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迷い家駅… それは上越新幹線で東京から1時間ちょっとの在来駅「湯の屁」から走る第3セクター「虹湯鉄道」の終着駅。電化されておらず、湯の屁から1時間弱の道をディーゼル車が繋いでいる。そんな迷い家駅に勤めるのは運転士志望で今は検修(整備)を務める堺鉄行。駅長は近所の蕎麦屋のオヤジ安曇正直。鉄行は正直の妻春子、娘の菜月、息子の森人と家族のように暮らしながら日々虹湯鉄道を守っているのであった。今日は虹湯鉄道を走って来た旧国鉄、キハ22型の最後の運行日…そして鉄行の運転士試験の結果発表の日だ。万感の思いを込めて迷い家へ向かうキハ22、そしてそれを迎えようとする鉄行たち迷い家駅の人々、しかし、そこに思いがけないトラブルが起こってしまう。決死の思いでトラブル対応の中、正直のもとにかかって来た1本の電話の内容は…!? 田舎の第3セクター鉄道終着駅「迷い家駅」に勤める人々と、鉄道を通して出会う様々な人々との交流を等身大で描いた小山田いくの感動鉄道ロマン第1巻! 当時の小山田いく先生の単行本コメント 『旧国鉄の路線が、あちこちで今、第3セクター鉄道(地方公共団体や民間企業などが共同出資で運営する鉄道)となって、それぞれ個性的な列車を、走らせています。虹湯鉄道も、そんな鉄道のひとつです。その鉄道の終着駅、迷い家に一緒に行ってみませんか?』
聊か突飛な展開が鼻につく。だから昔はこれも好きになれなかった。けれどもこれとて、今は懐かしい。単行本化完了前は、どうしても準推薦マークしか付けられなかった。が、今はこういう味を出せる筆がまずなくなってしまったから推薦マークを付ける。