djsouchou1年以上前編集吉祥寺に『Shop33』ってクラブカルチャー専門の服屋が昔あったんです。 自分もクラブ遊びを覚えたての時分はよく通ってTシャツやらテクノのCDやら買ってました。 (現在は『next33』というオンラインショップを運営しています) http://next33.com/ 本作はその頃…イギリスで『セカンド・サマー・オブ・ラブ』と、日本人なら多分皆大好きドイツの二人組テクノユニットHARDFLOORの楽曲を発端とした『アシッド・リバイバル』が勃興し、 https://open.spotify.com/album/2ucG4BEW3uOUQgjdJ9c5GN TB Resucitation Hardfloor · Album · 1993 · 8 songs クラバーがエビアンホルダーを首からぶら下げて踊ってた時期(理由は当時流行ってたMDMAを摂取すると薬効で無限に踊れてしまう結果、水分補給を怠って死ぬのと酒が飲めなくなるため。余談ですが、日本に形骸化して伝わって来たのを当時『電気グルーヴのオールナイトニッポン』放送中に石野卓球氏が皮肉ってたのを覚えてます)に描かれた作品ですが、その要素は主人公のメガの服装(TARとか懐かしいですね)と物語後半に出て来る『テクノ教』の施設にサウンドシステムが置いてある程度です。 衛藤先生の諸作品には最初期やドラクエ4コマ等を除き基本『ジュブナイル(+ナンセンスギャグ)』と『音楽(特にクラブ・ミュージック)』要素は不可分な物となっており(あと、隠し味としてダダイスムとポスト構造主義も)、本作と『がじぇっと(当時、レディオヘッドの“KID A”をヘビロテされてたみたいです)』はどちらかと云えば音楽に寄った作品となっています。 閑話休題。 物語の後半でメガがテクノ教で転職し桃儀に「駅弁屋さんみたい」と揶揄された『呪文DJセット・ビギナー用』。当時は「小学生に12.5kg(DJ用ターンテーブルの定番Technics SL-1200mk3の重量)の物を腰だめで運ばせるなんて」とか思いつつ、遺跡から拾ったレコードをスクラッチして攻撃手段となるアイデアは当時読んでてブチ上がった記憶があります。 その『呪文』スクラッチネタとして頻出する”Ah yeah”はRUN-DMC『Here we go』 が元ネタで、 Beside『Change The Beat』 と並ぶ定番ネタです。 この辺り、衛藤先生の当時の音楽的興味がテクノからヒップホップに移行した事が窺えます。 ところで近年、『ポータリズム』というムーブメントがあるのはご存知でしょうか? 発端は、海外のターンテーブリストが今は無き日本の音響機器メーカーVestaxのポータブルレコードプレーヤー『handy trax』に、 https://www.otaiweb.com/shop-item-fidp2889.html Vestax/スピーカー付きポータブルレコードプレーヤー/handy trax USB (ホワイト) -DJ機材アナログレコード専門店OTAIRECORD- Vestax/スピーカー付きポータブルレコードプレーヤー/handy trax USB (ホワイト)のご紹介です。音楽機材・レコードのことならOTAIRECORDでどうぞ。 『フリスクフェーダー』と呼ばれる小型のクロスフェーダーを取り付けどこでもスクラッチが出来るようにしたのがきっかけです。 https://www.stokyo.jp?pid=173543616 Fader Lab / Frisk Fader neo ポータブルフェーダー ポータブルフェーダーの起源。ポータブリスト達の物語はここから始まりました。ポータブルフェーダーの元祖「Frisk Fader」のニューモデル!ポータブルターンテーブルと組合せたり、iPhone、iPadなどのスマホとDJアプリを使って気軽にどこでも本格的スクラッチプレイが楽しめます。 以降、カスタマイズ等のノウハウが蓄積され、Numarkから『PT01 Scratch』 http://numark.jp/pt01-scratch/ 製品情報:PT01 Scratch:Numark Portable Turntable with DJ Scratch Switch という、スクラッチに特化したポータブルレコードプレーヤーが発売されて以降その動きは加速度を増し、色んなメーカーからスクラッチ特化の製品が発売されるようになりました。 (自分はReloop SPINを持ってます) https://dirigent.jp/reloop/spin SPIN - Dirigent | ディリゲント 究極のポータブル・ターンテーブル PORTABLE TURNTABLE SYSTEM SPINは、充電池でも動作可能なスピーカー内蔵のポータブル・ターンテーブルです。どこでもお好きな場所で、箱から出してすぐにアナログレコードを楽しめます。また、45mmクロスフェーダーやBluetoothオーデ... そして、DJの世界大会DMCに於いても『ポータブリスト』部門が設立するに至ります。 (一回エントリーしようかな?) 然るに、本作は『ポータブリスト』の登場を無意識的に予見していた作品であるともいえるでしょう。 あと、メガと対象的な男一代もゴツめのアクセントがあるいいキャラですね。まさか神性だったとは思いませんでしたが…。 ともあれ、衛藤先生並びにスクウェア・エニックス様におかれましては地方都市で起こるターンテーブリズムとジュブナイルを程良く織り交ぜた名作『ムジナトラックス』の電書化をお願いしたい次第です。 マジで。11わかるfavoriteわかるreply返信report通報
