第1巻が出てもう10年。
2回のドラマ化、なのに、5回の打ち切り、そんな不遇な漫画「ラブラブエイリアン」について語りたいなぁ、って思って。
ラブラブエイリアンの打ち切りの歴史
※ネタバレを含むクチコミです。
と言うのも、最初はそういうつもりはなかったんですが、結構ネタバレトークしちゃった事に気付いて、書き込みを躊躇しちゃったので…。
まぁ、昔の漫画だし、最終巻(今のところ)も5年前だし、ネタバレ全開で書きたいし、と言うことですね。
(後、連載再開をずっと願っていますよ、と)
1巻の巻頭言の〆がこれです
「売れたら続巻も出るらしいので、よろしくお願いします。」
…でも、この時点で、もう打ち切り(2度目)が決定していたのです。
単行本の予約数によって、連載続行の可否が決まる、と言う当時の(今でもかな?)漫画ゴラクのシステムなんですが、やっぱり難しかったのですねー。
1巻のカバーを外すと、おまけ漫画が載っています
そのオチが「まじでうざかったら滅ぼせばいっか☆」
まぁ、この漫画の基本コンセプトですよねー。
ためになるトピックだ
ありがとうっす。
でも、このペースで行くと第1話の感想とかいつになるんだろ…?って自分でも不安になります(?)
めくって1ページ目「地球あやうし!!」と言って宇宙人の能力を説明、でもこれ、昭和の頃によくあった怪獣図鑑や恐竜図鑑の、オマージュ/パロディなのですが、今となってはナニコレですよねー…。
最初、宇宙人の造形って、あんまり魅力無かったんですよね…。
ドラマ化されて、動いているの観て、ようやく分かったかも。
…って言うか、こんな面倒くさいクレイアニメ風、よく作りましたね。
で、やっと第1話なのですが、ここで早くも、作品のキワード「ナサ」が出てきます。でも、「ナサ」って実際にどういう存在で、どう絡んでくるのかの説明や描写は、一切ありません。
こう言うのを映画用語で「マクガフィン」って言うんでしたっけ?
マクガフィン (英: MacGuffin, McGuffin) とは、小説や映画などのフィクション作品におけるプロット・デバイスの一つであり、登場人物への動機付けや話を進めるために用いられる作劇上の概念のこと。作中人物にとって重要でありドラマもそれをキーアイテムとして進行するが、物語の成立を目...
後、由比子の「相変わらず男性器みたいなカオしてるよね」は、第1話から相当ひどいと思いましたねー。
第2話(Vol.2)は、チズルの登場回。
なのですが、由比子のキレ芸が、第2話にして炸裂します。
「何がもてパーマだよ/くっだらねぇ/ビッチパーマだよ/こんなもん」
「そんな/もてたかったら/ケツでも出して/歩いてろよバカ!!」
当時はゲラゲラ笑っていたのですが、今、冷静に考えると、ホント酷いセリフです。
Vol.2は、まだ作者(岡村星)も、どういう塩梅でセリフを入れればいいか、分かってなかったと思います。
だから、めっちゃセリフが多いし、躊躇しない言葉も多いです。
「ソノミさんはムカつかないんですか?彼氏のカオちんこみたいって言われて!!」
「んー…でも事実だから仕方ない」
「やっぱさ外見で外見だけの男釣ってもしょーがないよ」
「石川くんみたく ちんこヅラでもまじめな彼氏がいいんでしょ?」
読んだら分かるのですが、起承転結を全く無視したストーリー、でも成り立つ。こ、こう言う漫画もあるのか!と今更読み返して驚いています。
話題の種類を「ネタバレ雑談」に変更しました。
って言うか、自分で書いていくと、どこまでも細か過ぎて伝わらないな、って感じたので…。
まぁ、これを読んでいる皆様、好きなエピソードとかセリフとか書いて下さいませ!
第三話(Vol.3)で、第4の主要メンバー、篠原サツキが入って来ます。
この後、この漫画を読んでいる人には自明でしょうが、大抵の面白いエピソードは、彼女、サツキがやったりやらかしたりします。
…でも、初っ端の会話が
「ちょっと見てソノミ 篠原さんのケツ」
「ああっ!! ギャハハハハハ」
「オイ何勝手に見てんだよ…」
って、本当に酷いと思いました。
第三話(Vol.3)は、1頁毎に酷いセリフ、パワーワード/パンチラインを詰め込み過ぎなんです。
「面白いからデジカメに撮っちゃお」
「左尻に”ケ”右尻に”ツ”って書いてあげるね」
「やめて… 映像に記録しないで…」
「おい見ろよ てめえのケツ大変な事になってんぞ!!」
「うう… ひどい… こんな写真部下に見られたら…」
って、これ開始から4頁目ですからね。
ハッと気付いて、第三話(Vol.3)の最初の頁を見返すと
「本当にすみませんでした… 俺のミスで…」
って言ってる、男性検事?事務官?って、「ミッシングコード」の第一話で、事件概要を説明してますよね?
第3話(vol.3)の5頁目
「なぜ生命を追い込んでまで仕事をするのですか?」
「生命を維持する為に生命を削って仕事をすると」
「矛盾していませんか?」
最初期の宇宙人は、こう言うド正論をぶつける役割だったのですよねー…。
そう言えば、わたくしが1巻初版を買ったのは、この本屋でした。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230401/k10014026211000.html
第4話(vol.4)の4頁目
「こないだユーチューブで見たクーラシェイカーのボーカルの人かっこよかった」
「クリスピアンミルズだっけ」
こういう遠投とかロングパスみたいなセリフのやりとり好きですw
多分、作者も執筆中は、そこまで考えてなかったんじゃないかな、とは思うんですけどねー。
でも、2~3巻で正解を示した(オチをつけた?)のは凄いなっ!って感じです。
第5話(vol.5)の2頁目
「バーゲンとは一体何ですか?」
「人間の醜い消費活動の一部よ」
「愚かな生態を 間近で観察できるし 行きましょうよ」
「地球人見下せる 要素が増やせるし 多分楽しいよ」
…。
ちなみに、エイリアンが始めて外に出ますね。
後、このエピソード、サツキが居ませんね。
第5話(vol.5)の7頁目
良いセリフで良い話に着地させようとして、全然そうなってないのは、第一巻の定番パターンでしたね。
第6話(vol.6)
準レギュラー、かや乃初登場回。
基本、「ラブラブエイリアン」に出てくる男性は、初見クズなんですが、最初からキメてきましたわ。
そして、宇宙人ガチ怒り。
〆のセリフ「やっぱAV見る同士 わかる事があるんですかね…」が、全然オチてなくてひどいな、って思いました(?)
第7話(vol.7)の1頁目
まぁ、これで始まってこれで終わっちゃう漫画なのですが。
第7話(vol.7)の2頁目
「何も問題もありません」と言っていますが、ここら辺から宇宙人が素?を出し始めます。
後、サツキが他人の心配をするのって、次は「ミッシングコード」まで待たなければと。
地球に不時着した宇宙人はなぜか女性専用アパートに居候する事に。どうなる地球!?あやうし地球!!以上です。特に地球に危機は起こらず、延々と女子と宇宙人が会話という名の毒を吐き続けるショート作品20本。どうぞお楽しみ下さい。
地球に不時着した宇宙人はなぜか女性専用アパートに居候する事に。どうなる地球!?あやうし地球!!以上です。特に地球に危機は起こらず、延々と女子と宇宙人が会話という名の毒を吐き続けるショート作品20本。どうぞお楽しみ下さい。