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どんなときも優しくあれるように
とはback numberの「水平線」の歌詞。
この子の苦悩、苦味すら感じる葛藤は本人からしてみたらこの世の全てが敵に回ったような、胃がひっくり返るような想いだろう。
大人はわかってくれない、とガキの頃は思うものだけど、実はその大人は共感が足りないだけでよくわかってたんじゃないか。
今の自分はどっちの目線でこの漫画を読めばいいのか。胃が痛い。
素晴らしく、甘くなく、ただ酸っぱいだけのはずの主人公の苦悩。
それを俯瞰して見てしまい、その他の、彼女の周囲に広がる可能性のある未来まで含めて見てしまう我々大人は「甘酸っぱい」と表現してしまうんだと思う。