あらすじ

仲間だとおもっていたママ友から、気が付かないうちにハブられていた主人公。ママであることは楽しくて幸せなはずなのに、なんでこんなに孤独で不安でしんどいの?
ママ友がこわい 子どもが同学年という小さな絶望

仲間だとおもっていたママ友から、気が付かないうちにハブられていた主人公。ママであることは楽しくて幸せなはずなのに、なんでこんなに孤独で不安でしんどいの?

ママ友がこわい

「ママ友」界という名の地獄

ママ友がこわい 野原広子
六文銭
六文銭

ニュース記事サイトで連載されていて、思わず読んでしまいました。 ママ友…。 本編にも記載ありましたが、 子供がいるから仲良くしているだけであって、子供がいなければ仲良くなっていない。 そんな関係でも、無理矢理付き合わなくてはいけないってホント地獄ですね。 めんどうな人間関係が苦手なタイプなので、読んでいて、主人公の心労に身につまされました。 しかも、本作は、最初は仲良かったけれど、ちょっとしたすれ違いからママ友界隈で仕切り屋みたいな人からハブられて、無視され、孤立していくという展開。 子供のような仕打ちですが、大人だから悪意が強い分(そして、色々仕上がっているから、子供ほど仲直りしにくい)、余計たちが悪いですね。 恐ろしいです。 もっとも、主人公は専業主婦からパートで働きはじめて、次第にその小さいコミュニテイとは違う世界を知ることで肩の力が抜け、いい感じに距離をとっていきます。 この終始ウツウツした展開ではなく、自ら解決していく様は良かったです。 ママ友で悩んでいる人にとっても良い処方箋になるのではないでしょうか。 三千世界で最も地獄なのはママ友の世界、そんなことを思いました。