続きあるんですかね…読みたいな〜!!!
久しぶりに室井大資先生の漫画が読める!!
少し前に『バイオレンスアクション』(沢田新名義で原作担当)が更新されましたが、今回は話も作画も全てご本人!
微妙な表情の変化や構図、間の表現などが魅力的で、漫画が上手いのでご本人の作画をまた見れて嬉しいです!
妻と子を奪われ、組織に復讐を誓い地獄の鬼と契約し「ヘルブレイズ」と呼ばれていた男は復讐を果たし、なぜかいまはどこか間の抜けた男・よしおと配信をしていた。
「ヘルブレイズ」略して「ヘルさん」は、復讐を果たし終えて燃え尽きてしまったがために、人生の目的を失い何もなく死んでないだけの毎日を過ごしていたが…。
壮絶な復讐を果たした男の「その後」を描く話で、新鮮でした!
喪失を抱え、復讐を果たして燃え尽き、死んでないだけの日常。
詳しくないんですが、この状態は燃え尽き症候群や鬱に近いものでしょうか。
室井先生、ご本人の一時期の状態に向き合う形でも描かれたから大変だったとか。
一方、よしおも人生で何かと負け続け誰でもない、何者にもなれない毎日を過ごしている。
どちらも違う形でもがいて、互いに感じ合うものがある。
こんな不器用で凸凹な二人が一緒にいると、売れてないお笑いコンビのようにも感じてくる。
ヘルさんは喪失の苦しみと再び失うかもしれない恐怖を乗り越えて大事なものを作って新しい人生を歩めるのか、そしてよしおは何者かになって何かを得られるのか。
ぜひ続きを読んでみたい!
創刊10周年記念読み切り年間リレー第5弾!! 『レイリ』室井大資先生、参上!(別冊少年チャンピオン2022年11月号)