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片田舎で漁師を営みながら穏やかに暮らす老夫婦に届いた悲劇の一報。そこから右も左も分からない東京での暮らしがはじまる。1部公開時には4日で120万PVを記録した感動の話題作。全3部。文化庁メディア芸術祭審査員推薦作品。フランス・スペインでバンドデシネとして発売。★2018年パリのジャパンエキスポにて受賞! ★ACBDアジア最優秀作品賞を受賞しフランスで発売された日本・アジアの漫画の頂点に★2019年マンガ界のカンヌ「アングレームコミック祭」にて受賞! BDGest’Arts賞!
息子の人望を感じる。
じいちゃん、ばあちゃんはもちろん、店を手伝ってくれた人たちがいなければ、店を継続できなかった。
海に出るのを止めて、子のカフェで働くことにした、じいちゃんにも柔軟性を感じる。
この漫画はカフェを舞台に、家族愛というか、人に対する信頼とか愛情が詰まっているお話だと思う。
感動ストーリーに涙腺が弱い人は決壊するんじゃなかろうか。
映画にもなっていそうな、しんみりじんわりとするお話だ。
それからカフェで出していた料理は、店の客が減ると店がやっていけなくなる金額ギリギリだったということは、もしかしたら本当は田舎と同じ値段で出そうとして、それじゃ赤字だと止められて、そんなギリギリになったんだろうかと、思わず考えてしまった。
バリスタのコーヒーが飲め、美味しいお菓子が食べられるお店を継いで、孫を育て、自分たちの体調ともお付き合いして。
ぼやっとする老後は向いていなさそうな二人が、若い人たちに囲まれて過ごせるのは、やっぱり息子の人望なんだろう。