初恋
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主人公の少年・高良くんは最初から最後までひと言も喋らない。
そのかわりに、表情が、治ったと思えばまた増える手の傷が、移り変わる景色が、彼の心を雄弁に物語る。
大胆に挟まれた余白が印象的で、聴こえるはずのないピアノの音色が聴こえてくる気がする。
シンプルなタイトルも含めて素晴らしい作品。

2023年始まったばかりだけど、2023年の素晴らしい読切としてちゃんと記憶も記録もしておきたい。
ジャンプラって多種多様な作品と出会えるから本当に素晴らしいね…!

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19番目のカルテ 徳重晃の問診

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19番目のカルテ 徳重晃の問診
野愛
野愛
体調が悪くなると医療漫画が読みたくなることないですか? とは言え重たいともっと具合悪くなるので、できれば前向きだといい。さらに言うと1話完結で読みたい分だけ読めるといい。 というわけで19番目のカルテがぴったりなんです。 どこかが痛い辛いときってもちろん治したいのは当たり前だけど、まずは安心したい気持ちが強い気がします。 原因がよくわからず「ストレスですね」とか「体質ですかね」とか言われると、どうしていいか途方に暮れてしまいます。病気じゃないのに仕事や学校休めないし……。 その一方でなんとなく「ストレスかなあ」「疲れかなあ」と不調をやり過ごしてしまうこともあります。病院行くの怖いし……。 という気持ちが自分にはあるので、この作品に出てくる患者さんたちも相当悩んで苦しんで怯えて病院にたどり着いたんだろうなあ、そういう人たちに寄り添う徳重先生、滝野先生は本当に素晴らしいなあとしみじみ思います。 そしてもうひとつ、自分のことを正しく大事にしないとなあとも思います。これくらい大丈夫と思わずに、休むときは休んで健康診断も受けて病院ちゃんと行こうと誓いました。
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夏の終点

夏の終点

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むー

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