現代でキテレツ大百科をやるなら
キテレツ大百科やドラえもんが超名作かつ発想の宝庫なのは自明として、現代的な感覚からすると足りないものがある。 それはメタな視点。こんな道具があったらこんな風に悪用するとか、道具使ってるのバレないようにわざと失敗して辻褄合わせようとか、便利過ぎて解脱しかけたりとか。転生もののチートに近いかも知れない。 かといって完全に何でもありじゃなくて、ちゃんとSF的なアイディアは応用しているし、「現実世界のCtrl+Z(アンドゥ機能)」や「母親がシリコンバレーでCEO」など、今っぽくアップデートされてる。とにかくテンポが良くて読んでて楽しい。
著者にとっても初めての2巻らしいです。めでたいですね!
天才発明家の姉は家電をリメイクして世界を騒然とさせるような発明品を日常的に製作しているのですが、妹や弟が必死に隠して家庭内だけの秘密にしようと奮闘しています。ただ悪用するのも妹と弟なんですけどね…。ちなみに父はネジ屋をやっていて、母はシリコンバレーで働いています。
主人公は何よりも発明品を作るのが楽しい天真爛漫なキャラなんですが、妹と弟はいい意味で人間らしいので色恋ネタが多いです。それが下品じゃなく「ムフフ♡」な笑いになってるのが最高にツボ!3巻も楽しみにしてます!