ネタバレ

第一話で、推しをけなされて怒る海夢(マリン)に友達が言った「それ系の話、うちらわかんねーって。アハハ」の一言。
「きもちわるー」とかでなく、笑って流して、相手の趣味を否定しない。
ギャルの人付き合いの上手さと心の広さを思い知った。
思えばそれは、海夢は新菜(わかな)の趣味を受け入れ、物語が進むことを示していたのかもしれない。

一話目を読み終えたら、ヌルヌル女学園とか、乳袋とか、衝撃ワード連発の第二話。
同じ漫画ですよね?
衝撃から立ち直って読めば、若者らしいやりとりがあったり、微笑ましいストーリー。
この第二話で海夢が言った「好きなものに男とか女とかって関係なくない?」というのがこの漫画の骨子らしい。すばらしい考え方。

雫たんの衣装とメイクをして、雰囲気が変わった海夢ちゃんはとてもかわいかった。
コスプレイヤーさんはその人になりたくて変身するのかとしみじみ理解した。

アニメもまだ見ていないものの、のんびり読み始めた本作。露出が高いアニメグッズの印象に引きづられていたけど、なかなか良い漫画だと思う。
好きなことを好きな人たちと楽しめるって、至極の時間だよね。
好きなことにはたしかに性別は関係ないよね。
そして、コスプレ姿ははかわいいね!

読みたい
ヤンキー君と白杖ガール

目からの情報過多な世の中

ヤンキー君と白杖ガール
ゆゆゆ
ゆゆゆ

登場するヤンキーは顔の傷がなくて、服の趣味が良ければ、ものすごく人が良くて純愛している好青年。 弱視の女の子に「ポエマー」と言われるほど、大好きなユキコさんの前では好青年。 一線を越えると黒豹に戻るようだけど、ユキコさん第一なので基本は好青年。 コミュニケーションお化けのようなユキコさんも、見えないからそう変わらざるを得なかったとあって、相当な苦労の上であの人となりができていて、結果が一話冒頭の白杖ケツアタックなんだなぁと思った。 コメディになる部分は、NHKの番組バリバラでみた、障害者コントを思い出させた。 障害は触れるのを避けるべきことでもなく、彼女たちには当たり前なことで、その中でのからかいや日常の楽しみ、苦労が興味深く描かれている。 もちろんコメディ要素だけでなく、しれっとヤングケアラーとなっているきょうだい児の話や、人は年を取ればいずれ見えなくなることが描かれていて、でも重たい話のはずがドロドロしておらず、あっという間に読み終えてしまった。 視力がオレサマはなるほどなと思ってしまった。 かき氷シロップはオレサマを感じさせてくれる食べ物。食品に絞ると、嗅覚が2番手のオレサマ。 ちなみに登場キャラクターのなかでは、高校生男子らしくムラムラ大好きな青野くんがとても好きだ。

ワタシってサバサバしてるから

広告で見たことがあるやつだ

ワタシってサバサバしてるから
ゆゆゆ
ゆゆゆ

主人公が「私ってサバサバしてるから〜」っていうタイプの人間でした。 「みんな私のこと「かわいい」って言ってくれるけど本命にはしてくれないね?」で知ったのですが、主人公を「うわー何こいつ」って言いたくなるキャラクター(悪役)にして、当人が落ちていくさまを眺めるジャンルっていうのがあるんですね。 身近にいたら、さりげなくフェードアウトしたくなるタイプの性格ですが、「女の敵は女」というあたりはリアルです。 そして、男の中で生きようとしているわけでなく、同性と仲良くするわけでなく、人がいっぱいいるところに飛び込んでいるのに、孤高です。 読んでいて、どうしてそういう考えに?と思ってしまい、主人公なのについていけません。 本編を悪役サイドで見ている気持ちです。 とはいえ、ライバル視されている本田さんが主人公だと、「私ってメンタル強めだから〜」と、メンタルの強さを過剰に見せつけてくるキャラクターに改変されてしまいそうで、そんな本田さんは見たくないなと思ってしまいます。 よくよく考えれば、周囲がこれほどひいた反応を取っていてもへこたれず、ゴーイングマイウェイでいられる主人公の網浜奈美は非常にメンタルが強いです。 ビジュアルが本田さんと主人公が入れ替わっていたら、どんな感想になっていたんでしょう。

最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか

殴るためのお肉

最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか
ゆゆゆ
ゆゆゆ

このタイトルで、この絵柄で、いわば北斗の拳。 いや、くにおくんかもしれません。 陰湿なイジメが繰り広げられる恋愛モノかと思えば、メリケンサックが出てくるタイプの恋愛モノでした。 メリケンサックと恋愛モノって、同時に存在しうるんですね。 「パワー・アントワネット」と違い、ムキムキでもなく、筋肉でもなく。 公爵令嬢として腐った世の中を正すため、いや殴りたいから主人公は暴力をふるいます。 ストッパーが無くなった彼女は強いです。 ターゲットの名前がいつの間にか「肉」呼ばわりになっていて、こうやって人でないから殴ってよしと正当化するのかなとチラと思えば、その肉がことごとく、言い訳できないレベルの悪役たちで、世直しのためには、殴っとこうかという気持ちを読者に湧き立てさせます。 そして、時の女神の力を借りて、倍速やらなんやらブーストさせて、「ボンボコボンボコ」殴って蹴って。 暴力シーン(連続)もこのきれいな絵柄のママ繰り広げられ、「創竜伝」の龍堂兄弟のようなめちゃくちゃな振る舞いも、このきれいな絵柄のママ繰り広げられます。 とりあえず公爵令嬢なので、一線は越えていないそうです。不殺です。 すべて峰打ちなので大丈夫らしいです。さすがです。 暴力で解決はよくないけれど、早いんだということはよくわかります。

そのびすくどーるはこいをする
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その着せ替え人形は恋をする TVアニメ公式ファンブック 喜多川海夢しか勝たん

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※この商品はPCモニター、タブレットなど大きいディスプレイでの閲覧を推奨しています。※ 大人気TVアニメ「その着せ替え人形は恋をする」の公式ファンブックが登場!! 海夢の喜怒哀楽、様々な表情をたっぷり詰め込んだ全12話のストーリーガイドをはじめ、篠原啓輔監督や、海夢役の直田姫奈さん等のインタビューなど様々な角度から海夢の魅力に迫ります! 巻末には原作者の福田晋一先生描き下ろしのイラスト&コメントも掲載!! 1冊まるっと海夢推し(!?)のファン必携ファンブック! 〈収録内容〉 ・TVアニメ『その着せ替え人形は恋をする』特別ギャラリー ・キャラクター紹介&キャラクター設定画 ・篠原啓輔&冨田頼子による各話コメント付き全12話ストーリーガイド ・スぺシャルインタビュー (喜多川海夢役:直田姫奈/キャラクターデザイン・総作画監督:石田一将/衣装デザイン:西原恵利香/シリーズ構成・脚本:冨田頼子/監督:篠原啓輔) ・原作者 福田晋一先生の描き下ろしイラスト&コメント

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