1冊のベストセラーを発表してから表舞台どころか家の外にすら出られなくなってしまった老小説家がいた。彼の秘書から依頼を受けた美大生の男の子が庭にある小屋のペンキ塗りをすることになった。人を避けていたはずの老小説家だったがなぜか男の子とは自然に交流することが出来たのだった。それにはある理由があったという話。

船場センタービルの漫画が発表された時にあまりにも嬉しかったので「これは読むべきタイミングが来たら読もう」と寝かせていたのですが、日食ステレオサウンドを読んだら「これとあれは繋がってるんじゃないか?」という気がしてそちらも読んでみました。調べてみたら日食ステレオサウンドが5年も早く描かれていたので全然関係なかったんですけど、それぞれの主人公が吐露したセリフはちょっと繋がってるかもしれない。

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ごみをひろう

ごみをひろう

・・・・・・・・・・・・・・・・ ごみひろいをしている。 想像上の妻はいう。 「またおかしなことをはじめたね」 私は答えた。 「うん、でもおもしろいんだ」 ・・・・・・・・・・・・・・・・ <ごみひろい>を描く連作、第1話24ページ。

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船場センタービルの漫画

船場センタービルの漫画

突然のうつ病発症から回復までの様子と、船場センタービルで過ごした数日間の出来事。 身体的な痛みから突如うつ病を発症。数ヶ月の療養生活を経て回復したところに届いた仕事の依頼は、大阪にある商業施設〈船場センタービル〉の漫画を描いてください。というものだったーー。 施設を実際に訪れて過ごした四日間、船場センタービルの中で、外で、著者が感じた様々なこと。 町田洋、初のエッセイ作品。

砂の都

砂の都

「すぐに忘れてしまうことと、どうしても忘れられないことの違いってなんだろう」。これは不思議な砂漠の孤島に生きる人々の「記憶」と「建物」を巡る物語。漫画界大注目の俊英・町田洋(『惑星9の休日』、『夜とコンクリート』)が贈る、ロマンティック・デザート・ストーリー!

惑星9の休日

惑星9の休日

新人・町田洋による、全編描き下しデビュー単行本。辺境の小さな星、“惑星9”に暮らす人々のささやかな日常と少しのドラマ。凍り付いた美少女に思いを馳せる男、幻の映画フィルムにまつわる小さな事件、月が惑星9を離れる日、愚直な天才科学者の恋……。風にのって遠くからやってきた、涼しげな8つの物語。

夜とコンクリート

夜とコンクリート

第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞受賞作「夏休みの町」を収録した、新しくて懐かしい魅惑の作家、町田洋の初期作品集!眠れない建築士と建物の声を聴く男。丘の上の戦闘機とありふれた夏休み。君に会えない僕と屋上で見上げた空。夜とコンクリート。平坦な日常にある、もう一つの地平に見たことのない景色がある。町田洋の静かな世界がここに!

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