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ママ友がこわい

「ママ友」界という名の地獄

ママ友がこわい 野原広子
六文銭
六文銭

ニュース記事サイトで連載されていて、思わず読んでしまいました。 ママ友…。 本編にも記載ありましたが、 子供がいるから仲良くしているだけであって、子供がいなければ仲良くなっていない。 そんな関係でも、無理矢理付き合わなくてはいけないってホント地獄ですね。 めんどうな人間関係が苦手なタイプなので、読んでいて、主人公の心労に身につまされました。 しかも、本作は、最初は仲良かったけれど、ちょっとしたすれ違いからママ友界隈で仕切り屋みたいな人からハブられて、無視され、孤立していくという展開。 子供のような仕打ちですが、大人だから悪意が強い分(そして、色々仕上がっているから、子供ほど仲直りしにくい)、余計たちが悪いですね。 恐ろしいです。 もっとも、主人公は専業主婦からパートで働きはじめて、次第にその小さいコミュニテイとは違う世界を知ることで肩の力が抜け、いい感じに距離をとっていきます。 この終始ウツウツした展開ではなく、自ら解決していく様は良かったです。 ママ友で悩んでいる人にとっても良い処方箋になるのではないでしょうか。 三千世界で最も地獄なのはママ友の世界、そんなことを思いました。

先生の子を妊娠しました

不朽の名作が電子で復活 #1巻応援

先生の子を妊娠しました
兎来栄寿
兎来栄寿

きづきあきらさん&サトウナンキさんの過去作品『いちごの学校』が、改題され電子書籍として刊行されました。 きづきあきらさん&サトウナンキさんといえば、人間の闇や病みを描くことに定評のあるコンビで私は名前を見掛けたら必ず作家買いするほど好きです。代表作は『ヨイコノミライ』や『うそつきパラドクス』などが挙げられると思いますが、場合によってはこちらを最高傑作と推す人もいるほどの名作です。 改題された新タイトルの通り、本作は女生徒が先生と関係を持ち子供を孕んでしまう物語です。一般的な恋愛マンガでは、男性教師×女生徒という組み合わせはそれなりにポピュラーなジャンルです。しかし、本作の場合はそれが非常にリアルで重いものとして描かれます。 特に印象的なのは、女生徒を妊娠させた主人公の「責任」。「責任を取る」と口で言うのは簡単でも、実際にそうなってしまった時にどうするのが「責任を取る」ことになるのか。相手に対して、相手の親に対して、自分の親に対して、学校に対して、同僚に対して、生徒に対して、そして自分の子供に対して。 愛する気持ちがすべてに勝る甘美で絶対的なものだったとしても、その先にある果たすべき道義や免れない誹りと向き合った時に、生身の人間はどうしたって削れます。現実がそれほど容易くないことを、重みを持って描いています。 主人公が受け持つ現国のテストのように曖昧な部分はあったとしても、それでも学校のテストには答があります。しかし、人生には定型の答はありません。幸せとは相対比較したり誰かに決められるものではありませんが、それでも愛する人と結ばれ愛する人との間の子を授かった彼らが、本当に幸せと言えるのだろうかと考えずにはいられません。 引用される『星の王子さま』や『ひかりごけ』やボードレールなども人によって解釈が様々に分かれる作品であり、そのことを一層強調しているように感じます。 1話ラストの ″自分の命が自分のために存在しなくなった とりあえず今 それだけはわかるんだ″ というモノローグが昔からとても好きでしたが、かつて読んだときよりも実感を伴っています。 余談ですが、甘々な夫婦生活部分と学生時代のツンツンな時の対比をシンプルなラブコメとして描いたら今のTwitterではバズりそうだなぁと詮無きことを思いました。

ままともがこわい
ママ友がこわい 子どもが同学年という小さな絶望
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