーでの構成を考えて付与術師という支援系のジョブにコンバートしたが、能力があまり認められず追放されるという流れ。
剣も魔法もそこそここなせる器用貧乏的な立ち位置で、何か特化していないことが扱いにくく、途中からのジョブチェンジによる能力も微妙だったとか、そういう感じ。
ソロで活動していると冒険者の教育役の依頼を受け、そこから冒険者のギルド的な組織との派閥争いなども展開されて、持ち前の能力で立ち回っていく。
最初のほうに色々伏線があって、気になりながらも、ストーリーがわかりやすくすすむのが個人的によかったです。
これ系の話って、世界観の話とか、冒頭にごちゃごちゃしがちなので、そういうのもなくスンナリ読めたのがよかった。
キャラも可愛いし、バトルも意外とアツイ。
大きなくくりでは、ゲームの世界に類似した異世界ものですが、バトル・ラブコメ的なものとしても楽しめる作品だと思います。