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恋が終わった時、あの人を忘れさせてくれたもの、元気をくれたもの、あの味だった! 失恋をテーマに、1つの恋が終わった女性が街で初めて出会う店の味、友人に連れられて食べた懐かしの味など、おいしい食べ物を通じて元気をもらっていく1話完結の失恋×グルメコミックエッセイ。【登場する店】京都「西源院」心を穏やかにしてくれる精進料理の湯豆腐/大阪「美味卯」好きなブランド卵で食べる優しい卵かけご飯/京都「メゾン・ド・フルージュ」一年中イチゴが食べられるイチゴ専門店の「苺のミルフィーユ」など、京都・奈良・大阪・神戸の59店。【木丸みさき】大阪生まれの大阪育ち、京都府在住。大阪の某大衆演劇場スタッフとして働く。大衆演劇場で出会った役者やお客さんたちとの交流を描いた「わたしの舞台は舞台裏 大衆演劇裏方日記」でマンガ家デビュー。同作は、第23回コミックエッセイプチ大賞で「書店員賞」を受賞。
悲しみや寂しさを癒してくれる失恋めし。やけ食いやけ酒ではなく、丁寧で優しいご飯が描かれているのがいいですね。
夢を追う彼氏にフラれた人、離婚して実家に帰ってきた人、着ぐるみのバイト中に元カノと出会した人……失恋の数だけ人生があるんだなあと気づかされます。
でもどんな人も美味しいご飯を食べるとちょっと前向きになるんですよね。
素朴な絵柄とのんびりした関西弁、美味しいご飯に癒される作品でした。