色々アートな空間でJK入星管が大暴れなSFにコメントする
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東京入星管理局

超絶技巧のSFバディアクション!

東京入星管理局 窓口基
ANAGUMA
ANAGUMA

宇宙怪獣・秘密組織のエージェント・バディアクションのうちどれかひとつでも好きなものがあったら読んでほしい一作です!ちなみに僕は全部好きです! 宇宙人の「入星」を取り締まる管理官の仕事っぷりを東京を舞台に描いたSFバディアクション。 高田馬場とか出てくるけどもう「タカダノババ」感がすごい。それくらいパンク。 洋画的な小気味いいテンポのセリフの応酬と、スピードに乗った超絶描き込みのアクションを組み合わせて バキバキに盛り込まれた設定がサーッと披露されていくのが超気持ちいいんですよ…。 どう見てもワケありのツギハギJK「ライン」と、カタコトのストロングファイター「アン」のちょい百合っぽい主人公チームも見てて楽しいです。(あともうひとり文字通り「割って入る」オッサンが居る) 宇宙人周りの管理官ったら当然二人組ですよね!ってノリで他のエージェントコンビも1巻から山盛り出てきて活躍してくれます。このサービス精神はなに??? もう一切読者に遠慮せずに絵と文字と話の情報密度を詰め込んでやったぞ!!っていうタイプのマンガなので この手のモノが好きな人は鬼のようにハマるはず。 最後に僕が初見で心奪われてしまったポイントを紹介します。 ラインの銃の構えがC.A.R.システムっていうとこです。 このこだわり!!

この世界の片隅に

漫画と映画を久しぶりに見返した!

この世界の片隅に
かしこ
かしこ

2025年のお正月にNHK広島放送で映画「この世界の片隅に」が放送されたのは、今年で原爆投下から80年が経つからだそうです。この機会に私も久しぶりに漫画と映画をどちらも見返してみました。 やはり漫画と映画の一番の違いはリンさんの描き方ですよね。漫画では夫である周作さんとリンさんの関係について触れられていますが、映画ではありません。とくに時限爆弾によって晴美さんと右手を失ったすずさんが初めて周作さんと再会した時に、漫画ではリンさんの安否を気にしますが、映画ではそれがないので、いきなり「広島に帰りたい」という言葉を言い出したような印象になっていました。映画は子供のまま縁もゆかりもない土地にお嫁に来たすずさんが大人になる話に重点を置いているような気がします。それに比べると戦時下無月経症なので子供が出来ないとはっきり描いてある漫画はもっとリアルな女性の話ですよね。だから漫画の方が幼なじみの海兵さんと2人きりにさせた周作さんに対して、あんなに腹を立てたすずさんの気持ちがすんなり理解することが出来ました。個人的には男性達に対してだけではなく、当時の価値観で大事とされていた後継ぎを残せない自分に対しての悔しさもあるのかもしれないと思いました。けれどもあえて女性のリアルな部分を描きすぎない選択をしたのは、原作である漫画を十分に理解してるからこそなのは映画を見れば明らかです。 久しぶりに漫画と映画を見返してどちらも戦争が普通の人の生活も脅かすことを伝えているのはもちろん、すべてを一瞬で無いものにしてしまう核兵器の恐ろしさは動きのある映画だから強く感じた喪失がありました。そして漫画には「間違っていたら教えて下さい 今のうちに」と巻末に記載されていることに初めて気づきました。戦争を知らない私達が80年前の出来事を想像するのは難しいですが、だからこそ「この世界の片隅に」という物語があります。どんなに素晴らしい漫画でもより多くの人に長く読み続けてもらうのは大変なので映像化ほどの後押しはないです。これからも漫画と映画どちらも折に触れて見返したいと思います。

とうきょうにゅうせいかんりきょく
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