主人公の感性が独特でいい
アニメが評判いいので予習がてら1巻を…と読み始めたらサクサク5巻まで読んでしまった。「両親も友達も趣味もない、何もない」というともすればカイジみたいなノリの女子高生小熊に最初は面食らったのですが、カブと出会い友だちと出会うことで段々とどんな子なのかがわかってくる。冷めた感じにもちゃんと信念みたいなものがあるというか…。 カブを通じて自分の楽しみを探し出していく姿がどんどん頼もしく見えてきました。 私はこれからアニメも見てみますが、他の方の感想も知りたいのでよければ色々話しましょう。
両親なし、友達なし、趣味なし。何もない日々を過ごす女の子・小熊が、中古のスーパーカブと出会い世界を広げていくお話。
ちょっと遠出をしてみたり、バイトをはじめたり、同じカブ乗りの礼子と仲良くなったり、ささやかではあるけれど小熊の日常が変化していきます。
母親がいなくなっても学校にいてもご飯を食べてもポーカーフェイスだった小熊が、目を輝かせてカブに乗っている姿がとても眩しいです。
クールな子かと思ったら意外に気が強くて負けず嫌いで、読み進めていけばいくほど小熊がかっこよく見えてきます。
適度な疾走感と爽快感。少しずつ世界が変わっていくのがとても気持ちいい作品でした。