探偵とグルメは相性が良いのか?
楠本哲の「乱歩の美食」は店に食べに行く探偵だがこっちの探偵は仕事の流れで色々な店に出向いては文句を言って喧嘩をした後に料理指導をする。ちなみに探偵は一流料理人の息子で料理の天才だが料亭などでの修行はしていないと言う設定。 おもしろいのでもっと続いても欲しかった。
作者、加藤唯史の代表作『ザ・シェフ』は、よく知られるように、手塚治虫の『ブラックジャック』のエピゴーネンです。
「エピゴーネンって何だよ、日本語でおk、物真似って言えよ」
…と言われかねないのですが、物真似とは違った、良さ、意味、味わいがあるのは、一回でも読んだことのある人なら、御存知の通り。グルメ漫画の名作です。
で、この『グルメ探偵りょうじ』は、正直言って、臆面もない『美味しんぼ』のエピゴーネン/パスティーシュです。
グータラ社員が新人女性社員がタッグを組み、困っている人のために向かい、時として天才的な味覚と手腕を使い、料理と会話でその困難を解決する、時に料理バトルもする。大きな存在の親父と、そのために、心労を患って早く亡くなった母親の名誉にかけて、父親にいつか復讐しようとしている。
…そのまんまじゃん。
とは言え、やっぱり違う味わいがあります。料理バトルでは結構な確率で負けますし、料理で人間関係や問題が解決しないケースもあります。いや、結構多いですね。後、探偵として割りと無能かも。
…ダメじゃん。
なのですが、それなりの面白さもありますし、是非読んで欲しいです。
…全然説得力無いですが。
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探偵稼業が本業だが何故か「食」のスペシャリスト。様々な店に出向いては料理指導のボランティア。食を愛する探偵りょうじ、いざ、調査開始──!!