触らせてあげたい
(私が死にたいという意味ではありません) 坊っちゃんとアリスの掛け合いは序盤からずっと変わらず安定のスタイルで、さっさとなんとかしてあげてほしいという気持ちでムズムズします。幸せだけど辛い。 脇役たちもどんどん増えてきて、それでいて意外と悪いやつがいなくて朗らかな気持ちのまま次の話を迎えられてしまうという全体的にホッコリし続けられるのが特徴ではないかなと。 「魔王城でおやすみ」とかもそうですが、特にオチなくても波乱がなくても全然いいんですよね。 私はジェミニ座の鳥さんザインたちが好きです。
貴族の坊っちゃんがメイドに逆セクハラされているけど、二人は両思い。
そう、両思い。
でも、ハッピーエンドにはなれない。
魔女の呪いで触れたものの命を奪ってしまうから。
ある一定の線を超えなければ平凡な日常ものなのに、その範囲ではおさまりきらない。
魔女の呪いは強力過ぎる。
大変困った設定なのに、コミカルなシーンやホッとするシーンが要所要所にあるから、気を入れすぎずに読むことができる。
早く呪いが解けたらいいねと思いながら読んでいるのだけど、よくよく考えたら、坊っちゃんは貴族だから身分差があるし、さらに長男だから魔女の呪いという欠点がなくなると、長男としての仕事が戻ってくるのでは。
坊っちゃんのためにも、長女と次男は根回しが必要なのでは。
最終回まで読めば、ホッとできるのかな。楽しみ。