決定的なのは巻末でいきなし感情的に主人公が能力をぶちまけるシーンだろう。明らかに彼女は異能力を使いこなせていない。無免許の人が大型トラックでドリフト競技に参加するみたいで周囲も自分も危険に晒しかねない。主人公の「フレア“太陽の黒点”」でその弟も「タイヨウ」という名前にも注目してほしい。主人公の両親はすでに鬼籍に入っているらしいのだが“幸子”という名前は親が現状が不幸せだから、産まれた子に幸子と名付けたとしか思えないように我が子に惑星規模の名を付けた主人公の親も慎ましい人生だったのだろう。主人公自身も平穏な生活を考えていたのだが突然不本意な能力がつく。文字通り“怖い”としか言いようがない。
エンプレスエイジ
3話まで読んだけど便利屋のウツが男気溢れるカッコいい描かれ方してたのが少々残念。異主役の大先生みたいな箸にも棒にもかからないクズキャラが全く生かせていない。 チーノショッピも面倒見よさげになっていたのもコレジャナイ感アリ。