自分に嘘をついてはいけない。
ひょんなことから自分の作品(自分では作品とさえ思ってない)が独り歩きして、やりたいこととずれたり周囲から過剰に期待されたりして、ドタバタする話。 嘘は心を殺します、のようなセリフがあり、ほんとにそうだよなと共感しました。仮病や忖度なんて誰しもしたことあると思いますが、人に対して嘘をつくと、その後の自分も引きずるし、嘘をついた相手の顔をまともに見れなくなるし、心は死に、孤独になっていくよなと。 が、本作の本質はそういう罪悪感的なことじゃないんだと最後まで読んで気付きました。むしろ自分に対して嘘をついている状態の方が苦しいということなのかなと。 沁みました。再読すると思います。 ネタバレにならないよう抽象的な物言いになりましたが、ぜひ読んで欲しいマンガです。
社員旅行の高速バスの社内で隣の席同士、やけにサービスエリアを楽しむことに全力を注いでいる先輩と、旅行を全く楽しもうとしない後輩のふたり。先輩の頼みでそれを手伝う?ように頼まれた後輩は仕方なく受け入れるも、短い時間であまりにもたくさんの事をしようとするせいで集合時間に間に合わず、バスのドライバーにめちゃくちゃ怒られます。
最初はサービスエリアの楽しみ方を教えてくれるような漫画かな?と思っていたけどこの時点で「普通に迷惑かけてるの最悪だしただのヤバいやつだ」と思いました。しかし先輩は途中で会社を辞めることを明かし、いわゆる最後に好きなこと思いっきりやろう的なやつかなとちょっと腑に落ちかけましたけど…最後の最後、すごいどんでん返しが待ってます。どんでん返しなのか?まじでどうしてそうなった??何だったんだんだまじで!!