友達にも彼氏にも恵まれた中学1年生の鮫川淳は、無難に楽しい毎日を送っていた。そんなある日、偶然出会った女子高生の圭と意気投合していくうちに、恋心が芽生え始め、それはやがて確信へと発展し…。多種多様な愛と青春を新進気鋭の作家が紡ぎ出す、純愛青春物語。
偶然出会った同性の先輩・赤星圭を好きになった鮫川淳。彼氏の六丸にその事実を伏せて別れを告げた。圭への想いを温める鮫川だが、その異変を怪しむ友人の瑠莉は、真相を知るべく密かに動き出して…!?
同性の先輩・赤星圭への恋心を抱く鮫川。だが、友人の瑠莉の陰謀で、クラスに“同性愛”をバラされてしまった。深く傷ついた鮫川は自宅に引きこもる。元彼氏の六丸は鮫川の復学のために悪戦苦闘するが、その矢先、鮫川のもとに一通のメモが…。彼女が下した重大なる決断は…!?
多様なる愛と青春の物語!! 辛い日々を乗り越えて圭への想いを断った鮫川だが、夏祭り会場でまさかの再会。一方で兄とのトラウマを暴かれた心。傷だらけの青春を送る2人の成長物語、万感の最終巻!!
友達だと思っていた子からのアウティング描写が辛く、読んでいてもメンタルをやられてしまうので気分が安定している時に読むべき。デビュー作で「自分から言葉にして伝えること」を描いていたのに対して、今作では他人からのアウティングを正面から描いている。 同性愛者当人である淳と同性愛者に人生を壊されてしまった心とのダブル主人公でやりたかったのかな…?と思うが、描き切れていない感じも。 現役大学生作家としてデビューした深山はな先生、まだ別の作品も読んでみたかったが、これを最後に筆を折ってしまったようで残念。
※ネタバレを含むクチコミです。
どんなときも優しくあれるように とはback numberの「水平線」の歌詞。 この子の苦悩、苦味すら感じる葛藤は本人からしてみたらこの世の全てが敵に回ったような、胃がひっくり返るような想いだろう。 大人はわかってくれない、とガキの頃は思うものだけど、実はその大人は共感が足りないだけでよくわかってたんじゃないか。 今の自分はどっちの目線でこの漫画を読めばいいのか。胃が痛い。 素晴らしく、甘くなく、ただ酸っぱいだけのはずの主人公の苦悩。 それを俯瞰して見てしまい、その他の、彼女の周囲に広がる可能性のある未来まで含めて見てしまう我々大人は「甘酸っぱい」と表現してしまうんだと思う。
友達だと思っていた子からのアウティング描写が辛く、読んでいてもメンタルをやられてしまうので気分が安定している時に読むべき。デビュー作で「自分から言葉にして伝えること」を描いていたのに対して、今作では他人からのアウティングを正面から描いている。 同性愛者当人である淳と同性愛者に人生を壊されてしまった心とのダブル主人公でやりたかったのかな…?と思うが、描き切れていない感じも。 現役大学生作家としてデビューした深山はな先生、まだ別の作品も読んでみたかったが、これを最後に筆を折ってしまったようで残念。