Vol.2は、まだ作者(岡村星)も、どういう塩梅でセリフを入れればいいか、分かってなかったと思います。 だから、めっちゃセリフが多いし、躊躇しない言葉も多いです。 「ソノミさんはムカつかないんですか？彼氏のカオちんこみたいって言われて!!」 「んー…でも事実だから仕方ない」 「やっぱさ外見で外見だけの男釣ってもしょーがないよ」 「石川くんみたく ちんこヅラでもまじめな彼氏がいいんでしょ？」 読んだら分かるのですが、起承転結を全く無視したストーリー、でも成り立つ。こ、こう言う漫画もあるのか！と今更読み返して驚いています。

で、やっと第1話なのですが、ここで早くも、作品のキワード「ナサ」が出てきます。でも、「ナサ」って実際にどういう存在で、どう絡んでくるのかの説明や描写は、一切ありません。 こう言うのを映画用語で「マクガフィン」って言うんでしたっけ？ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%AF%E3%82%AC%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%B3 後、由比子の「相変わらず男性器みたいなカオしてるよね」は、第1話から相当ひどいと思いましたねー。

https://manba.co.jp/topics/40358/comments/231752 と言うのも、最初はそういうつもりはなかったんですが、結構ネタバレトークしちゃった事に気付いて、書き込みを躊躇しちゃったので…。 まぁ、昔の漫画だし、最終巻(今のところ)も5年前だし、ネタバレ全開で書きたいし、と言うことですね。 (後、連載再開をずっと願っていますよ、と)

第1巻が出てもう10年。 2回のドラマ化、なのに、5回の打ち切り、そんな不遇な漫画「ラブラブエイリアン」について語りたいなぁ、って思って。

第一巻のカバーにある、岡村星の巻頭言の出だしがこれです。 「私はこの漫画を描くにあたり、ささやかな野心を抱きました。海外ドラマでよく見る「シットコム」のような会話劇を漫画で再現してみたいと考えたのです。」 わたくしはこの漫画は、それに(ある程度)成功している思うのですが。 …そう言えば、「誘爆発作」も、かなりセリフが多い、と言う評価も当時はありました。

第5話(vol.5)の7頁目 良いセリフで良い話に着地させようとして、全然そうなってないのは、第一巻の定番パターンでしたね。