ハーフの気持ち
子供の頃に天才テレビ君に出ていたハーフの女の子に恋をして、ハーフって良いな。絶対に得じゃんと思っていました。 ハーフで親が英語喋れるから、二カ国ご使えるとか無双じゃん。とか思ってた。 でも、ハーフの人の気持ちは考えたことがなかった。 多分日本はハーフにとって暮らしづらい。島国だし、BARで隣に座っている人にすら声をかけれられないコミュ障人種だから。 マイノリティなアイデンティティが上手に描かれています。
「姉ちゃん、俺、改名したけん。」 フランス人の父と日本人の母を持つ〈米山和美マンダンダ〉は、弟から衝撃の告白を受ける。 大事な名前の一部を手放して良いの!? 困惑する姉と、「普通になりたい」とうつむく弟。 たしかに日本に生まれたはずなのに、周囲から「異物」のレッテルを貼られ続けていて…。 そういうの全部、笑って流せば周りに溶け込むことはできたけど━━。
序盤の良かったところ
1)音の響きが面白い
マンダンダっていう名前の音の響きが
日本語的に面白い。
海外の苗字を面白く感じるのは不謹慎かもだが
コメディってそう言うもの。
深刻な悩みなのに、笑っちゃうのがいい。
2)弟の告白までは悪くない
姉とは違う価値観の弟の
「俺は普通になりたいだけ」って告白までは
導入として綺麗だしわかりやすい。
それ以後がゴチャついてちょっと残念
みたいな感じ。
ちゃんと書いてくれてありがとう。