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アイドルものとしても面白い
私のアリカ 藤沢もやし 隈屑
名無し
推しの子の影に隠れてる感は否めない作品だが個人的には現行の数多あるアイドルモデルの漫画では一番面白い作品。 それはもちろんさまざまな作品を読んできた私の主観的評価になるわけだが、まずは「読んでみろ」と、読めばわかる。 原作は『御手洗家、炎上する（ネトフリでドラマ化）』の藤沢もやし氏。 彼女の「アイドル愛」を詰め込め込んだ得意のサスペンスを背骨に個性豊かなキャラクターたちのドラマを描き、強烈な展開と粘着性のある引きで読者を飽きさせない物語になっている。 ただ女性作家感が非常に濃く作品に投影されているため万人よりも女性よりの作品になっているのが非常に惜しい。ここをクリアできれば大作家になれるのではないだろうか。 また作画の隈屑。氏は『私のアリカ』がデビュー作となっているが藤沢もやし氏の原作（人物描写）を十分に表現し、新人にしては説得力のある高い絵力で今後の活躍にも期待できそう。
結成3ヵ月目に起きたアリカのステージ転落の経緯がハッキリしないとちひろを完全には信用できないね。
もしかしたらこの時アリカを突き飛ばしたのはちひろではなくルリだった？ (当時のフォーメーションだとアリカの後ろにいたのはちひろとルリのように見える)
動機の面で考えても、結成当初からアリカをセンターに推してた矢島さんが「エレクトリカルサバイバー」の歌割りをアリカに多く振ったことに対して、ちひろ以上にルリの方がショックが大きかったんじゃないだろうか。
「これでもしアリカが乙川Pの目に留まるようなことになれば、自分のセンターの座が危うくなる」みたいに危惧したルリがちひろを唆してライブ中にアリカをステージから落とさせようとお膳立てしたものの、いざその時にちひろが躊躇してしまったから仕方なくルリが自らの手でアリカを突き飛ばした…とか。
まあ、仮にそうだったとしてもちひろがこの企てに加担したことに変わりはないし、自分が歌った「未然少女」の評価をエゴサした時の笑みからしても完全にシロとは言えないだろうけど…
ナナがちひろからの協力の申し出を受け入れたということは、
A. まだ今回では描かれていないだけで、結成3ヵ月目のアリカのステージ突き落としについてもちひろから全てを包み隠さず打ち明けられた。
B. アリカ捜索と現状打開を優先して、ひとまずちひろとアリカのステージ突き落としについては切り離して考えることにした。
のどちらかだろうか？
ちひろはナナから今回の“作戦”について事前に知らされていたのか、そうだとすればどこまで協力しているのかも気になるところ。