空想上の人型の怪物×学生たちの日常
タイトルで概要を考えてしまったのだけど、『セントールの悩み』に近しい設定なのだと気づいた。 ただ、『セントールの悩み』は女学生ならではの物語。 かつひたすらに可愛い。ノリとしてもそういう空気感がある。 こちらは共学で、どちらかというと少し俯瞰した位置から彼らの日常をほんわか観ているといった感覚。 日常系なんだけど、彼らは人間とは異なるので前提が欠けているため、各人についての説明語りが入る。 そこが毎回楽しみでもあるし、他にはないアクセントにもなっている気がする。 なんともいい読後感が得られる、好きな漫画です。
この作品は透明人間や狼男、メデューサやフランケンシュタインなどさまざまなモンスターが人間と同じように生活している世界を舞台に、少年少女の日常を描いていくオムニバス作品です
一口にモンスターと言ってもその特徴は本当に千差万別で、登場人物たちは自分とは違う種族と過ごす日常の中で、他人との違いから生まれる悩みに直面しながらも、相手のこと、そして自分のことを理解し成長していく、そんな姿が描かれていきます。
この作品の中には普通の人間は全然登場しないんですが、どこか現実と地続きのような、とても身近な世界のことのように感じられる作品です。
1巻まで読了