『こうふく画報』に続き心底ほっこりする
たまらない、笑顔を作る漫画。 これが漫画のちからだ、漫画は素晴らしい、と再認識できた。 『こうふく画報』と同様、大正時代のとある町のお噺。 登場人物(すべてのモブ含む)を忘れぬうちに一気読み推奨。
ちょっと昔の日常系ストーリーです。
令和となった今は、大正時代はちょっとじゃないかもしれません。
ほのかな恋の話があったり、クラスメイトの知らなかった姿があったり、仲良しおばあちゃんズがいたり。
訛のある男の人は、花屋の丁稚なんでしょうか。
たくさんの人たちが出てきて、花をモチーフにしたほんわかとしたストーリーが紡がれます。
読んでいくと、実はこの人とこの人に繋がりが‥とあるので、ほほうとなります。
現代ものを描いているかのような感じで、着物姿の人々や、古い物の名前や、生活スタイルなどが出てくるので、ちょっと昔のストーリーなのにスルスルと読めます。
道路が舗装されていない状態で描かれているのを見て、小さい頃はまだ未舗装の道路が残っていたのを思い出しました。
普通の地面は、舗装された道路でこけるより、酷い怪我になることが多かったです。石とか落ちてるので。
話がそれました。
各話のあとに登場する、花言葉紹介と後日談に、またほのぼのしてしまいます。
うまくいえないのですが、なんだか良い雰囲気の短編集です。
少し昔の日本を舞台に、日々を暮らす人びとの生活の一瞬に、「花」を添えて描く…。『こうふく画報』の長田佳奈が贈るノスタルジック・オムニバスコミック! 各話に後日談の描き下ろし漫画つき!
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