djsouchou1年以上前上述の経緯から、自分が持ってる単行本のカバー下はターンテーブリストのサイン帳となってます。 まずは一枚目。 左︰A-Trak 右︰DJ SWAMPPico★Picoクラブカルチャーへの傾倒と早過ぎたポータブリズム5わかる
djsouchou1年以上前テクノ教の司教アープが、メガに授けた『れこーど』はDJ QBertが変名で制作した『Battle Breaks』です。 (写真上は自分が所有してる実物です) https://www.discogs.com/ja/master/392296-Psychedelic-Skratch-Bastards-Battle-Breaks https://youtu.be/JULxPwVegRc Pico★Picoクラブカルチャーへの傾倒と早過ぎたポータブリズム5わかる
djsouchou1年以上前上述の経緯から、自分が持ってる単行本のカバー下はターンテーブリストのサイン帳となってます。 まずは一枚目。 左︰A-Trak 右︰DJ SWAMPPico★Picoクラブカルチャーへの傾倒と早過ぎたポータブリズム5わかる
吉祥寺に『Shop33』ってクラブカルチャー専門の服屋が昔あったんです。
自分もクラブ遊びを覚えたての時分はよく通ってTシャツやらテクノのCDやら買ってました。
(現在は『next33』というオンラインショップを運営しています)
http://next33.com/
本作はその頃…イギリスで『セカンド・サマー・オブ・ラブ』と、日本人なら多分皆大好きドイツの二人組テクノユニットHARDFLOORの楽曲を発端とした『アシッド・リバイバル』が勃興し、
Hardfloor · Album · 1993 · 8 songs
クラバーがエビアンホルダーを首からぶら下げて踊ってた時期(理由は当時流行ってたMDMAを摂取すると薬効で無限に踊れてしまう結果、水分補給を怠って死ぬのと酒が飲めなくなるため。余談ですが、日本に形骸化して伝わって来たのを当時『電気グルーヴのオールナイトニッポン』放送中に石野卓球氏が皮肉ってたのを覚えてます)に描かれた作品ですが、その要素は主人公のメガの服装(TARとか懐かしいですね)と物語後半に出て来る『テクノ教』の施設にサウンドシステムが置いてある程度です。
衛藤先生の諸作品には最初期やドラクエ4コマ等を除き基本『ジュブナイル(+ナンセンスギャグ)』と『音楽(特にクラブ・ミュージック)』要素は不可分な物となっており(あと、隠し味としてダダイスムとポスト構造主義も)、本作と『がじぇっと(当時、レディオヘッドの“KID A”をヘビロテされてたみたいです)』はどちらかと云えば音楽に寄った作品となっています。
閑話休題。
物語の後半でメガがテクノ教で転職し桃儀に「駅弁屋さんみたい」と揶揄された『呪文DJセット・ビギナー用』。当時は「小学生に12.5kg(DJ用ターンテーブルの定番Technics SL-1200mk3の重量)の物を腰だめで運ばせるなんて」とか思いつつ、遺跡から拾ったレコードをスクラッチして攻撃手段となるアイデアは当時読んでてブチ上がった記憶があります。
その『呪文』スクラッチネタとして頻出する”Ah yeah”はRUN-DMC『Here we go』
が元ネタで、
Beside『Change The Beat』
と並ぶ定番ネタです。
この辺り、衛藤先生の当時の音楽的興味がテクノからヒップホップに移行した事が窺えます。
ところで近年、『ポータリズム』というムーブメントがあるのはご存知でしょうか?
発端は、海外のターンテーブリストが今は無き日本の音響機器メーカーVestaxのポータブルレコードプレーヤー『handy trax』に、
Vestax/スピーカー付きポータブルレコードプレーヤー/handy trax USB (ホワイト)のご紹介です。音楽機材・レコードのことならOTAIRECORDでどうぞ。
『フリスクフェーダー』と呼ばれる小型のクロスフェーダーを取り付けどこでもスクラッチが出来るようにしたのがきっかけです。
ポータブルフェーダーの起源。ポータブリスト達の物語はここから始まりました。ポータブルフェーダーの元祖「Frisk Fader」のニューモデル!ポータブルターンテーブルと組合せたり、iPhone、iPadなどのスマホとDJアプリを使って気軽にどこでも本格的スクラッチプレイが楽しめます。
以降、カスタマイズ等のノウハウが蓄積され、Numarkから『PT01 Scratch』
Portable Turntable with DJ Scratch Switch
という、スクラッチに特化したポータブルレコードプレーヤーが発売されて以降その動きは加速度を増し、色んなメーカーからスクラッチ特化の製品が発売されるようになりました。
(自分はReloop SPINを持ってます)
究極のポータブル・ターンテーブル PORTABLE TURNTABLE SYSTEM SPINは、充電池でも動作可能なスピーカー内蔵のポータブル・ターンテーブルです。どこでもお好きな場所で、箱から出してすぐにアナログレコードを楽しめます。また、45mmクロスフェーダーやBluetoothオーデ...
そして、DJの世界大会DMCに於いても『ポータブリスト』部門が設立するに至ります。
(一回エントリーしようかな?)
然るに、本作は『ポータブリスト』の登場を無意識的に予見していた作品であるともいえるでしょう。
あと、メガと対象的な男一代もゴツめのアクセントがあるいいキャラですね。まさか神性だったとは思いませんでしたが…。
ともあれ、衛藤先生並びにスクウェア・エニックス様におかれましては地方都市で起こるターンテーブリズムとジュブナイルを程良く織り交ぜた名作『ムジナトラックス』の電書化をお願いしたい次第です。
マジで。