「キミを救いにきた王子さまさ…」
※ネタバレを含むクチコミです。
コブラが帰ってきた。そしてギルドは彼の首に欠けた賞金を300万ドルにまで吊り上げた。賞金稼ぎたちがこぞってコブラを狙うようになるだろう。そんな中、コブラはミス・マドウの情報により、ニューヨーク美術館に収蔵されている『ナイルの涙』に狙いを定めた。だが閉館後の美術館に潜入したコブラは、宝石に手を付ける前に鳴り響いた警報を聞き、慌てて逃げ出すことになる。ギルドの一員と見られるジプシードッグの武装集団が美術館に乗り込んできたのである。またジプシー・ドッグに狙われた生物学者のユートピア・モアは、コブラに助けられそのまま逃げ出すことになるが。
寺沢武一先生の訃報後、「コブラの人だよ、読んだことないの?」と話題になったあとに、Amazonからおすすめされたので読んでみました。
これ、続編なんですね。まったく問題なく読めたので、気が付きませんでした。
島袋全優先生が『腸よ鼻よ』でコブラをモチーフにしたシーンがあったと画像をあげられていたのですが、漫画を読んでみて、コブラはそういうイメージだと納得。
序盤は平凡そうなサラリーマンのおじさんが、実は海賊コブラだったというのは夢がある展開でした。
前作を読んでいたらヒューッ!(口笛)となる展開だったのかもしれません。
強くてパワーがあって安心のバトルシーン、ちょっと昔のハードボイルドな感じ、気詰まりしないコメディ感、おもしろいなあと思いました。
カポッとはまる、物も隠せるあの手の仕組みが知りたいです。
リボルバー銃が博物館の品になるような未来なので、仕組みを言われても理解できないのでしょうが。