ツイッターで見た表紙から
知り合いがツイッターで上げていた表紙がうますぎて自分でも気になってポチりました。 うますぎる!! 十奏市に住む人たちをオムニバス形式で描かれております。 もうケモナー大歓喜というか、すごく好みです。ええ。好きです。 猪、へび、サキュバスなんでも出てきます。 脈絡もなくキャラが出てくるのに画力が凄すぎて全キャラ好きになります。 あと会話の中のささやかなツッコミが好き… なんか懐かしい気持ちになったのは私だけではないはず。 カラーだからアメコミ感もありますね。 絵が見たいと思って購入されても全然アリだと思います!
ファンタジーと現代文明が融合した世界設定や、獣人やモンスター系も入り混じった多種のキャラクター設定が綿密に作り込まれており、それを非常に高い画力で全編カラフルに描いて現出させている読むテーマパークのような作品です。
幕間やカバー下にも詳細設定が掲載されていますが、こういったものを読み込んで世界に浸るのが好きな人にとっては堪らないでしょう。
魔法、ダンジョン、エルフにドライアド、忍者に吟遊詩人といったファンタジー要素がある一方で、スマホ、SNS、動画配信など現代性を感じさせるものが同居している世界観の中で、様々なキャラクターが群像劇的に描かれてそれぞれの物語が展開します。
筋肉で何でも解決しがちな市長や、BL妄想の激しい秘書サキュバスなど個性溢れるキャラたちも非常に魅力的。異種族間の恋愛要素もあり、好きな方には深く刺さるかもしれません。
また、画面の密度が濃い上に作劇のテンポも非常に良く、また構成も非常に良くて(影響を受けた作品にも解る解るとニヤリとします)、並の1冊のマンガを読んだだけでは得られない満足感が生まれます。
シンプルに絵もマンガも上手いので、今後のご活躍もとっても楽しみです。