ゆっくり成長していく異世界ものにコメントする
異世界ウォーキング

まったり異世界系がちょうどいい

異世界ウォーキング 小川慧 ゆーにっと あるくひと
六文銭
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異世界系漫画というと、スキルを駆使して(たいてい最初は弱かったりするが)なんやかやで最強になっちゃうバトル系が多いのですが、本作はちょっと違う。(3巻時点) 主人公のスキルは「ウォーキング」という、どんなにも歩いても疲れない程度のスキルで、そんなのだから異世界を練り歩いて楽しもうとする感じがまったりして心地良いんですね。 トコトコ歩くだけで、その世界の設定や雰囲気をゆっくりと楽しむ感じが、異世界を旅行しているような気分になります。 メインも「お使い系」(どこどに〇〇を運ぶ的な)のクエストをやっている感じ。(最新刊になると、ちょっとしたバトル要素もありますが、) 歩く歩数で、レベルアップもしているので、気づけば超強くなっているとかあり得そうですが、今のところは、ひょんなことで出会った冒険者の女性2人と料理したり、イチャコラしたりでのんびり旅を続けています。 これが読んでいて、ちょっとした癒やし効果があり、血沸き肉踊るバトル系の異世界モノとは違った楽しさがあるので、異世界ジャンルは好きだけどそういう作品に食傷気味だった人におすすめしたい1作です!
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嘘か真実か陰謀論

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六文銭
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自分が何かと恵まれていないのは、何か大きな陰謀によるものではないか?という、ネットではびこる「陰謀論」がテーマの本作。 主人公は、いわゆる社会的に弱者の部類で、それでも自分にも特別な何か(人生大逆転できるようなものが)あるんじゃないかと日夜怪しいセミナーに通いながら過ごす。 そんな中、偶然出会った大学生の女性に恋してしまう。 関係を深めていくなかで、彼女につきまとうFACTという謎の組織の存在を知り、彼女を守るために接触。 そこは、陰謀論に染まった集団で、自分の境遇の悪さも、彼女と出会ったのも全てが大きな陰謀だったと諭され、気づくと彼もまたその思想に染まりはじめてしまう・・。という展開。 社会的な問題を扱う重そうな感じもあれば、コミカルなヌケ感もある。 現実を描いた漫画だから明らかに嘘っぽくも感じつつも、これ実はファンタジー漫画なのでは?と思うと真実のように感じてしまう。 ついつい、陰謀も本当のように感じてしまう。(ちょっと調べればわかるんですけどね) そんな感じで嘘か真実かわからないながら、自分なんかは読んでいたのでめちゃくちゃ楽しめた。 特に2巻。 主人公が上述した恋心を抱いている女性に、付け焼き刃的な稚拙な持論を展開し、一瞬で論破される様は読んでいてホント痛々しく、ゾクゾクした。 共感性羞恥をこれほど感じたシーンはないと思う。 4巻で最終巻らしいけど、どうオチをつけるか気になる。
N

「N」へのカウントダウン #1巻応援

N
兎来栄寿
兎来栄寿
最初は中学生男子たちの肝試し。 その次は少女の授業参観。 暇を持て余したニートや、就活が終わった大学生など1話1話は独立していてありふれた日常から始まる、オムニバス形式で描かれた作品です。しかし、その日常はある瞬間から一変していきます。 すべてのお話に共通するのは、謎の存在「N」。バラバラの物語が、「N」に収斂していきます。 第1話「A」 第2話「B」 第3話「C」 と、アルファベット順に進行しながら、 第5話「E」 の次が 第7話「G」(7とGは鏡文字、目次でもこの部分だけ反転) で、その次が 第6話「F」 という構成で、その最後には 【第14話「N」まであと7話】 という死へのカウントダウンのような予告。 更には、単行本の最後に入っているおまけの部分も背筋が凍るようなものです。こうした演出も含めて、非常に良いミステリーホラーとなっています。 罪を犯したり禁忌に触れたりする瞬間の、胸の鼓動が早まり冷や汗をかくような心地が的確に描かれており、にことがめさんの作画も話に非常にマッチしていると感じます。 果たして、Nとは何なのか。 14話で一体何が起こるのか。 急激に夏感が出てきた最近ですが、こちらで涼を取ってみてはいかがでしょうか。
深東京

最初はサラッと読むだけでいいからさ

深東京
さんかく
さんかく
まず初めに最初は自分もあんまりだなと思ってました。 デスゲーム系の雰囲気で1つ目のゲームというか戦いが終わってもピンとはこなかったです。 なんか矛盾やツッコミどころが多くて脱落する人も多かったですし、私もその一人でした。 しかし、期間を空けて別の作品ついでに今どんな感じかなと冷やかし程度に見に行ったらそこは最初とは全く違っていました。 まずキャラが格段に魅力的になっています!敵も味方もです。 おまけは絶対に見てください。 見ないと後悔するレベルでおまけのギャグセンスが高くて、大体3ページくらいなのに満足度が高いです。 結構重要な情報では?と思わせる話も何でもないことかのように出てきます。 次にストーリーです。 最初は矛盾が多いと感じた部分が進むにつれて回収されていきます。 その上で新たな謎が出てくるので複雑になりすぎず楽しめます。 せめて信長が出てくるとこまで読んでほしい… この作品は基本、人側が不利なデスゲームをどうやって勝利するかのバトルです。 力勝負では絶対に勝てない相手には死亡の条件があり、それが達成されればいくら強い敵が相手でも勝つことができます。 味方と力を合わせて勝利への糸筋を見つける、そんな物語です。 ジャンプラで一気見できるのでぜひ見てください!
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