移民の殺し屋・ローズと、恋人の女子校生・紅華、そして紅華の父は教会の神父で、日頃からローズが告解している相手である。
それぞれがそれぞれに、自分の正体を隠したり人には言えない事情があるので、実はとんでもない三角関係(というのか?)の中に自分が置かれているというのを誰も知らないという構図。
そんななか、ローズは自由と引き換えに教会の神父を全員殺すという任務が課されます。もちろんいつも話を聞いてもらっている神父が紅華の父親だとは知らないままですが、ローズは言われたとおりに使命を果たすことができるのか。そして、紅華との関係はどうなるのか。紅華は同性の恋人が居ることを父親に話すことはできるのか。

ローズの殺しのシーンが冷静で的確で面白い。暗殺組織の検死担当者?にも完璧な仕事ぶりで「100%ちゃん」と呼ばれるほど。
シリアスなストーリーではありますが、すこしわがままな紅華にローズや父親が振り回されている様子には笑ってしまうようなコミカルさがあります。1巻の最後には「ああ、ついに…」という展開もあり、誰も不幸にならないでくれ、という気持ちで2巻を待ちたいです。

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探偵プロビデンス 迷宮事件解明録

探偵プロビデンス 迷宮事件解明録

ロンドン警視庁に未解決事件専門課を立ち上げた執念の捜査官スコット警部。そこに名探偵になりたいから地球に来たというポンコツ宇宙人のノイングが突然やってきて、二人でロンドン市民を揺るがす迷宮事件の解明に挑むことになった! ノイングが持つ地球の全てを見通す超技術装置のおかげで犯人はすぐに判明するが、逮捕に至る証拠がつかめない――。そこでスコット警部はどうするか? これぞ、逆転ミステリー!

殺し屋と恋人と、その父親。厄介過ぎる三角関係の行方は #1巻応援にコメントする
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