ネタバレ

読後がほっこりしている読み切り漫画。
続きがあるなら読んでみたいなと思う。

妖怪が見えて、妖怪たちと同居状態で暮らしている少年。
他の人に妖怪が見えないと知らなかった頃なのか。それでも言ってしまったのか。
一人でぶつくさ話している理由を正直に「妖怪が見える」とクラスメイトに言ったことから、学校で浮いた存在になってしまう。
おそらく、田舎の小中学校両方とも浮いて、友達もできなかったんだろう。
少年はそんな環境から脱するべく、東京の学校へ推薦入試で目指すことにした。

見慣れてしまえば妖怪も怖くなく、おもしろいやつらになるところが興味深い。
見た目で判断してはいけない。
そして物語に出てくる妖怪たちは実際に、思考が単純なもののとてもフレンドリー。
ただし、脅かしてくる。主人公は慣れから紙対応なのがまたおもしろい。

やっぱり、絵本「かいじゅうたちのいるところ」とタイトルをかけているんだろうか。
そしてこの漫画における妖怪たちの居場所はそこだよね。

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Sランクパーティから解雇された【呪具師】~『呪いのアイテム』しか作れませんが、その性能はアーティファクト級なり……!~

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ゆゆゆ
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原作者さんは「ダメスキル【自動機能】が覚醒しました~あれ、ギルドのスカウトの皆さん、俺を「いらない」って言ってませんでした?~」の方と同じです。 こちらも奇想天外な展開と、読みやすいコミカライズでおもしろいです。 呪具師は、不人気な職業といっても、突き詰めたら無双できる職業だったという、まあ、よくある展開です。 無自覚な無双に加え、デザインセンス以外他者評価に対する意識が海峡の底よりも低いというアンバランスさがあります。 そして、主人公は職を突き詰めた結果、解呪しないと外れない以外、おおきなデメリットが薄い道具(デザインセンスは独特)ばかり開発しています。 変わった設定と思って読んでいたら、どうやらそれ以外でもなさそうな感じが、かつて所属していたSランクパーティから漂っています。 どうなるのかなというストーリーのおもしろさと、愛嬌のある主人公やヒロインたちが魅力的です。 よくある設定から、続きを読みたくなる作品を生み出せるのはすごいですね。
ハッピーファミリー 復讐のレンタルお母さん

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ゆゆゆ
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