言葉が足りない男を、女が好きになった弱みでひたすら愛情で包み、それが男を変えていっていたあたりが「やり直し姫は夫と恋したい」に似ている。
死んだような表情を「ぼうっとした人」の一言で終わらせているのも、好きになっちゃったから、そうとしか見えないんだろう。
PTSDで大変なことになっている人を、自分が幸せにすると思えるのも、好きになっちゃったから、そうできると思えるんだろう。
自分の幸せは相手も幸せだろうという思い込み。
好きになっちゃったから、仕方ない。
主人公の信子視点だけだと、空回りしている女の子にしか見えなかったので、最終的にタイトル回収して、ロマンスが無事成就していてよかったと思った。
少しハラハラする読切マンガだった。
破天荒なお嬢様・信子が一目ぼれしたのは、戦争による強制労働から帰還したばかりの武男さん。信子のプロポーズを受けて夫婦となる2人だが、武男さんは悪夢にうなされているようで…。